今日も損切り!徒然なる列車

損切続きの人生ですが、そんな事は忘れて鉄道旅や鉄道模型とかの話、日常生活での発見や思い浮かんだ話とか書いてみます。

急行電車男 前編16

2020-02-02 20:15:21 | 鉄道旅行

立山、黒部旅行4

 この旅行前に叔父の付き添いでハーフサイズカメラを買いに行きました。費用は両親持ちです。この旅行で撮った写真があるはずなので探したものの見つからずで、このブログの投稿も延び延びになってしまいました。また写真が出てきたら追加で投稿します。

 電車は終点千寿ケ原に到着しました。「千寿ケ原」は後に「立山」に改称されましたが、私としては今でも「立山」でなく「千寿ケ原」の駅名の方が好きです。

 千寿ケ原でケーブルカーに乗り換えます。車内は結構乗っていて座れませんでした。意外にも途中にトンネルが有り、それを抜けたあたりから木々の間から垣間見る景色は、先ほどまで乗ってきた電車が走っていたと思われる谷間が下方に見渡せて、いささか高所恐怖症を覚えました。それまで2度ほど叡山ケーブルに乗りましたが、これほどの雄大な景色を見た事もなかったし軽い恐怖心を覚えるような事もありませんでした。もっとも後年知ったのですが、叡山ケーブルの方が最大勾配ではやや劣るものの高低差や距離では勝っていたのです。恐らく叡山ケーブルの線路周辺はすっかり木々に覆われていたため周囲の視界が遮られていたためだと思います。とは言え叡山ケーブルが開通した当初ははげ山で見通しも良かったようです。

開業当初の叡山ケーブルカーです。

 

 終点の美女平からバスに乗り継ぎました。ここまでほとんど事前に詳細なスケジュールを聞いていなかったのでどこへ連れて行かれるのかわからないままに皆に付いて行くだけでした。

 もうバスの車窓からの景色もほとんど忘れてしまいましたが、道中カーブの連続で弥陀ヶ原からは未舗装の道路に変わりました。このあたりまで来ると高い木々もなく草原の中を行く高原バスと言った感じです。

 終点室堂まで1時間以上掛かったように思います。その間天気が少しずつ悪くなって行き、室堂に到着したころには霧がかかって周囲の山々が全く見渡せません。おまけにしぐれ模様となって家から持参したのか売店で借りたのか忘れましたが合羽を羽織ることになってしまいました。 晴れていたらさぞかし素晴らしい景色が見渡せたのだろうと参加者の誰しもがそう言っているのを耳にしました。

 それでもせっかく来たのだからと近くの地獄谷とかみくりが池とかを叔父らと散策しました。地面から煙が出て硫黄のにおいを嗅ぐのも初めての体験でした。みくりが池の方はこんな天候でしたのでただの池と言ったところであまり感動はありませんでした。

 室堂のバス停に戻り近くにあるプレハブ造りの食堂で昼食に立山そばを食べました。その後、参加者全員で記念撮影を撮ってから再びバスで来た道を引き返しました。当時はまだ黒部ダムに出て長野県側に至るルートが完成していなかったために室堂で行きどまりだったのです。


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