竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

瀧落ちて群青世界とどろけり 秋桜子

2017-07-28 | 秋桜子鑑賞
瀧落ちて群青世界とどろけり




季語:瀧ー夏  出典:帰心  年代:昭和29年(1954年:62才位)
熊野の那智瀧を詠んだもの。
滝壺の色はもちろん、
瀧の周りの山杉の色も、
藍青色一色の世界に、
瀧の音がとどろきわたっている。

流伴鑑賞
何度か那智の滝を訪れているが
この秋桜子の句には絶句の教官をする
これ以上でもこれ以下でもない滝の表現だろう

水原 秋桜子(みずはら しゅうおうし、1892年(明治25年)10月9日 - 1981年(昭和56年)7月17日)は、
日本の俳人、医師・医学博士。秋櫻子とも表記する。
本名は水原豊(みずはら ゆたか)。
松根東洋城、ついで高浜虚子に師事。
短歌に学んだ明朗で叙情的な句風で「ホトトギス」に新風を吹き込んだが、
「客観写生」の理念に飽き足らなくなり同誌を離反、
俳壇に反ホトトギスを旗印とする新興俳句運動が起こるきっかけを作った。
「馬酔木」主宰。別号に喜雨亭。
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