竹とんぼ

先達の秀句を味わいながら
自得の一句を求めて多作多捨です
古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です

元気ですひとふでがきの去年今年

2013年12月30日 | 新年
元気ですひとふでがきの去年今年




生きること 人生は生きている時間だと思っている
産まれてよりみまかうまでが人生だ

80年90年のケ属した時間
悲喜交々の過程はあるが切れることはない
「hiおふでがき」だ

今年も終わる
しかしながらしっかりと来年につながりそうだ
最後にどんな画や文字、作品に仕上がるのだろうか

さあー まだ余白はたっぷりありそうだ
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遠嶺のつきあたりまで冬青空

2013年12月29日 | 

遠嶺のつきあたりまで冬青空




今日は快晴 完っ全なる冬場れだ
寒いので寒晴と言いたいが
巻の入り前なのでしようしてはいけないらしい
自宅の窓から男体山、那須連峰が手に取るように鮮やかに見える
気の利いた1句が欲しいがままならない
「冬青空」は「冬日和、冬晴れて、冬日よ」と悩んでいるとこと・・・


【晴れ】 ふゆばれ
◇「冬日和」 ◇「冬晴るる」 

冬の冴えわたった晴天。語感は、その晴れようの鋭さ、厳しさを伝える。冬晴れの下でのくっきりとした物象のたたずまいには印象鮮明なものがある。


例句            作者

冬晴れて那須野は雲の湧くところ  渡辺水巴

冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ  日野草城

寒晴や句会なき日は一老人  大牧 広

切通し抜けて田に出る冬日和  藤田あけ烏

冬晴れの水音鋭がり来る日暮  岸田稚魚

鉄橋に水ゆたかなる冬日和  飯田蛇笏
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数え日の刻のあまりに数え年

2013年12月28日 | 


数え日の刻のあまりに数え年




年の瀬ももうあと3日
年内にあれもこれも
仕事でも家事での大多忙だったのはもう昔
余生となるとこの数え日にも時間がたっぷりある

あと何年 こんな風に存命を数えている自分に苦笑する

【数え日】 かぞえび(・・ヘ・・)

年も押し詰まり、今年も指で数えられる程の日を残すのみになったという思いのこもった季語。来るべき新年への期待感よりも、行く年への切迫感が表出する。


数へ日の余りし刻を街の中  宮津昭彦

数へ日を人それぞれの夕餉どき  吉村春風子

数へ日の汝も疲れしか影法師 竹田惠示    
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曙光に氷柱応えのひとしずく  

2013年12月27日 | 
曙光に氷柱応えのひとしずく  丈子




氷柱をみることが少なくなった
いつ見たのだろうかと考えたら
この夏 富士山の氷穴を訪った時だった
日常の生活ではむることがなくなったのだと
今更ながら地球の温暖化を恐ろしいものに感じてくる

氷柱の季語もいずれ消失する運命かも知れない
幼少期氷柱に朝日があたってしずくが小さく落ちていたことが浮かんだ

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


氷柱   垂氷/銀竹/立氷/氷条/氷著/氷笋/氷筋

水のしずくが凍ったもの。家の軒や木の枝、岩石などから垂れ下
がる。北国では、寒さによって、地まで達するようなものもでき
る。寒さとともにどこか明るさもある。

 

朝日影さすや氷柱の水車 鬼貫 「大悟物狂」

松吹きて横につららの山辺かな 来山 「続いま宮草」

一雫しては入日の氷柱かな 蓼太 「蓼太句集」

御仏の御鼻の先へつららかな 一茶 「七番日記」

軒の氷柱に息吹つかけて黒馬(あを)よ黒馬よ 臼田亜浪 「定本亜浪句集」

空の青ひとすぢとほる氷柱かな 長谷川櫂 「果実」
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寒月を胎に瞑目黒部ダム

2013年12月26日 | 
寒月を胎に瞑目黒部ダム  丈子



俳句は文芸のひとつなので
大げさな表現や
作者の思い入れや断定は許されるという

しかし昨日の私の「黒部ダム寒月光に劈けり」はいけない
多江さんに教えていただいたのだが
ダムの放水は観光用が主で冬季の放水はないそうだ
大げさな表現ではなくてありえない景でした

そこでとりあえず
月を胎に瞑目して寒さに名目のダムにしてみました
でも当たり前で面白くはないか・・・
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黒部ダム寒月光を劈けり

2013年12月25日 | 
黒部ダム寒月光を劈(つんざ)けり 丈子




2年前に黒部ダムを「ひとり旅」した
俳句をはじめたばかりで
目に入るものなんでも五七五にした記憶がある
ダムも詠んだはずだが作品は残っていない

この季節のダムに思いを馳せてのものが警句だ

夜の黒部ダムは煌々たる寒月にてらされて
その轟音を届かんばかりに空に轟かせているだろう
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焚きあがる空に雁翔一茶の忌

2013年12月24日 | 
焚きあがる空に雁翔一茶の忌  丈子





このところ少し日の出が早まってきた
散歩か鍛錬か惰性かはともかく
毎朝20分ほど家の付近を周回する
暗いうちに家をでるが家に帰る頃には薄明るくなってくる

あさぼらけ 朝まだき といった時間かも知れぬ
浮雲の腹が真っ赤に染まっている
上部はまだ白い
雲の色付きは少し時間差で早い

東の空から赤く染まり始めるが
焚きあがる空に追われるように
雁の群れがこちらに向かって来る

そうか今日は一茶の忌
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繕いのできぬ綻び古日記

2013年12月23日 | 
繕いのできぬ綻び古日記  丈子


「画像をクリックすると大きな画像になります」

昨夜は家族9人そろってのクリスマスの宴で賑やかだった
大切な友人たちからいただいた「シクラメン」の披露をし拍手拍手で盛り上がった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昔のものを整理している
日記はあまり続かなかったが仕事では「能率手帳」を愛用していた
同型のものを25年間使用していた
そこにはたくさんの歴史がある
仕事以外のことの記載も多く残っている

欺瞞、偽善、誤算、狡猾のなした数多のほころびが連なっている
これをほころびというならば繕えることも償うこともできない

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傾きて明日を哲学寒鴉

2013年12月22日 | 
傾きて明日を哲学寒鴉  丈子






H句会1月ン兼題は「冬鴉」だが「寒鴉」の方に例句が多い
じっと動かない鴉を見ていると何かの屍ができるのえお
待っているかのようだ
カラスは彼岸と此岸の使いとか
どちらの世界にもその黒い影は我が物顔の振る舞いだとか・・・




寒鴉(かんあ)/冬鴉
寒中に見る鴉をいう。ところどころ雪のある冬田の中を、鴉が餌
を求めて歩く。一、二羽で現れることが多く、なんとなく哀れで
親しみがわく。餌の無き、厳しい冬を生き抜く姿に惹かれるもの
がある。

例句 
 
寒烏かはいがられてとられけり        一茶 「九番日記」
貧かこつ隣同士の寒鴉             正岡子規 「子規句集」
木の如く凍てし足よな寒鴉           富田木歩 「定本木歩句集」
寒鴉己が影の上におりたちぬ          芝不器男 「不器男句集」
松林にまた朋追へり寒鴉            原石鼎 「花影」
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奥つ城の人を待つ顔十二月

2013年12月21日 | 
奥つ城の人を待つ顔十二月 丈子





昨日は「H句会」の忘年句会だった
全員の出席でこの会の不思議な雰囲気を感じる
老境の入口にたって社会や家庭への義務や責任の荷を軽くしたところでの逡巡、とまどい
共通の思いを共有しているのかも知れない
「「竹とんぼ」のメンハーの俳句への情熱は傑出していると感じる


さて掲句は選句ではゼロ評価だった
作品の句意というよりは「奥つ城」が平明でなかったのか思われる

下記にその解説を記した
墓 墓域 黄泉 などの言葉を使わないで詠むために探した「奥つ城」だった
作者は今年の作句のなかでは気に入っているのだが・・・


おく‐つ‐き【奥つ▽城】.

《外界から遮られた奥まった境域の意》墓所。また、神道では、神霊を祭ってある所。神の宮居。おきつき。
「亡母(はは)の墳塋(おくつき)を訪うて」〈木下尚江・良人の自白〉

「大伴の遠つ神祖(かむおや)の―は著(しる)く標(しめ)立て人の知るべく」〈万・四〇九六〉

[補説]「奥津城」とも書く。
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潮騒の音も香ぐわし白障子  丈子

2013年12月20日 | 
潮騒の音も香ぐわし白障子 丈子

  寒月光胸の深きを射抜きたり  丈子 

 噴水のてっぺんに咲く冬の虹  丈子 





句会報告6

ブログ管理人丈子です
ここのところスランプでいけません
九回でのみなさんの愛情あるアドバイスを参考に
少し遂行してみました
愛の鞭 憎悪の刃をコメントくださいな
 

潮騒の香ぐわい目覚め白障子
寒月光胸の深きを射抜くごと
てっぺんの孤独もありや冬の虹
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七人の敵懐かしき冬の海

2013年12月14日 | 
七人の敵懐かしき冬の海  丈子




秋の海よりも冬の海がいい
それも少し風もあっったりして
落ち着けない感じの海がいい

泣きそうな海がいい
嗚咽をこらえている感じがいい

海にはたくさんの過去を
呑み込んでくれている

外に出て戦った敵七人
彼らからすれば私も的だった

海の音を聞きながら
会うこともない彼らが懐かしい
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年の暮あす逝く人も同じ船

2013年12月13日 | 
年の暮あす逝く人も同じ船 丈子




自分は元気で好奇心も衰えず
来る年のも何かが起きるのではないかと期待しているが

友人の中には病める人もいる
本人も周囲もしらないが
明日逝く人もたくさんいる

今年も暮れる
まいんなまとめて同舟ということか
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過ちの染みまじまじと古日記

2013年12月12日 | 
過ちの染みまじまじと古日記 丈子




「忘れたること捨ててある古日記」
昨年の一二月の作句です
表現が稚拙だと思われるのですが
句意が捨てきれないで推敲してみました

犯した過ちは忘れたい
忘れたとしても
今の現実は過去の繋がり
その根っこは消えるはずもない

人生は「ひとふでがき」遠回りしてもつながっているのだから
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挨拶はまばたきだけの今朝の冷え

2013年12月10日 | 
挨拶はまばたきだけの今朝の冷え  丈子



今朝は寒かった
いまにも霙でも落ちそうに
朝のウォーキングにも人はまばらだ

用水路の脇道を歩くが
大きな挨拶の声はない
道を譲られるのも挨拶はまばたきだった

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今日の季語

冷たし】 つめたし


温度が低く、ひややかに感ずること。冷えきった物に触れた時、指先や皮膚が痛いように感じられるが、こうした即物的な皮膚感覚をいう。転じて、人心や人情の冷たさ、薄さにも使われる。


例句      作者


漆黒の冷えをまとひて思惟菩薩  児玉喜代


サッカーの声援の辺に冷えゐたり  八木林之助


つめたさの蒲団に死にもせざりけり  村上鬼城


鳩の脚赤しつめたき水呑んで  若林とら三


鼻冷たく山の児ひとり置かれがち  加藤寛子


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