東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

several のはなし

2018-06-09 11:11:43 | 英語の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

中2の英語教科書に、
Well,there are several sushi restaurants in this town.
(ええ、この町にも何軒かの寿司屋がありますよ)
という文があります。

この severalウィズダム英和辞典 で引いてみると、その語法解説に、
(1) several は通例3ないし5、6くらいの数量を表し、可算名詞だけに用いられる。これに対して、 some は漠然とした数を表し、不可算名詞にも用いられる。

(2) a few は「少数の」の意味を表すが、several は「少ない」の語感を持たない。そのため only several としない。only a few[×several] year ago (ほんの数年前に)

(3) several は「いくつかの」の意味では通例冠詞と共に用いることはできない。 the few[×the several] boys (その数人の男の子たち)
とあります。

さらに、表現のための実践ロイヤル英文法 の「不定の数を表す形容詞のニュアンス」という解説には、「喜んだ人が何人かいた」という例文を使って some、a few、a number of、several の違いを説明していて、そこには、

Some people were happy.
 ⇒ 「喜んだ人いた」といった感じ

A few people were happy.
 ⇒ 「喜んだ人もいたが、 大した数ではなかった」といった感じ

A number of people were happy.
  Several people were happy.
    
 ⇒ 「喜んだ人は[数人しかいなかったが、それでも]意外と多かった」といった感じ
   「喜んだ人も結構いましたよ」というような場合によく使われる 
とあります。

  
教科書の文は、「(この小さな町にも)意外と多くの寿司屋があるですよ」というような感じなのかもしれません。