竹とんぼ

先達の秀句を味わいながら
自得の一句を求めて多作多捨です
古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です

春光や凛と墨糸寺普請  丈士

2017年04月20日 | 
春光や凛と墨糸寺普請




父も叔父たちもみな大工だった
子供の頃はよく普請の現場で遊ばされていた記憶がある

墨壺の見事な細工を弄ってしかられたり
顔中を黒くして笑われたりしt記憶がある

墨壺から真直ぐに伸びる墨糸にはただ驚くばかり
ピンと張って弾くと見事な墨線が現れる

春の日盛りお寺の現場があったような


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服薬の水持ち歩く花ぐもり 丈士

2017年04月13日 | 
服薬の水持ち歩く花ぐもり  





桜サクラの旬日も終わりに近い
城山公園といわれるところは桜の名所になっているところが多い

小山の祇園城の跡地の桜も見ごたえがある
樹齢100年を超える老桜が多い

一周するが片手には
時間を決められている服薬用の水のペットボトル

花を愛でる趣はほとんど冷めきっている
空は気持ちを移すようなどんよりとした曇り空だ
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風紋の語るに飽かず春の海 丈士

2017年04月09日 | 
風紋の語るに飽かず春の海



春の海風はときに見事な造形家になる
砂浜に休みなく文様を刻む
その文様は留まることなく変化し続ける
一瞬風が止んだときにみせる陰陽はまた見事だ

その風紋をみていると時のたつのを忘れてしまう
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鯉のひく渦のかたちに花筏 丈士

2017年04月07日 | 
鯉のひく渦のかたちに花筏





桜の季節
咲き始めて7日から10日間ほどはサクラサクラで明け暮れる
近くの川に桜の花びらがたくさん流れてくる
その下を鯉が泳ぐ
ときおりその鯉が旋回すると桜は同じように渦を巻く
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求道のごとく箒目桜守 丈士

2017年03月29日 | 
求道のごとく箒目桜守



30分ほどの電車にのってS市の城山公園にでかけた
桜は綻び駆けていてのどかな春の日差しが気持ち良い

花見の準備もさかんでぼんぼりも用意万端
あとは開花を待つばかりというところ

桜を愛し桜を守るひとたちのご苦労を感じる

掲句は一度はつくりたかった桜守を句材にした1句
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首塚の由来は知れず犬ふぐり  丈士

2017年03月21日 | 
首塚の由来は知れず犬ふぐり



曝し首にされた時の権力者への反乱
平将門の伝説もあるが
名の知れぬ首塚は全国にある

弔う人も絶えてなくなっている
ただ小さな花をつける犬ふぐりが律儀に
毎年詣でているばかり
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紙雛この家にをみな妻ひとり 丈士

2017年03月14日 | 
紙雛この家にをみな妻ひとり



娘や孫で賑やかだった家も
二人になった
雛飾りも暫く仕舞ったままだ

この家に女性はは老いた妻だけなのだ
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月光にうなだれてゐる廃戦車

2016年09月19日 | 
月光にうなだれてゐる廃戦車



中秋の名月はあいにくの雨模様だったが
この国には戦火はない

中東では止むことのない戦火が激しい
昔ながらの戦車も減益だが
廃れてスクラップになる数はおびただしい

月の砂漠 
らくだではない戦車が山と積まれている
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コスモスの折れるを知らぬ無人駅

2016年09月12日 | 
コスモスの折れるを知らぬ無人駅




立山黒部アルペンルートへの旅はもう10年も前になる

つい先日のことのような出来事が

じつは10年も前のことなのだから驚く

大町線だったか 「ひといちば」というむじっめきがあった

駅名のユニークさと一面のコスモスを忘れない
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晩秋路気づけば連山怒り肩

2016年09月09日 | 
晩秋路気づけば連山怒り肩




晩秋のトレッキングが楽しい

名残惜しむような高山植物に出会ったり

俗界よりは早めの秋霜を踏むこともある

望む連山はいつのまにか樹木の枝葉がおちていて怒り肩に様相を変えている

冬支度がはじまっているのだ
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散るでなく集まるでなく鷺の秋

2016年08月28日 | 
散るでなく集まるでなく鷺の秋



自宅の向かいは稲田である

毎年、毎日その景はうつろって楽しめる

刈入がすむと落穂や小動物を狙って

鷺が訪れる

集まるような散らばるような

しのに妙な位置取りがおもしろいj
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身のふりの定まらぬまま秋の蝉

2016年08月21日 | 
身のふりの定まらぬまま秋の蝉



蟬のなかにも愚図やのろまがいるのだろうか

あれほど賑やかだった蝉しぐれが途絶えて

いまは一匹ごとの声が聞こえる

夕べになると虫の声

秋の蝉はなんとも寂しいなきようだ

いやまて、急くということは早く終わるという事

おもむろに生を楽しむ知恵者なのかも知れぬ
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やぶがらし魂払ひせし墓積まる

2016年08月16日 | 
やぶがらし魂払ひせし墓積まる





盆中だが最近は墓参りはおろか墓守も思うに任せず

魂祓いして墓を始末する過程が増えてゐるそうだ

そういえば時折墓石が

多量に積まれているのを見かける

砕石されて道路工事などに使用されるとも聞く



やぶがらし これ季語になるのかな

6~8月に開花する嫌われ者だが

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要らぬもの一際目立つ九月かな

2016年08月12日 | 
要らぬもの一際目立つ九月かな



立秋の声をきくと

夏日のつづくなかにも時折は秋の風を感じる

夏の間に乱雑になった部屋を見渡すと

整理整頓するよりは

まとめて廃棄するものばかりに見えてきた
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神の子となる腕白の祭笛

2016年07月29日 | 
神の子となる腕白の祭笛




夏まつり

毎年小中学生の御囃子がある

日頃の腕白ぶりはどこえやら

本番までの稽古は真剣だ

当日は神に子に変身している


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