岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

星座α29号・作品批評:茂吉と佐太郎の歌論に学んで

2022年07月11日 11時08分03秒 | 作品批評:茂吉と佐太郎の歌論に学んで
叙情の深さと感覚の鋭さ  戦争が始まった。私などショックが大きく、新作がほとんど詠めなくなってしまったのだが、会員諸氏の健詠ぶりに驚かされた。・(思いを文字に書きゆく歌)・(小舟のような心の歌) 境涯詠をまず2首。生きて来れば、忸怩たる思いのいくつかはあるだろう。それを愚痴でなく作品化したがよい。1首目の下の句の言い切りと、2首目の上の句の比喩が効いている。・(風に気配を感じる歌)・(梅の実がかす . . . 本文を読む