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東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

start to do と start doing のはなし

2018-07-21 12:05:42 | 英語の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

中2の英語教科書に、
They started living near the rock over 40,000 years ago.
(彼らは40,000年以上前に、その岩の近くに住み始めた)
という文があります。

この start は、動名詞to不定詞 のどちらも目的語にとる動詞ですが、 オックスフォード実例現代英語用法辞典 には、両者(動名詞とto不定詞)の間には重要な意味の違いはないとあります。

ただし、進行形 の後は to不定詞 のほうが好まれ、例えば、
I’m starting to learn karate.
(私は空手を習い始めたところです)

× I’m starting learning karate.
とはせず、さらに、understand、realise、know のような 状態動詞 の場合も to不定詞 のほうが好まれ、例えば、
He started to realise that if you wanted to eat you had to work.
(彼は食べたければ、働かなければならないということがやっと分かりかけたようだ)

× He started realising ・・・
としないとあります。


また、 ウィズダム英和辞典 には、「動名詞to不定詞 も同じように用いられるが、to不定詞 の方が行為の開始を意識した表現であり、行為そのものが継続しない場合がある。これに対し 動名詞 は通例ある程度継続する行為を示す」とあり、例文として、
Jim started to say [非文 saying] something, but he changed his mind.
(ジムは何か言い始めたが、気が変わってしまった)
を挙げています。


頭に入れておくと役に立つかもしれません。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (桃子)
2020-09-12 11:40:57
中学校の教科書に、
The bell rang and the train started to move.
という文があり、違和感を持ったのですが、その後電車が動き続けることを考えると、やはり started moving のほうが適切なのではないか、と、こちらのブログを拝読して感じました。ご解説ありがとうございます。
返信する
ありがとうございます (東久留米の学習塾塾長)
2020-09-12 12:06:56
桃子様

ブログを読んで頂き、ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
返信する

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