竹とんぼ

先達の秀句を味わいながら
自得の一句を求めて多作多捨です
古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です

八月尽今年の蝉も焦げていた

2015年08月31日 | 
八月尽今年の蝉も焦げていた


今年の夏も今日で終わる
暦を裏切らない秋の気配が濃厚なここ数日だが

あの猛暑日の連続記録も今年のことだ
台風禍、原爆忌、沖縄忌
八月は毎年 蝉の声が焦げ臭い
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蔦紅葉尼僧の唄の沁みとおり

2015年08月30日 | 
蔦紅葉尼僧の唄の沁みとおり  たけし


天主堂の格子窓は小さいものが多い
朝夕尼僧のオルガンと歌声が聞かれる
建物の壁には蔦は這ってうて
窓はいおいよ小さく見える
秋になるとその蔦は紅葉してなかなかの景観を呈する
尼僧たちの讃美歌が染み入るようだ
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弾けたる数珠のごとくに稲雀

2015年08月29日 | 
弾けたる数珠のごとくに稲雀  たけし

稲穂がたわわに実っている
待ちかねたように雀が群がる

なにかの拍子に一斉に飛び立つことがある
飛び立つときの音は激しい
飛び立つ様は数珠が弾けたように見えたのだが
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星を撃つ空の一点種子島

2015年08月28日 | 
星を撃つ空の一点種子島 たけし





「こうのとり」の打ち上げが成功した
米ソに負けない技術力の証明だ

打ち上げは星を撃つ思い

宇宙開発でのスクラップは人工の星となって地球を周回しているそうだ
打ち上げは星を撃つ思い
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進軍か大挙避難か赤蜻蛉

2015年08月27日 | 
進軍か大挙避難か赤蜻蛉 たけし




ここのところ赤とんぼをあまり目にしない
2年ほど前の夕暮れだったが
空を赤とんぼが覆っていた
西から東へ
30分たっても続く大きな群れだった

進軍だったのか 大挙しての避難だったのか 
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新涼やそぞろに銀座四丁目

2015年08月26日 | 
新涼やそぞろに銀座四丁目 たけし


ここのところ一気に秋への気配が濃厚だ
夏から秋へのスピードが速い
秋も春も季節が短くて四季の色合いが変わってきているようだ

それでも秋は素敵な季節
銀座へでたが当てもないのにブライブラリの気分になる
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筆太の遺墨に気合い初盆会

2015年08月25日 | 
筆太の遺墨に気合い初盆会 たけし



初盆会
故人の遺墨が紹介された
筆太のなんとも力強い気合を感じる
故人の闊達はいつまでも鮮やかである
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父の背のひょいと現る踊りの輪

2015年08月24日 | 
父の背のひょいと現る踊りの輪 たけし




亡父は祭り好きで私を幼少の時から
神輿だ山車だ やれ踊りだと連れ歩いてくれた

興ににのって踊りの輪に入ったりすると
今でもひょうと父の背中が現れてくる
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真似するも知恵のうちなり鳥威し

2015年08月23日 | 

真似するも知恵のうちなり鳥威し たけし

稲穂がたわわで刈り入れは間近い
鳥類にとってはこの上のない季節だ
巣だった鮒もそろそろ自分で餌を選ぶ

農家にとっては頭のいたいところ
「鳥脅し」とはよくいったものだ
鳥をとらえずに寄せ付けない 追い払う
いろんな仕掛けが知恵比べのように稲田にひろがる
去年の知恵はもう定番になってる
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八月尽今年も蝉の声焦げて

2015年08月22日 | 
八月尽今年も蝉の声焦げて たけし






原爆投下 敗戦 日航機墜落
広島土砂災害 少年少女の猟奇事件

天災 人災が八月はあまりにも多い
八月忌と言ったらどれを指すやら分からない

八月は過ちを主起こし三省する月だ
蝉はそれを忘れるなと
玉音放送の時の焦げた鳴き声を発しつづける
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心音にふと秋気配箒杉

2015年08月21日 | 
心音にふと秋気配箒杉 たけし


大木を見ると抱きかかえてみたり
頬ずりをしたりする
時には耳を当てて樹木の心音を聴く
水の流れる音はまさに命のたしかを叫んでいるようだ

先日大きな箒杉に遭遇した
耳を当ててみたらしの音に秋の気配を醸していた
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天高し石段のぼる力声

2015年08月20日 | 
天高し石段のぼる力声 たけし



稲穂も実り風も爽やか
天高しの秋本番がそこまで来ているようだ

秋になると夏の間封印していた一人旅をする
鎌倉、日光などの神社仏閣は何度訪れても良い

石段にはいつも力声が伴う
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一歩づつうつろふ景や湖の秋

2015年08月19日 | 
一歩づつうつろふ景や湖の秋 たけし



この写真は信州女神湖だが
湖の秋はどこも素晴らしい
富士五湖それぞれの秋を見知っているが
半世紀も前の記憶
北海道の支笏湖、洞爺湖、阿寒湖、摩周湖は格別だ

湖畔をゆっくりと歩く
一歩一歩すすみごとに景色が新しくなる
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秋風鈴吐息のやうな風を受く

2015年08月18日 | 
秋風鈴吐息のやうな風を受く たけし



朝晩秋を感じさせるおだやかな風がある
軒下にある風鈴を鳴らすほどもなく通り過ぎる

秋の気配は吐息のようだ
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秋燈下太字のパーカー捨てられず

2015年08月17日 | 
秋燈下太字のパーカー捨てられず たけし




机の引き出しにパーカーの万年筆がある
あの矢をデザインしたクリップの強さは健在だ
我物ろしたのは10代の終わり
その語 多くの筆記用具を手にしてきた
そのほとんどは廃棄されて亡くなっているのだが
このパーカーだけは残っている
机の引き出しを整理するたびにしばらく手にとっている
捨てられない理由はなにもない
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