今日も損切り!徒然なる列車

損切続きの人生ですが、そんな事は忘れて鉄道旅や鉄道模型とかの話、日常生活での発見や思い浮かんだ話とか書いてみます。

31年前の北海道旅行10

2008-07-18 21:46:44 | 鉄道旅行
 青森には定刻の1206を20分も遅れて、上野から14時間近くかけてのようやくの到着である。すぐに連絡線待合室へと移ったが、待合室は21便の出た後でもあるのでガランとしている。ここで次の便の乗船開始時刻1415まで2時間近く過ごさなければならない。新聞を買って読んだり,玉子入りソバで腹を満たしたりして時間を過ごす。待合室から海を眺めると、風があり波が少し高そうだ。船が揺れそうだ。
 乗船開始前になろうとするのに乗客は少なそう。ガランとした待合室でキャッチボールをする連中もいる。1405着の24便が着いて待合室がややにぎやかになって間もなく、1435発23便の乗船開始のアナウンス。しかし、並ぶ人は少なく、私はゆっくりと後から乗り込んだ。改札では乗船名簿を渡すだけ。周遊券を手に持って見せようとしても見向きもしない。おかげで手から周遊券を落としてしまったではないか。
青函連絡船23便は、青森、函館方とも連絡する優等列車がないため、予想以上に空いていて、二つに大きく分けられる普通船室の一つを閉鎖しており、乗客は後ろ寄りの船室に入れられた。船は松前丸。初めての船だ。私は、空いているのでイス席はやめてカーペット敷きのマス席へ。1BOX定員12名だと思われるが,各BOXとも4~5人。私は窓際に一ヶ所空いていたマスを見つけ荷を降ろしていると、二人組みの男が窓際に割り込んできて大きな声で話し出した。彼らのそばでは寝てられないと思い窓のない中央のBOXに移動。こちらは私を含め3人だけ。大の字で寝られそう。波は高く歩くのに少し不自由するくらいに揺れる。しかし、横になるとそんなに揺れは感じない。ただタービンの音がやや大きいが。シュラフを枕にして寝ることにする。
 昨夜はほとんど寝られなかったのでよく眠れた。17時頃に目を覚ます。1730頃にヒゲをそりに洗面所へ行く。船の洗面所は単なる便所の手洗いではなく洗面用に作られているので、明るくゆったりとスペースがとられている。
 夕日に赤く染まる空の下1825定刻に函館到着。例によって到着前に行列ができたが短い。連絡列車もないから殺気立ったところもなく、私は到着するまで席に腰を下ろし、ゆっくり後の方から下船した。戻ってきたぞ函館に!


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