生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

懺悔文

2018-02-26 19:47:19 | 日々の暮らし
ご質問が多かったので

1.懺悔文

原文
我昔所造諸悪業 [がしゃくしょぞう しょあくごう]
皆由無始貪瞋痴 [かいゆむし とんじんち]
従身語意之所生 [じゅうしんごい ししょしょう]
一切我今皆懺悔 [いっさいがこん かいさんげ]

読み下し文
我れ昔より造る所の諸[もろもろ]の悪業[あくごう]は、
皆な無始[むし]の貪[とん]瞋[じん]痴[ち]に由り、
身[しん]語[ご]意[い]従[よ]り生[しょう]ずる所なり。
一切を我れ今[いま]皆な懺悔[さんげ]す。

現代語訳
私が昔からなしてきた様々な悪しき行いは、
すべて始まりもない太古からの貪りと怒りと愚かさを原因として、
身体と言葉と心によってなされたものである。
貪[とん]・瞋[じん]・痴[ち]は、それぞれ貪り・怒り・愚かさという、生命の三つの根本的煩悩であり、仏教ではこれを三毒[さんどく]と呼んでいます。よって、この一文は「すべて、始まりもない過去からの、自分の貪りと怒りと愚かさの、三つの毒のような煩悩から起こったものであり」という意味になります。


合掌



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懺悔文

2018-02-26 12:38:42 | 日々の暮らし
1.懺悔文

原文
我昔所造諸悪業 [がしゃくしょぞう しょあくごう]
皆由無始貪瞋痴 [かいゆむし とんじんち]
従身語意之所生 [じゅうしんごい ししょしょう]
一切我今皆懺悔 [いっさいがこん かいさんげ]

読み下し文
我れ昔より造る所の諸[もろもろ]の悪業[あくごう]は、
皆な無始[むし]の貪[とん]瞋[じん]痴[ち]に由り、
身[しん]語[ご]意[い]従[よ]り生[しょう]ずる所なり。 
一切を我れ今[いま]皆な懺悔[さんげ]す。

現代語訳
私が昔からなしてきた様々な悪しき行いは、
すべて始まりもない太古からの貪りと怒りと愚かさを原因として、
身体と言葉と心によってなされたものである。
貪[とん]・瞋[じん]・痴[ち]は、それぞれ貪り・怒り・愚かさという、生命の三つの根本的煩悩であり、仏教ではこれを三毒[さんどく]と呼んでいます。よって、この一文は「すべて、始まりもない過去からの、自分の貪りと怒りと愚かさの、三つの毒のような煩悩から起こったものであり」という意味になります。







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三毒を捨てる

2018-02-26 04:38:53 | 日々の暮らし
私の好きな、

お経の中に懺悔文(ざんげもん)という

短いお経があります。

その意味を訳すと、

幸せな人生を送るためには、

欲張らないこと。

怒りを鎮めること。

愚痴を言わないこと。

自分に起こった、良いこと、

悪いことも含め

すべてのことを、

ありのままに受けとめる。

できない時は、

まだ未熟だなと、

振り返る。

そして、新たな気持ちで、

前向きに生きる。

というお経の文句です。

この短い28文字のお経の中に


「三つの毒」が出てきます。

人のものを欲しがったり、手に入れようとすること。


怒りに任せて、我を忘れること。


いつも愚痴ばかりいうこと。

この三毒を止めましょうと

説いています。

誰もが持っている三毒。

止められなくて、

当たり前。

未熟なことを

分かりながら、

そうありたいと

前向きに生きれば

いいのです。


気づくことが


大事ですから。



私はお陰さまで、

怒りと愚痴は


絶対止めていますよ。


あとは欲だけは


まだまだ


捨てられません。





合掌
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映画の支配人

2018-02-26 00:11:37 | 日々の暮らし
私はたくさんの言葉に

勇気を頂いて来ました。

その時、その時
心に響いた言葉を
大学ノートやメモ帳に残して来ました。

「生きるノート」になりました。

思い出すのは、私が若い頃、営業で宣伝広告を貰う為に映画館周りをしていました。

たくさんの映画会社を担当していましたが、

中でも東映の支配人は物知りでした。

人生の役にたつ言葉をよく話すので、私は

大学ノートに会話中に書き写す許可を貰って

気に入った言葉を
書き込みました。

すると、支配人は今度封切りされる映画の

誰々のセリフがいいと、
話してくれました。

それから、映画やテレ

ビドラマのセリフを

書き写す日々も多くなりました。

支配人と言葉の大切さを楽しんでいました。


それが営業に役立ち、

封切り予告の宣伝広告をどこよりも

一番多く頂くことになりました。

一石二鳥です。

夕飯に招待されたら、


美しい奥さんに驚きました。

女優さんで、人気が出る前にプロポーズしたとか。



私が書で大きな展覧会で入選した時、

君それはすごい事だよ

とお祝いしてくれました。

ありがたい人生の師として今でも忘れられません。

その時の、メモ帳より

「花は臆病ではない」

花は

人間のように臆病ではない。


花によっては死を誇りとするものである。

日本の桜がそうで、
彼らはいさぎよく

風に身をまかせるのである。

(岡倉天心)

花が咲き終わる時期になると、

そよそよとした風にも

、桜は身をまかせて

風の方向へと飛んでいく。


何の力も入れず、


これを

「いさぎよく」と

表現したのだ。


怨みや、未練、悩み、

苦痛を残さず散る。

これが、日本人が愛す

風情なんだ…。


「一歩退け」


人情は反復し、世路(

せろ)は崎嶇(きく)たり。


行くに去(ゆ)けざる

ところは、すべからく

一歩を退(しりぞ)く

の法を知るべし。

(洪自誠、明の時代の中国人)


人生にはいくつもの壁がある。

前に進みたくても進めない時には、

一歩退けという教えです。


サメやマグロはいつも前進していないと生きていけないが、

猪突猛進だけの人もだめです。


時には一歩退き、

相手にゆずり、

我を捨てる。

この方が人生の壁を

うまく越えられる

ことが多いものだ…。


「裏を見せ

表を見せて

散る紅葉」

(良寛)

今日は

思いでの人と交わした


言葉の力を

紹介しました。



合掌

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