竹とんぼ

先達の秀句を味わいながら
自得の一句を求めて多作多捨です
古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です

いづくにも虹のかけらを拾ひ得ず 誓子

2017年07月26日 | 誓子鑑賞
いづくにも虹のかけらを拾ひ得ず



季語:虹ー夏  出典:和服  年代:昭和25年(1950年:49才位)
神が贈ってくれたような美しい虹は、
いったん消えてしまうとどこにもその一片すら拾うことができない。

流伴鑑賞

目に鮮やかであっても
その欠片さへ手にできない虹に擬えて
現実を詠んでいるようにも窺える
ただ虹を掴む音が出来ないことを
残念がっているわけではあるまい

山口 誓子(やまぐち せいし、1901年(明治34年)11月3日 - 1994年(平成6年)3月26日)は京都府出身の俳人。
本名は新比古(ちかひこ)。
高浜虚子に師事。
昭和初期に水原秋桜子、高野素十、阿波野青畝とともに「ホトトギスの四S」とされたが、
のちに同誌を離反した秋桜子に従い「ホトトギス」を離脱。
来の俳句にはなかった都会的な素材、知的・即物的な句風、
映画理論に基づく連作俳句の試みなどにより、
秋桜子とともに新興俳句運動の指導的存在となる。
戦後は「天狼」を主宰し現代俳句を牽引した。

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