今日、兵庫県尼崎市の福永管楽器さんでトロンボーンのスライドの凹みを修理してもらった。
修理対象はヤマハの891Zとマルカートのトロンボーン。マルカートはトロンボーンを始めたときに使用した楽器で、というか、酔った勢いでネットでポチッてしまい、現物が届いたのでそれがきっかけでトロンボーンを始めた。
ヤマハ891Zはスライドに小さな凹みがいくつかあった。本人がわかっていたのは自分がへこませた1か所だけで、あとの凹みはまったく気が付いてなかった。
マルカートは、致命的な凹みがスライドの根本(つば抜きの近く)に1か所、つば抜きの横(スライド操作に影響しない所)に1か所あったが、スライドに影響するところだけ修理してもらった。作業してくれたのはY沢さん。(和歌山のH楽器のN本さんから紹介してもらった)
作業を見ていると、細長い鉄棒を万力で固定し、スライドを差し込んで、凹みの部分に鉄棒の先端を当て、スライドの内側から凹みを戻す、という感じのものだった。そしてスライドと中菅を目視でゆがみをチェックして、やおらロッドに清掃用の布を巻いて、ZIPPOオイルをつけてスライドの内側をクリーニング。白い布が真っ黒に!
2本のトロンボーンは見事復活しました!!
「エー、こんなに安いの!」と驚きながら支払いを済ませ、しばらくY沢さんと歓談。高校まで和歌山市内に住んでおられたこと、コロナ禍での演奏活動など話して、感謝、感謝の後、失礼しました。
立派な医師は体を治してくれる、Y沢さんは傷ついた楽器を治してくれる、だから治してもらった方は、感謝と尊敬の念を抱く。
最近KYで自己中な医者に辟易していたこともあり、今日は名医に出会ったような晴れやかな気分になって帰ってきました。
これで自分の腕前も上がれば最高だ。