竹とんぼ

先達の秀句を味わいながら
自得の一句を求めて多作多捨です
古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です

行く秋や野良となりしか尾垂れ犬

2013年10月31日 | 
行く秋や野良となりしか尾垂れ犬



高齢者が孤独を紛らわす手段としてペットを飼う事が多い
その飼主が亡くなると保健所が引き取ったり家族がいれば継続して飼うのだが
そのまま放置になるケースも多いのだとか

冬に向かう季節
尾を垂れた野良犬が増えているように感じてならない
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

山露天十方自在星流る

2013年10月30日 | 
山露天十方自在星流る





般若心経を唱えて
普回向をを念じるのが朝の習慣になってしばらくになる

十方 三世 あまね・・・・

山宿の露天風呂で流れる星をみたりすると
俗界から抜け出たような安息を得る

=================================================================================================
十方 じっぽう


東・南・西・北を四方といいます。これに上・下を加えると、六方といいます。さらに東南西北の各間の四維しいを加えるて十方と呼びます。
     四維・・・東南/西南/西北/東北
仏教の方位論では、これら10の方位で全方角をさすことになります。

普通は東西南北の順で呼びますが、仏教では太陽のめぐる順にしたがって、東南西北の順序で呼びます。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

笙の音やいのちのゆらぎ残る虫

2013年10月29日 | 
笙の音やいのちのゆらぎ残る虫




笙の音のもの悲しさは
なんとも秋にふさわしい

晩秋
あの虫の音もほとんど聞こえてこない

時にかすかに聞こえたような
数も少なく お供小さく

笙の音とかすかな虫のいのちのゆらぎ
これではつきすぎだな
=================

季語「残る虫」は「すがるむし」と読むのだと知った
漢字はふかい 日本人はすごい
古代人は天才だ
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

裸木の街眠らせぬ救急車

2013年10月28日 | 
裸木の街眠らせぬ救急車





街路樹の葉がおちて寒々しい
人気のない街はいよいよさびしく風の音ばかり

行き交う人はみな老いて
その元気もなにやら虚しい

短い秋の終わり
なんとけたましく救急車

しずかにそのまま眠らせてろ
むりに起こすな 治してはいけない
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

霜降やなおざりし事またとおく

2013年10月27日 | 
霜降やなおざりし事またとおく



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


秋(晩秋)の季語【霜降】 そうこう(サウカウ) ◇「霜降の節」 


二十四節気の一つ。陽暦10月23日頃に当る。「露凝結して霜となる」の意。実際に霜の降る現象を指すわけではないが、日に日に寒さが感じられる頃の季感を表している。

例句

霜降やスリッパ厚く厨事  井沢正江

霜降や地にひゞきたる鶏のこゑ  滝沢伊代次

霜降の陶ものつくる翁かな  飯田蛇笏

霜降や鳥のねぐらを身に近く  手塚美佐
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

末枯れや尖った思い風まかせ

2013年10月25日 | 
末枯れや尖った思い風まかせ  たけし






秋(晩秋)の季語に 【末枯】 うらがれ  ◇「末枯るる」という元場があると知った 

  「晩秋、野山の草が葉の先から枯れ始めること。
「うら」は「すえ」の意。秋の終わりが近いことを感じさせる」と解説にあった。

なかなかの秀句が例句に多い、以下はその一部だが、日本人と自然 そして言葉の豊かさに感動する                                     



末枯の陽よりも濃くてマッチの火 大野林火

末枯や単線海とわかれゆく  佐野良太

末枯をいそぐは人の住むあたり  岩木躑躅

末枯や影をもつもの持たぬもの  高木晴子

末枯や日当れば水流れゐる  篠原温亭

うたた寝の夢のうち外末枯れて  狩野芙佐
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

思春期の切れ端いつも秋の海

2013年10月24日 | 
思春期の切れ端いつも秋の



海が好きだ
とkに秋の海が良い

独りで眺めなければ秋の海は困る

波の音 沖の白波 高い空 そして風


きまって思春期 青春期の何がしかを思い出させる
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

天高し帰らざるごと熱気球

2013年10月23日 | 
天高し帰らざるごと熱気球



天高し
もう晩秋でちょっと季節外れになったかもしれぬ
熱気球で地球を見下ろす醍醐味はほかにない
飛行機の小窓から見る世界とは別物である

渡良瀬遊水地で熱気球が飛んでいる
私の家の上をゆらりゆらり
籠の中の人の顔も見えるほどに低空飛行もある

天高い青い空
もう戻ることなどないような
見事な熱気球をみることもおわりとなる
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

天高し親のいぬ子の大将戦

2013年10月22日 | 
天高し親のいぬ子の大将戦   たけし






小中学校の運動会がさかんな頃である
父兄の見学のための場所取りは
早朝からすさまじいバトルだ

私も孫のためその親のため
実は自分自身のため
今年で小学校のバトルを12回したことになる
自分の子の運動会には全く記憶がない
その罪滅しかも知れない

昔も今も騎馬戦は大人気だ
大将戦ともなるとその盛り上がりは最高潮

対象 紅白ともに離婚した家庭の子だとか
なんの屈託もない
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

ゆるゆると流るるままの秋の雲

2013年10月22日 | 
ゆるゆると流るるままの秋の雲 (真)








 くっついたり離れたり

 いろいろな形に変化しながら

 ゆっくりと雲が流れて行く

 鯨や恐竜の雲が崩れて

ときどき亡き父の怒った顔になる
コメント (1)
この記事をはてなブックマークに追加

そぼ降るや竜胆たまらず吐息せり

2013年10月21日 | 

そぼ降るや竜胆たまらず吐息せり   たけし



最近は自生の林道を見ることは滅多になくなった
自宅の狭庭に毎年2~3の株が目を楽しませてくれる

開けやらぬ中に雨に濡れながら健気にじっと佇んでいたりして
吐息が聞こえるようだ
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

爆音の単車ひとのみ秋大雨

2013年10月20日 | 
爆音の単車ひとのみ秋大雨 たけし





台風に伴う大雨大風
被害も目を覆うばかり

私の住居地は平地で被害とは無縁のトであるが
小さな危険は随所に隠れている

先日も大雨にハンドル操作を誤り転倒
大破をしたオートバイがあった
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

幾年の月泌み込みしさざれ石

2013年10月19日 | 
幾年の月泌み込みしさざれ石




先日大洗の神社におおきなさざれ石が祀られていた
中秋の名月も今年は見事に輝いて素晴らしかった
十三やは晴れ曇りといった具合でそれなえりの興趣であった

あのさざれ石に月のあたっている景は見てはいないが
容易に想像できる
海の音に運ばれる風を受けつつ月光を浴びる

君が代国家にもうたわれる幾年の重み
世の中変わるものは多いが
変わらぬ重い文化の歴史はいつまでも尊いものだ
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

無為徒食今日は花野の主となる

2013年10月18日 | 
無為徒食今日は花野の主となる




余生とはその只中いるとなんとも微妙なものがある

人の寿命が短い頃は余生自体も大変に短く
終焉時には等しく惜しまれもした
体も衰え家の中でも家長の移譲も大切なものだった

しかるに現在は
健康に恵まれ手厚い社会保障にどっぷりと浸かり
日がな一日無為徒食

尊厳や矜持が日毎に剥離されてうすっぺたとなり
無為徒食に甘んじるばかりである

頑張ってきたのだからおやすみなさい
頑張ってきたものが休んでいては価値がうすれる

うすれて何が困る
実は何も困らない
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

大仏の腹の中にも秋日差し

2013年10月17日 | 
大仏の腹の中にも秋日差し  たけし



鎌倉大仏
なかなかの美男である

脇から入口があって胎内に入ることができる
登ってひとまわり所用時間は5分 街時間20分

胎内は暗かったがさしこむ秋の日差しは
ありがたい



城址には黄落ばかり風ばかり
秋茗荷植え替えられて若やげり
冬仕度街路樹みんな裸なる
果てるとも赤にこだわる曼珠沙華
大仏の腹の中にも秋日差し

表題句もふくめてみな昨年の雑詠であっる
1年経って作った時の情景や感動が再現されなけれな
その句は捨てよ と聞いた

少々手を入れたつもりだが残し用もないか???
コメント
この記事をはてなブックマークに追加