こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
今回は、整数問題です。
問題は、
「2桁の整数であって、いずれの桁の数も元の数を割り切るものの総和を求めよ。」
です。
2桁の整数Nを
N=10a+b
としましょう。
ここで、a、bはNを割り切るので a,b≠0 から
1≦a,b≦9 (1)
の整数になります。
このとき、Nはaで割り切れることから
は整数になり、したがって、aはbを割り切り、
b=ka (2)
とすることができます。
ここで、
から、kは、
を満たす整数です。
さらに、Nはbで割り切れることから
は整数になり、したがって、bは10aを割り切ります。
すると(2)から、kaは10aを割り切ることになり、したがって、kは10を割り切ります。
ここで、10を割り切る正の整数は、1、2、5 なので、k=1、2、5 になります。
ここから、kの値で場合分けしましょう。
● k=1 の場合
(2)から a=b で、
N=11、22、33、44、55、66、77、88、99
です。
● k=2 の場合
(2)から a=2b で、
N=12、24、36、48
です。
● k=5 の場合
(2)から a=5b で、
N=15
です。
以上から、条件を満たすNの総和は、
11+22+33+44+55+66+77+88+99
+12+24+36+48
+15
= 11×(1+2+3+4+5+6+7+8+9)
+12×(1+2+3+4)
+15
=11×45+12×10+15
=495+120+15
= 630
で、これが答えです。
簡単な問題です。
今回は、整数問題です。
問題は、
「2桁の整数であって、いずれの桁の数も元の数を割り切るものの総和を求めよ。」
です。
2桁の整数Nを
N=10a+b
としましょう。
ここで、a、bはNを割り切るので a,b≠0 から
1≦a,b≦9 (1)
の整数になります。
このとき、Nはaで割り切れることから
は整数になり、したがって、aはbを割り切り、
b=ka (2)
とすることができます。
ここで、
から、kは、
を満たす整数です。
さらに、Nはbで割り切れることから
は整数になり、したがって、bは10aを割り切ります。
すると(2)から、kaは10aを割り切ることになり、したがって、kは10を割り切ります。
ここで、10を割り切る正の整数は、1、2、5 なので、k=1、2、5 になります。
ここから、kの値で場合分けしましょう。
● k=1 の場合
(2)から a=b で、
N=11、22、33、44、55、66、77、88、99
です。
● k=2 の場合
(2)から a=2b で、
N=12、24、36、48
です。
● k=5 の場合
(2)から a=5b で、
N=15
です。
以上から、条件を満たすNの総和は、
11+22+33+44+55+66+77+88+99
+12+24+36+48
+15
= 11×(1+2+3+4+5+6+7+8+9)
+12×(1+2+3+4)
+15
=11×45+12×10+15
=495+120+15
= 630
で、これが答えです。
簡単な問題です。