４日の土曜日、お決まりのコース居酒屋に行く。美味い酒のつまみがあるか黒板の品書きを見た。ホヤの刺身３２０円とある。食したときはない。興味深深で大将に注文した。ホヤは東北の夏を代表する味覚だということは知っている。刺身皿に盛り付けられたホヤ、わさび醤油で初めて食してみた。独特の香りがある。ほんのりとした苦みと甘みがある。そしてコップのビールを一気に飲む。美味しく幸せを感じる一瞬である。ホヤは紅色の丸い殻に覆われ、表面にイボ状の突起がある形から「海のパイナップル」とも呼ばれているという。私が食べたホヤは「マボヤ」だという。大将の調理をカウンター越しで見ていたら、中のオレンジ色の身を取り出して皿に入れ。内臓は取り除いていたようだ。刺身、酢の物がお決まりというが、炊き込みご飯にも合うという。姿はグロテスクだが食したら美味いので、夏場限りのホヤ、皆さんも食べて見てはどうだろう。