竹とんぼ

先達の秀句を味わいながら
自得の一句を求めて多作多捨です
古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です

川沿いの昭和おでんの一会かな

2016年08月31日 | 
川沿いの昭和おでんの一会かな



屋台の血なら部川岸

福岡の中津、横浜の横浜駅西口など

戦後の匂いと昭和の懐かしさが同居していて

なんとも暖かい

戦後生まれの若者とも直ぐに意気投合

居酒屋とは違う親近感がうれしい
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葦原や怒り肩ある風化仏

2016年08月30日 | 
葦原や怒り肩ある風化仏



葦原はアシハラともヨシハラとも読むらしい

悪しと良し の上手な使い分けなのだろう

秋の風が身に沁みすころになると

転がっている石が冷たく鋭い様子にみえてくる

来るべき冬に備えのいかり肩なのだ
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股のぞき真っ逆さまに滝の音

2016年08月29日 | 
股のぞき真っ逆さまに滝の音




塩原で訪ねた古刹の境内にあった小さな滝
少年の気分で固い体を折り曲げて股のぞきしてみた
音までが真っ逆さまだったのは新しい発見だった
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散るでなく集まるでなく鷺の秋

2016年08月28日 | 
散るでなく集まるでなく鷺の秋



自宅の向かいは稲田である

毎年、毎日その景はうつろって楽しめる

刈入がすむと落穂や小動物を狙って

鷺が訪れる

集まるような散らばるような

しのに妙な位置取りがおもしろいj
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鈴虫やあたまの中に回顧録

2016年08月27日 | 
鈴虫やあたまの中に回顧録





京都に鈴虫寺と呼ばれる古刹があるらしい

妙徳山 華厳寺 が正式な名称だという



一度訪ねてみたいお寺さんだ



鈴虫の音の郷愁は松虫の比ではない

いつしか来し方をふりかえっている
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反故にせし誓ひかずかず星月夜

2016年08月26日 | 
反故にせし誓ひかずかず星月夜



夜空が済んできたように感じる

満天の星空ではないが流星もみることがある

星を眺めるとなぜか古い記憶が襲ってくる

長い来し方

反故にしたりされたりの誓い言もたくさんある

星雲の志は自分への誓いふぁったが

そっくり反故にしてしまっている
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前触れの無しがきまりや月見草

2016年08月24日 | 
前触れの無しがきまりや月見草



残暑がひといきついたような夕暮れ
昨日までなんの兆しもなかったはずの
月見草が咲いている
毎年気をつけているはずなのだが
いつも前触れを者がしている
これがまた嬉しくもある
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新藁や昔語りに重き役

2016年08月23日 | 
新藁や昔語りに重き役




窓から昨夜の豪雨が嘘のように青空が広がって見える
そして稲穂をたわわにした田が波打っている
刈入が近い

今は藁打ちなどをする農家はほとんどみないが
先日旅先の古民家を利用した民俗資料館の土間で
「藁打ち石」をみた
昔語りにはよく登場する役回りだったことを思う出した
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百選の水てのひらに晩夏光

2016年08月22日 | 
百選の水てのひらに晩夏光



みずほの国にっぽん

名水百選と呼ばれる水がある

それを目的に訪ねたことはないが

旅先などで遭遇するとなんとも幸せな気分になる

てのひらに掬うことができれば最上の至福をいただくことになる

おりから夏の日差しもこころなしか柔らかく

てのひらの水はまろやかで甘く冷たい
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身のふりの定まらぬまま秋の蝉

2016年08月21日 | 
身のふりの定まらぬまま秋の蝉



蟬のなかにも愚図やのろまがいるのだろうか

あれほど賑やかだった蝉しぐれが途絶えて

いまは一匹ごとの声が聞こえる

夕べになると虫の声

秋の蝉はなんとも寂しいなきようだ

いやまて、急くということは早く終わるという事

おもむろに生を楽しむ知恵者なのかも知れぬ
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梨送る礼の電話の老いたるや

2016年08月20日 | 
梨送る礼の電話の老いたるや



毎年横浜の兄と妹に梨をこの季節送っている
それぞれに違う母親をもつ兄妹なのだが
付かず離れずの良好な関係だ
必ずお礼の電話がくる
この電話で近況をお互いに知り合うことになる
今年は二人ともいやに老いた感じの声音だったのが気にかかる
「あなたも同じように感じられているわよ」家内の言である

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無作法も許す酷暑やみなほうけ

2016年08月19日 | 
無作法も許す酷暑やみなほうけ




立秋をすぎると俳句ではどんなに暑い日でも残暑なのだという決まり

江戸時代の粋人のこだわりに脱帽だ

夏の酷暑ににな惚けてだらしのない無作法も

残暑となると許されそうもない
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日の丸にこんなに熱く時差五輪

2016年08月18日 | 
日の丸にこんなに熱く時差五輪



ブラジルは日本の裏側で時差は12時間

競技の時間は半日ずれて報道されるが

オリンポックにはどの国も一体となって

自国を心から応援する

私も日の丸にもんなに熱くなっているのが不思議にうれしい



この句 季語がないな こういうのは無季でいいと聞いた風なきがする
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踊りの輪 考の背ひょいと現るる

2016年08月17日 | 
踊りの輪 考の背ひょいと現るる





盆踊りが日本各地でさかんだ

最近では海外の日本人街でも挙行されていて

現地の人々までもが楽しんでいるそうだ



仏さまもいつのまにか踊りの輪に交じって手をそろえている

あの背格好父に違いない

声をかけないのが供養だろう
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やぶがらし魂払ひせし墓積まる

2016年08月16日 | 
やぶがらし魂払ひせし墓積まる





盆中だが最近は墓参りはおろか墓守も思うに任せず

魂祓いして墓を始末する過程が増えてゐるそうだ

そういえば時折墓石が

多量に積まれているのを見かける

砕石されて道路工事などに使用されるとも聞く



やぶがらし これ季語になるのかな

6~8月に開花する嫌われ者だが

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