竹とんぼ

先達の秀句を味わいながら
自得の一句を求めて多作多捨です
古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です

向日葵の顔かきむしり種を採る 法夢子

2014年07月31日 | 
向日葵の顔かきむしり種を採る 法夢子






向日葵はサンフラワーというそうだ

あまりにも当然でかえって拍子抜けである



私の町でも「ひまわり迷路」を設えたりして毎年イベントをしている

盛りがsyぎると、ひまわりは無残である



あれほど「綺麗綺麗きれいキレイ」と賞賛していた花を

かきむしるようにして種を採る
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この性を守りとおして捩花   法夢子

2014年07月30日 | 
この性を守りとおして捩花   法夢子







ネジリバナ なんともそのまんまのネーミング

芝生のマカにけっこうな数が立ち上がっている

茎はねじれているのだが

その花は淡いピンク色で可愛い

ひねくれたりそねんだりの少女の本心はまだ純情



愚直に生まれついた己のサガを守り続ける健気をも感じる
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縋りつく空蝉ひとつ忠魂碑 法夢子

2014年07月29日 | 
縋りつく空蝉ひとつ忠魂碑 法夢子





散策をする道際に忠魂碑がある
その近くに小公園があり
お年寄りがゲートボールをしたり
お茶屋お喋りを楽しんでいる

忠魂碑は戦没者の供養塔で全国各地にあるのだが
戦後70年 
配線と言わない日本人はその戦争さえも風化させているようだ

またあの熱い日の記憶が蘇るが
忠魂碑にお参りする人は少ない

空蝉がひとつすがりついているように見えるのは
私の感傷だろうか
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人科とて海の記憶や大暑かな  法夢子

2014年07月28日 | 
人科にも海の記憶や大暑かな  法夢子






大暑もすぎると真夏日がつづく 夏本番である

夏の色は赤 朱夏とはよくぞ申したり

人生午後7時をまわった私には遠い記憶



海水を浴びることはもうないが

人科の祖先は海の生き物

噴水などに興じる子供らをみると先祖返りしたくなる
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梅雨蝶の音なきノックガラス窓  法夢子

2014年07月27日 | 
梅雨蝶の音なきノックガラス窓  法夢子






梅雨は明けたのだが不穏な天候が続いている

陽気も不安定だが世情は想定をはるかに超えている



一瞬にして天候は急転直下の変化である

逃げ遅れや梅雨蝶が

音のないノックを私にむけて繰り返している

私はなすすべを知らない
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ひと文字のおもき形代流しけり  法夢子

2014年07月26日 | 
ひと文字のおもき形代流しけり  法夢子








名越えの祓いにはたくさんの風習があって

たくさんの季語がある

そのひとつ「形代」を詠んだものだが

川に身代わりや厄落としの紙人形を流した体験は一度だけある

子供のころとて何を書いたかは忘れているが

この残っている記憶は貴重だろう



毎年6月晦日に行われる祓の神事(夏越の祓)で、参詣人に茅の輪をくぐらせ厄を祓い浄める。邪神を和(なご)めるために行うことから名付けられた。「形代」は紙でできた人形(ひとがた)で、これに身体の災いを移し、川に流して禊や祓を行うもの。「茅の輪」は主として近畿地方の神社で、陰暦6月晦日の夏越祓の神事に用いられる茅(ち)の輪の事。茅を紙で包み束ねて輪の形に作り、神社の内に置いて参詣人にくぐらせ厄を祓うという信仰からきている。


夏(晩夏)・宗教
【名越の祓】 なごしのはらえ(・・ハラヘ)
◇「夏越の祓(なごしのはらえ)」 

◇「夏越」 ◇「大祓(おおはらえ)」 

◇「御祓(みそぎ)」 

◇「形代(かたしろ)」 

◇「夏祓(なつはらえ)」 

◇「川祓」 

◇「夕祓」 

◇「祓川(はらえがわ)」 

◇「川社(かわやしろ)」 

◇「茅の輪(ちのわ)」 

◇「茅の輪潜り(ちのわくぐり)」 





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遺されし墨書一幅蝉時雨  法夢子

2014年07月25日 | 
遺されし墨書一幅蝉時雨  法夢子









お世話になっているお寺さんのご住職が急逝された

まだお和解ののと 檀家たちがその死を悼んだ



それから一年

本堂にd住職の筆による書が掛け軸に表装されてかけてある

黙してその前に佇つ

おりからの蝉時雨がなんとも相応しい
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水着きて水着の妻を見失い   法夢子

2014年07月24日 | 
水着きて水着の妻を見失い  法夢子






海水浴という言葉がなつかしい

少年時代は横浜に住んでいて本牧の海で遊んだ

鎌倉、江ノ島、三崎なども独身の時代の思い出がたくさんある



伊豆の海 湯河原、熱海、伊東、稲取、今井浜 は子供たちが2~才だった

小樽、虎杖浜 これは北海道の海水浴場

ここにも足跡がある、なんとも広範囲なことと我bながら驚く



掲句はいつのことだったか

こんなこともあったとの追想からのもの
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灯の淡き逸れ蛍の吹かれおり  

2014年07月23日 | 
灯の淡き逸れ蛍の吹かれおり  法夢子






ほたるの季節はもう終りだ

種の保存への営みはなんとも美しくまたはかなく哀しくもある

郡舞の蛍は幻想的で人の感性を慰めてくれた



集団をはなれて一匹だけ逸れたように飛んでいる蛍をみることがある

彼らの中にも個性があったり虐めがあったりするのやも知れない

そうした蛍の灯はこころなしか他よりも弱い

飛んでいるというよりは風に吹かれているようだ
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旋回を真澄の空に群れつばめ  法夢子

2014年07月22日 | 
旋回を真澄の空に群れつばめ  法夢子







梅雨が明ける

空のすきとおるような青さがまぶしい

「真澄」という言葉が浮かんだところへ

なんとツバメの群れが旋回している

大きく円をえがいて右回りかと思えば

左回りにもっと大きな円をつくる

高く時には低く

旋回はいくどとなくくりかえして・・・



南へ帰るのだろうか

それともこの国にとどまることに決めたのか

この句 季語はどうなるのかな?
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はじらいて艶はすこしの半夏生  法夢子

2014年07月21日 | 
はじらいて艶はすこしの半夏生  法夢子







どんな花にも艶がある

これみよがしの大輪もあれば

真紅の鮮やかを誇るもの

小さく可憐に風にたなびいていたり

蝶や昆虫は従順な雇われ人のようだ



半夏生は全てをみせない

半分だけのつつましさ

はじらいに実は狡猾な艶を隠しているのかもしれぬ
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半回転悪びれもせず白日傘  法夢子

2014年07月20日 | 
半回転悪びれもせず白日傘  法夢子






梅雨明けも近くなって梅雨の合間の空には積乱雲

夏本番の厚さを予想させる



日傘の女性が街中に目立つようになる

日傘も現代はカラフルで淡い柄模様のものもあるが

やはり白い傘が真夏には相応しい



待ち合わせ

白い傘の女性が遅れてやってきたが

その傘を少し回して合図する

遅れた言い訳もなにもいらない

はるかにそんなこともあったような
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口ごもる通夜の挨拶送り梅雨 法夢子

2014年07月19日 | 
口ごもる通夜の挨拶送り梅雨 法夢子







通夜での遺族への挨拶は小声で朽ちごもる

日本人の日本人らしい気遣いを感じる

言葉は聞き取れなくとも気持ちは伝わる

遺族からの言葉もま医療ではないがそれがいい



おりから遠雷をともなった梅雨しぐれ

そろそろ梅雨があける
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水打てば地を這う風のたしかなり  法夢子

2014年07月18日 | 
水打てば地を這う風のたしかなり  法夢子 





「竹とんぼ第11回句会だより」Vol.6 管理人法夢子

HPの管理者法夢子が今回の最終です

饒舌で内容に乏しいと反省し省略を心がければ

意味不明の独りよがりと評価は厳しいところ・・



表題句はこれも分かりすぎて面白くないが

あの打水のあとの風の快さを表現したつもりだ



朝顔の雫の溢れのもどかしき  法夢子

 

原句は「朝顔の露の零れのもどかしき」だったが

朝顔と露は季重ね」との指摘があって快作した

朝顔に溢れんばかりの露

その落ちるのを見逃さじとまっているところ



水輪修行のように水馬  法夢子


水輪はミズスマシの動きによってできる水紋のこと

作っては消しまた作っては消しを続けている

寺の池だが 修行をしているようにみえた

結果を求めずひたすらに同じことをくりかえして止まない
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朝顔の露の零れのもどかしき  法夢子

2014年07月12日 | 
朝顔の露の零れのもどかしき  法夢子






朝顔の鉢植えを小学生の孫が大切にしていた夏があった

孫たちも成長してそんな面影は消えている



庭の朝顔はそんな鉢植えの種を植えたものだが

毎年そこそこの花をつけてくれる



花にふくんだ露がいくつかまとまって大きくなっている

ほんの少しで零れそうだ

その瞬間を

みのがすまいと見つめている
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