東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

図形問題(51)

2020-09-19 09:36:26 | 数学・算数の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今回は、2016年AIMEの図形問題です。

問題は、
「△ABCの内心をI、∠ACBの二等分線と辺ABとの交点をLとし、直線CLと△ABCの外接円の交点でCでないほうをDとする。
ここで、mとnを互いに素な整数として、

になるとき、m+nの値を求めよ。」
です。

図1に問題の図を描きました。


▲図1.問題の図を描きました

まず図2のように、BとDを直線で結びます。


▲図2.DB=5です

ここで△DBIに注目すると、円周角の定理と三角形の2つの内角と外角の関係を利用して、
∠DBI=∠DBA+∠ABI=∠DCA+∠ABI=
∠DIB=∠IBC+∠ICB=
になることから、∠DBI=∠DIB、つまり、△DBIは二等辺三角形で、したがって、
DB=DI=DA+LI=3+2=5
です。

一方、図3のように、△ACL∽△DBL(円周角の定理から∠CAL=∠BDL、∠ACL=∠BDL)で、このとき、DB:DL=5:3からAC:AL=5:3です。


▲図3.△ACL∽△DBL、AC:AL=5:3です

あとは、角の二等分線定理を利用して、

になり、したがって、m=10、n=3から、m+n= 13 で、これが答えです。


簡単な問題です。