いつも、よく行く場所がある。
その男も、時々そこに来ている。
ある日、男が声を掛けてくる。
「寒いですね」
「ええ。 朝から雪が
ちらついてましたよ。 今日は」
「よく、ここに来てますよね」
「近くに、住んでいます」
「僕、仕事でここに。
よく寄るんですよ」
「そうですか」
「○○で働いてます」
「私、バイトで昔、そこにいましたよ」
「えっ。 △△さん知ってます?」
「可愛がって、貰ってました」
「知ってるんですね。 帰りに、
よく駅まで、送って貰ってます」
「絶対。 私の事、覚えてるはずよ」
「聞いてみます」
男は、名刺を渡して
歳を聞く。
女が、答える。
「同級生。 同じ学年」
「えっー。 見えない!」
「いつも、歳は誰もわからないのよ。
年齢不詳」
「また、話したいですね。
営業に、今から行きます」
「じゃあ、また」
見ず知らずの人でも。
話すと、偶然同じ所にいたり、
友人が、共通だったりする。
世間は、広くて狭い。
その男も、時々そこに来ている。
ある日、男が声を掛けてくる。
「寒いですね」
「ええ。 朝から雪が
ちらついてましたよ。 今日は」
「よく、ここに来てますよね」
「近くに、住んでいます」
「僕、仕事でここに。
よく寄るんですよ」
「そうですか」
「○○で働いてます」
「私、バイトで昔、そこにいましたよ」
「えっ。 △△さん知ってます?」
「可愛がって、貰ってました」
「知ってるんですね。 帰りに、
よく駅まで、送って貰ってます」
「絶対。 私の事、覚えてるはずよ」
「聞いてみます」
男は、名刺を渡して
歳を聞く。
女が、答える。
「同級生。 同じ学年」
「えっー。 見えない!」
「いつも、歳は誰もわからないのよ。
年齢不詳」
「また、話したいですね。
営業に、今から行きます」
「じゃあ、また」
見ず知らずの人でも。
話すと、偶然同じ所にいたり、
友人が、共通だったりする。
世間は、広くて狭い。