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ありがとう、さよなら ヨツール

2015-11-24 08:59:30 | 日記
「ヨツール」



22年前、家を建てた。
この吹き抜け7mのリビングを…



温めるために取り付けた、ノルウェー製 薪ストーブ
「ヨツール」



富士吉田にあるストーブ屋で見つけ一目惚れして購入した。
ストーブ本体からの放射熱は、もちろんの事、煙突からの放射熱もリビングを温めてくれた。



だから、二階の子供部屋も温まるように、子供部屋に小窓を開けて熱を送った。



寝る前に、太い薪を一本入れておけば、朝までほんわり暖かった。
銅製の寸胴鍋を置けば、シチューやカレーが美味しくできた。

石油ストーブやファンヒーターと違い、薪の火は、優しく柔らかくて暖かい。
なにより薪の火を見ているだけで、ホッとくつろげた
最初のうちは、張り切って火を焚いていた夫だが、そのうち寝坊助の夫に代わり、朝一番早く起きる私の仕事に…。私は、火起こしの達人となった。

松の木を燃やすと、400度以上も温度が上がった。


檜が一番いい温度で長い時間 燃えた。
薪は、全て建築会社から端材をもらって割っていた。おまけに我が家の隣りは、材木屋さん。材木屋さんからも端材をもらっていた。つまり、薪代 0円!

10数年経つと、扉に不具合が生じた。久しぶりにストーブ屋さんに連絡するが、電話がつながらない。建築会社を伝に調べてもらうと、店主が亡くなり、しばらくは店を閉めているそうだ。

丁度その頃、薪割りに疲れ始めていた夫は、新しいストーブ屋を探すこともなく(その頃、私の町に薪ストーブ屋はなかった)、そこから、このヨツールは、オブジェと化してしまった

ところが、この秋の初め、少し家の中を修理した時、工務店さんが、この薪ストーブに目を付けた。
「最近は、ペレットストーブが主流ですよ。」
「煙突が、勿体無いですね~。」

そう、薪ストーブって、煙突の値段が高いのだ!

ペレットストーブは、タイマー、リモコン付き。燃料であるペレットは扱いやすい。掃除も簡単。便利性を優先して新しくペレットストーブを入れることになり、薪ストーブと煙突の切り離しをした。

昨年、私の町にも薪ストーブ屋が出来て、煙突の切り離しと掃除を依頼した。

そして…



あぁ、なんて姿

薪ストーブ屋さん曰く
「いいストーブです。直せばまだまだ使えますよ。今は手に入りませんからね。」
「煙突もいい状態です。乾燥した、いい薪を燃やしましたね。」

この薪ストーブは、友人H君の家に行く。最近、ピザ窯を手作りした彼は、きっと、この薪ストーブを復活させることだろう。
「H君のピザ窯」



重量200キロ。どっしりとした風格で、リビングに居座り、私たち家族を温めてくれた。

ごめんね、ヨツール。
最後までちゃんと使えずに
そして、ありがとう。私たち家族の身体も心も温めてくれて。
さよなら、ヨツール

側面のレリーフ、好きだったよ

コメント (2)
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