竹とんぼ

先達の秀句を味わいながら
自得の一句を求めて多作多捨です
古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です

万緑の中や吾子の歯はえ初むる 草田男

2017年07月22日 | 草田男鑑賞
万緑の中や吾子の歯はえ初むる



(季語:万緑ー夏  出典:火の島  年代:昭和14年(1939年:38才位)
地上を埋めつくした無数の青葉若葉を背景にし、
それらに呼応するごとく
生え初めたわが緑子の前歯は、
1枚の若葉のようだ。(香西照雄)

流伴鑑賞
草田男は家族、特にじょどもを詠んだ句が多い
解は引用の香西氏にゆずるが
万緑を我が子の歯と同格に扱うことに驚く
それほどに大きな感動を覚えたのだろう

4人の娘に恵まれた
「万緑」はよほど気に入っていたらしく
自分の主宰する結社の俳誌の誌名にもなっている
82才の長寿を全うした
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