My競馬三昧の日々

私、美浦のブルボンと競争馬の軌跡。
一口愛馬の近況や馬券予想をマッタリとお送りしていきます。

希少価値

2018-08-17 02:20:40 | プロレス
G1覇者棚橋が権利書の相手に指名したのはオカダ。

始めはこれは初の権利移動→ドームでのレインメーカー再プッシュの流れがあるのかと思ったのですが、棚橋のインタビューを見てその線は消えたかな?と。

それは「ケニーのプロレスは好きじゃない」というワード。
さらに本人がイデオロギーの闘いとまで言っています。自身の立ち位置を考えた際に、一番の切り札を最初にきる辺りはエースの見事なセルフプロデュース力を感じます。今の棚橋がトップグループに食い込むにはこれしかないですからね。

ケニーのプロレスを四天王プロレスにオーバーラップさせる方が多いようですが、個人的には「ハードコアストロングスタイル」と捉えてます。絵札カードを延々と交互に出し合うのが四天王プロレスならプロレス脳をフル回転させて自身のムーヴを繰り出すのがケニーや飯伏のスタイル。元々は路上や人形相手にやっていたスタイルですからアイデア命なわけです。
まぁ、結果的にとてつもない消耗戦になり、体に大きな負担がかかるという点は共通してますよね。

これに対してオカダや内藤は対応出来るどころか、ピッタリとはまりますよね。でもそれは彼らの驚異的な受けの強さとスタミナがあるから。名勝負製造機と言われるケニーですが、これは相手が自身のスタイルに対応出来る、してくれるというのが条件となります。ですから、次の石井戦も鉄板なんです。石井は全部受けた上で自分のムーヴも出せますからね。

では、棚橋はどうでしょう?
恐らく同じステージで対峙することは出来ないでしょう。それを見越しての先のイデオロギー発言ですよね。要するに今の内に予防線を打っていつもの足攻めプロレスをやるからねという宣言。
ただ、これをやられると困るのがケニー。自身のスタイルに相手が乗ってくれないとなるとどう魅せれば良いのか?

ヒントはドームのジェリコ戦。あの時は同郷のレジェンドに対して相当遠慮していたというか諦めて自爆ハードコアで魅せていた印象があります。

時代に取り残されたことで逆に希少価値を産み出した棚橋の古典プロレスとある意味相手の協力が不可欠なハードコアストロングスタイル。交わらないスタイルがどんな試合を作るのか?ドームでやるとしたらこれは案外、大胆な賭けになりそうです。

…棚橋はVトリガー受けたくないでしょうね(笑)
コメント
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