グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

October surprise 11/8 米国の先行き4年の命運をきめる、世界も。。。。。

2016年11月06日 | 資産運用

先週末までの欧州と米国の株式市場の展開は?

欧州地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
FTSE 100 6,693.26 -97.25 -1.43% -4.98% 5.34% 11/4/2016
DAX 10,259.13 -66.75 -0.65% -2.21% -6.63% 11/4/2016
CAC 40 4,377.46 -34.22 -0.78% -1.63% -12.17% 11/4/2016

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 17,888.28 -42.39 -0.24% -1.93% -0.12% 11/4/2016
S&P 500 2,085.18 -3.48 -0.17% -3.18% -0.67% 11/4/2016
NASDAQ 5,046.37 -12.04 -0.24% -4.65% -1.96% 11/4/2016

週間の動向は特に印象的な展開となりました:

指標     週初め     週末      変化   年初来

DJIA 18161.19 17888.24 -272.91 -1.5% +2.8%

NASD 5190.10 5046.37 -143.73 -2.8% +0.8%

SP500 2126.41 2085.18 -41.23 -1.9% +2.0%

R2000 1187.61 1163.61 -23.80 -2.0% +2.5%

FBIによるクリントン氏に対する電子メールの内容がいまだにすべて終了しておらずさらなる調査を開始するとのニュースはそれまでクリントン氏に対する有利な選挙前の観測による株式等のポートフォリオの見直しを強いられました、しかしながらFRBが重視する経済指標である雇用関連の数値はS&P500の200日線(2083)より下のネガテブな終了をかろうじて避けました、先週までの第3四半期の主要企業の決算発表は先行きの展望が芳しくありません、(FB)フエースブツクが代表です: FRBは選挙引けて大きなイムパクトを与えるかもしれない政策金利の変更は避けました、現時点では先物市場での12月の引き上げの可能性は74.2%から66.8%と下降しています:長い米国の大統領選挙の歴史の中で今回の両候補はともに米国市民総体からの観測から見ればベストでないこのましからなる大統領なのかもしれません、最後の瞬間まで目を離せない不透明な展開です、:

顧客宛のメールの一部をここに紹介いたします:

顧客の皆さま  11月4日  10月の運用

皆様もよくご存じのように11月8日の大統領選挙を控え米国の金融市場はFRBですら先の見えない選挙の先行きにすべて経済指標のみを頼りのであり政策金利の引き上げも選挙にどのような影響を与えるのか読み切れず先送りの状態です、10月の25日まではクリントン氏が優勢であり選挙人数もトラムプ氏をはるかに上回りました、しかし(October Surprize)が起きました、クリントン氏へのFBIによる公務で私用メールを使用し機密保持に問題が生じた問題の再調査を表明し形勢は変わりました: 米国では州別に(qualified Voter)選挙人を選出し、(週単位で候補者を決める総取り方式で)538名の選挙人の総数の過半数(270人)を得たものが大統領になることができるのです、3日の時点では226vs180deでクリントン優勢に見えますが132の選挙人が態度を決めていない模様なのです、忘れてはいけないことはトラムプ氏には(隠れ支持者)多く存在していることです、132名の中で90名が共和党支持に回ればトラムプ氏が大統領に選出されることに決まります:
米国民の良識と自浄感覚がどのように選挙人の行動に反映されるのか世界は注目しています:もし共和党が勝てば金融市場、のみならず外交内政に大きな変動が起きるのではと観測されています:S&P500はここ8日間続落し2088.408ポイントと7月5日以来の4か月ぶりの安値です、8日の連続下降はリーマンショツクの以来の事象です、皆様の10月の成果も最後に週間動向と金価格の低位横ばいが要因で成果はネガテブでした: 金価格はここ数日で1300ドルを回復し多少明るい展望が見えています、優先株やベビーボンドの配当等は変化はありませんので資産全体の収益は3-5%は必ず確保できますが、それ以上の成果はETF(GLD、GDX等)の成果にかかります、期待しましょう: しかしVIX別名変動制指数の数値は20%を超え英国の欧州離脱の数値以来の高い水準であり警戒感は持続すべきです:SP500のみならずNASDの5058と同じく7月19日以来の安い数値です:日本の株式市場も円高にぶれていることもありますが16,800円の水準で4日正午推移しています:市場展開には惑わせられないスタンスで事態の推移を見極めるように努めます:


読者の中に米国の証券会社にて運用してみたいと考慮中の方は下記にご連絡ください:

horushkbkup@gmail.com 対応いたします: