先日のお箏のお稽古の時に、「ウグイスが仕上がったら次はホトトギスをしましょうね。」
と先生に言われて教本を頂いたのですが、次の練習日に以前やっていたことをお話ししますと、
「そうでしたか、ごめんなさい。」
と言われて譜面の代金を返してくださいました。
私はすでに自分が弾きやすいよう新しい本にも手書きを入れて汚していましたので躊躇したのですが、
「大丈夫ですよ。気にしないで。」
とおっしゃって、ご自分がかぶられる格好になってしまいました。
多くのお弟子さんを抱えておられる先生ですので、大変な気苦労も沢山あると思います。
いつも自分の事は二の次で何かにつけお弟子さんたちのことを真っ先に考えて下さっている先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
自分の体が動ける限りはお箏だけでなく、人としての在り方も学んでいきたいと思っています。