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うさぎの胸腺腫 (7)

2015-06-24 12:42:23 | うさぎ!
以下の記事は、動物が好きな方、あるいは可愛がっていたペットを失ったことがある方には辛すぎる内容かもしれませんので、あらかじめご了承ください。

早速ですが、「うさぎの胸腺腫 (6)」の続きを。

それまでの下痢状の便からうさぎ特有のコロコロした丸い便に変わってきたのを喜んでいたのも束の間、6月に入ってからチョコは少しずつ食欲が落ちてきて、ペレットをあまり食べなくなってしまいました。今考えるとこの時点で流動食の強制給餌をすべきだったのかもしれませんが、私は食欲が自然に戻ることを願いながら、野菜やバナナなどを与え続けていました。

ペレットをまったく食べなくなってしまったのは6月11日だと記憶しています。12日もペレットはまったく食べず、13日も同様で、時々、上を向いて呼吸が苦しそうな様子を見せ始めました。「このままではダメだ」と思い、その日の夕方、流動食を作り、チョコに強制給餌を行いました。結果的にはこれが彼女の命を縮めてしまったのだと思います。量としてはそれほど与えませんでしたが、彼女の胃がそれを受け付けることができなかったのか、吐き出そうとするように口を開け、人間の「オエッ」のような声をあげ始めたのです。うさぎは体の構造上、猫のように吐くことができないため、これはとても苦しかったのではないかと思います。

私はキャロットジュースや水を与えようとしましたが、飲んでくれませんでした。「もう明日までもたないかもしれない」と思った私は、「ごめんよ、ごめんよ」と泣きながらチョコに謝り、神様に必死で祈りました。そして、私はケージのそばでいつの間にか眠ってしまい、目が覚めたのは翌朝の4時でした。チョコはまだ生きていました。まだ生きている彼女に会えたことを神様に感謝しました。

ペレットはやはりまったく食べていなかったので、小松菜を口元に近づけてみました。チョコは口を開けてそれを食べようとした瞬間、倒れこんでしまいました。私は彼女を横にしてあげたくて、ケージから出したのですが、タオルの上に寝かせてあげても、すぐによろよろと立ち上がって、ふらふらとケージの裏の隙間に入ろうとします。私は彼女のしたいようにさせてあげようと思い、ケージの後ろのスペースを広げ、歩けるようにしました。チョコは狭い角まで這って進み、そのまま体はだらりとさせたまま、上を向いて鼻を広げ、苦しそうに呼吸していました。しばらくするとまたふらふらと進んで別の角で同様の行動。もう体力はほとんどないはずなのに、なぜ彼女がそこまで動けるのか理解できませんでしたが、痛みを紛らわすための行動だったのかもしれません。

それでももはや自分の力で立っているのは無理そうだったので、私は長座布団の上に膝掛けやタオルを敷き、彼女が少しでも楽に呼吸できそうな体勢で寝かせました。その日は日曜日でしたが、教会の礼拝もジムでのダンスのレッスンも休むことにし、彼女に話しかけながら、ずっと頭をなで続けました。恐らく目ももうほとんど見えていなかったと思います。私が彼女の体から手を離すと、まるで私を探すかのように起きようとしました。正直、苦しそうな彼女を見続けるのは本当に辛く、自分が身代わりになって苦しむ方がよほどましだと思いました。泣きながら何度も神様に「早くチョコの苦しみを取り去ってください」と祈りました。

午後、図書館で借りていた本の返却日がその日だったことに気がつき、返しに行くことにしました。返却が1日2日遅れるなどたいしたことではないかもしれませんが、苦しみ続けるチョコを見るのが辛かったということもありました。30分ほど家を空けて帰って来て驚いたのは、チョコが寝かされていた場所を離れ、キッチンの脇の廊下でぐったり倒れていたことです。恐らく私を探してリビングから廊下まで這い回っていたのではないかと思います。私は「ごめんよ、ごめんよ」と謝りながら、すぐに彼女を元の場所に運び、タオルの上に寝かせました。

とりあえず、今回はこの辺で。続きは後日書かせていただきます。
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