グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

中国経済崩壊の兆し、経済指数の悪化が世界株式同時株安に: 元安介入の悪影響も。。。。

2015年08月22日 | 筆者のひとりごと
リーマンショツクに対応し50兆円近い資金を供給し世界の経済環境にカンフル的な役割を果たした中国政権は回復以後の財政の運用を誤り実力以上の株価の上昇を招き闇金融市場等の展開に適切な対応もせず放置また実力以上の中国元の対ドルレートを引き上げ国外に中国の成長を顕示する外交上の展開と合わせ自国内の経済の実情を放置し不慣れな為替操作を実行し輸出産業を助けようとした行為を世界の投資家は中国経済はそこまで悪いのかと疑心暗鬼となり上海株式市場の過剰な売り展開につながりました、中国の株式市場は素人の投資家が80%以上でありしかも株式の借入による信用取引が主体がパニツク的な売りが売りを呼び今日にいたつています、日本市場は比較的冷静に対応してきましたが米国の投資家は中国経済に先行きの信頼を失い投資資金の引き上げも兼ねた行動に移行し始めています。 米国経済自体は比較的堅調に推移していますが大手企業の売上比率が50%近いところも多く米企業自身の今後の先行きの経済活動を制約する可能性もあり昨日21日の3.2%近い急落となつています:中国の上海インデツクスは11.2%近い暴落に近い展開です: S&P500は今週5営業日で5.8%下降しています:

週間動向は:

指数      週初め       週末《21日)       変化         年初来

DJIA  17477.40  16459.75  ー1017.65  -5.8%   -7.6%

NASD   5048.23   4706.04   -342.19  -6.8%   -0.6%

S&P500 2091.54   1970.89   -120.65  -6.8%   -4.3%

R2000  1212.69   1156.79   -55.90   -4.6%   -4.0%

米国株市場は年初以来の上昇率をついにネガテブな展開としています:中国のGDPが7%から6.5%に引き下げられました、1200億元の資金の市場放出をしましたが株式市場を冷却できません、また他の要因としてはギリシャの今後の展開です、9月20日の総選挙如何ではは再びギリシャ問題は大きな経済展開の障害になる可能性もあります:  日本の株式市場は18500円まで225が下降しても驚きません:米国株式のこの先の展開が対ドル日本円の動向と合わせて最大の注目事項になります、121円レベルに金曜日すでにテストしています:
しかしにほんえんは120.35銭を割り込まなと予測しています:

商品市場の低迷特にWTIの40ドル割れはショツクです、もし39ドルより下回れば悪影響が世界的に広がります、しかし最大需要国の中国経済の立ち直りが所見できなければ原油市場の低迷は継続するでしょう:

為替市場の展開はドル売り展開が所見されます、日本円は無論円高傾向、ユーロは1.13の水準まで回復しています; 問題の中国元は
6.3865と6.4000元高をかろうじて維持していますが中国人民銀行の為替操作にはこの先注意する必要が大です:

債券市場に資金は流れています:10年債のイールドは2.04%と先週の平均2.20%、先月の2.32%t6オ比較して大幅に買い上げられています: 要因には現状の世界市場の動向を観測すればはたして9月の金利政策の変更引き上げが可能かどうかです:

中国のPMIの6カ月継続の50数値割れはは製造業の下降を示す顕著な数値です、米国市場は昨年10月のエボラ菌騒ぎ以来の悪い市場展開です:

米国の投資家はここ10年間金利の引き上げに経験がなくどのように対応していいのか方向感を持てないのが実情でありこの先第Ⅲ四半期のGDPは2.5%-3%に推移し失業率は4-4.5%に下降しFEDはこの先2年間で3.25%まで引きあがると考慮すべきだと連銀の高官
セントルイス連銀もBULLARD氏は述べています: 筆者も同様の観測をしています