竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

落蝉の天に「無念の足をむけ 法夢子

2014-08-24 | 
落蝉の天に「無念の足をむけ    法夢子





晩秋 蝉の季節も終わる

夜明け間際に樹木の下を通りと何匹もの蝉の攻撃を受ける

セミが樹木から勢いよく下りてくるのだ

落ちてくるのだ

生きているのでぶつかる時はそれなりの質感がある

落ちたセミは天に足を上げその足を命ある限り動かしている

天に足向けなにかを抗議しているような

なにかの無念を訴えているような

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1 コメント

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初心者の提案あ (熱海の爺)
2014-08-26 14:14:17
『落蝉の天に無念の足をむけて』(秀句)

「天に無念の足むけて」見事な表現ですね。蝉は数日でこの世を去る運命にあるそうです。初心者の提案ですが、「落蝉」を「空蝉(うつせみ)」として飾るのは如何でしょう。余計なお世話でしょうが

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