ある会社の役員とお食事をした。
老舗で働く一番の「若手」の彼に意地悪の質問をした。御社にとっていま一番必要なものは何か、と。 その取締役は即座に、危機感だ、と応じた。エリート組織である彼らには危機に直面してもそれをオープンにすることはなく、一部の人間で対応していたら、その時期を乗り越えられたという歴史があったらしい。幸運にもその危機の時期が過ぎ去り、いまのほほんとした雰囲気になってしまったようだ。この厳しい時代にこの空気だと(会社はつぶれはしないが)明るい未来はないと強くその役員はかんじているようだった。明治時代創業のその会社に「先鋭」の危機感が伝わっていくか、この先が楽しみだ。
老舗で働く一番の「若手」の彼に意地悪の質問をした。御社にとっていま一番必要なものは何か、と。 その取締役は即座に、危機感だ、と応じた。エリート組織である彼らには危機に直面してもそれをオープンにすることはなく、一部の人間で対応していたら、その時期を乗り越えられたという歴史があったらしい。幸運にもその危機の時期が過ぎ去り、いまのほほんとした雰囲気になってしまったようだ。この厳しい時代にこの空気だと(会社はつぶれはしないが)明るい未来はないと強くその役員はかんじているようだった。明治時代創業のその会社に「先鋭」の危機感が伝わっていくか、この先が楽しみだ。