うさぎ! 書きまつがい! 映画! 音楽! お笑い!

平凡な日常だからこそ楽しんだもの勝ち!
http://twitter.com/usako_usagiclub/

映画で英語を楽しむ(1)

2012-03-29 23:14:44 | 映画!
突然ですが、みなさんは英語の映画を字幕版で観る時、出演者が話している英語がどんな英語なのか気にしますか? 私はかなり気にします。例えばアメリカが舞台の映画なら、登場人物がその地域の訛りで話しているかとか、イギリス人とアメリカ人が登場する設定の映画ならイギリス英語とアメリカ英語がちゃんと使い分けられているか、とか。私は大学では「英米語」を専攻し、授業でもアメリカ人やカナダ人、イギリス人の先生たちの英語を聞いていたはずなのですが、アメリカ英語の地域ごとのアクセントやイギリス英語とアメリカ英語の区別がなんとなく分かるようになったのは4年生の時にアメリカ留学してからでした。なので、学校や大学で普通に英語の授業を受けただけでは、そのような区別がつかないのも無理はないかもしれません。でも、なんとなくでもその違いが分かるようになると、俄然作品への理解も深まり、映画を観るのがさらにおもしろくなると思うのです! というわけで、今日は「英語の違いを楽しめる映画」をいくつかご紹介したいと思います。

『タイタニック』
イギリス英語とアメリカ英語の違いがはっきり分かる代表的な作品ではないかと。アメリカ英語はジャック(レオナルド・ディカプリオ)、マーガレット(キャシー・ベイツ)など、イギリス英語はローズ(ケイト・ウィンスレット)、彼女の婚約者キャルドン(ビリー・ゼイン)、タイタニック号の船員など。4月7日に再び劇場公開されますので、この機会にぜひ!(訂正とお詫び: 4月7日の再公開時に早速『タイタニック 3D』を観に行ったのですが、どうやら私が完全に勘違いしてたようで、ローズもキャルドンもアメリカ英語を話していました。イギリス英語を話していたのは船長をはじめとするタイタニック号の船員、タイタニックを設計したトーマス・アンドリューズ、キャルドンの使用人スパイサー・ラブジョイなどでした。大変失礼しました。)

『マリリン 7日間の恋』
現在公開中の映画でオススメなのはこの作品。マリリン・モンロー(ミシェル・ウィリアムズ)はもちろんアメリカ英語、彼女に恋に落ちる青年コリンやサー・ローレンス・オリヴィエ(ケネス・ブラナー)、デイム・シビル・ソーンダイク(ジュディ・デンチ)はイギリス英語。ちなみにこの映画にも登場するマリリンの夫アーサー・ミラーはアメリカ人ですが、彼を演じたダグレイ・スコットの言葉は自然なアメリカ英語には聞こえませんでした。ググってみると案の定、スコットランド出身。マリリンの仕事上のパートナー、ミルトン・グリーン(アメリカ人)を演じたドミニク・クーパーもイギリス人ですが、彼の英語の方がより自然なアメリカ英語だったと思います。

『ノッティングヒルの恋人』
ロンドン西部のノッティング・ヒルの書店主ウィリアム(ヒュー・グラント)とハリウッド女優アナ(ジュリア・ロバーツ)のラブストーリー。エルヴィス・コステロが歌う主題歌 "She" も素晴らしいですよね。

『ジュリエットからの手紙』
こちらもアメリカ人女性とイギリス人男性の恋愛もの。主人公ソフィー(アマンダ・セイフライド)はアメリカ英語、彼女から手紙をもらうクレア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)とクレアの孫チャーリーはイギリス英語。チャーリーがソフィーの英語にケチをつけるところもおもしろい。ちなみにチャーリーを演じているクリストファー・イーガンはイギリスではなくオーストラリアの俳優さんです。

まだまだご紹介したい作品はたくさんあるのですが、とりあえず今日はこの辺で。続きはまた後日書かせていただきます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする