竹とんぼ

先達の秀句を味わいながら
自得の一句を求めて多作多捨です
古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です

焼岳は夏日に灼けて立つけぶり 秋桜子

2017年07月29日 | 秋桜子鑑賞
焼岳は夏日に灼けて立つけぶり





季語:夏日ー夏  出典:新樹  年代:昭和7年(1932年:40才位)

焼岳は、北アルプスの活火山。海抜2458メートルの山。
夏の烈しい日のもとに、
焼岳がその焼けただれた山肌を
さらして眼前にそびえるが、
よく見ると一筋の噴煙が
うすうすと立ち上っているという景。

流伴鑑賞

焼岳は灼けて立つけぶりまでを含めて焼岳なのだ
それも夏日の強いこの焼岳ほど
その名にふさわしい

と秋桜子は詠んでいるのだろう
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瀧落ちて群青世界とどろけり 秋桜子

2017年07月28日 | 秋桜子鑑賞
瀧落ちて群青世界とどろけり




季語:瀧ー夏  出典:帰心  年代:昭和29年(1954年:62才位)
熊野の那智瀧を詠んだもの。
滝壺の色はもちろん、
瀧の周りの山杉の色も、
藍青色一色の世界に、
瀧の音がとどろきわたっている。

流伴鑑賞
何度か那智の滝を訪れているが
この秋桜子の句には絶句の教官をする
これ以上でもこれ以下でもない滝の表現だろう

水原 秋桜子(みずはら しゅうおうし、1892年(明治25年)10月9日 - 1981年(昭和56年)7月17日)は、
日本の俳人、医師・医学博士。秋櫻子とも表記する。
本名は水原豊(みずはら ゆたか)。
松根東洋城、ついで高浜虚子に師事。
短歌に学んだ明朗で叙情的な句風で「ホトトギス」に新風を吹き込んだが、
「客観写生」の理念に飽き足らなくなり同誌を離反、
俳壇に反ホトトギスを旗印とする新興俳句運動が起こるきっかけを作った。
「馬酔木」主宰。別号に喜雨亭。
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