マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

初めに
カテゴリーの「基本ルール」をお読み下さい。

「ボーン・アルティメイタム」

2007-12-28 12:54:01 | 2000~2010年代 映画

The Bourne Ultimatum (ボーン・アルティメイタム) 2007年 アメリカ作品



監督 ポール・グリーングラス
出演 マット・デイモン スコット・グレン ジュリア・スタイルズ デヴィッド・ストラザーン ダニエル・ブリュール 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
モスクワで姿を消したボーンは、今はパリにいた。恋人マリーが死んだことを彼女の兄に告げに来たのだ。そして、移動の列車の中で、自分の事が記事になっている事に気がついたボーンは、その記事を書いた記者ロスに接触する事にした。ウォルター駅で待ち合わせをし、彼との話の中で“ブラックブライアー”という計画があったと知ったボーンは、今度は情報提供者を捜すことに。
一方、ボーンを追う対テロ極秘捜査局長のヴォーゼンは、かつて彼を同じように追ったパメラに協力を求めるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
いつもより、少々長めであります。ご了承下さい。

個人的に、ブランクから再び映画の世界へ呼び戻してくれたのが、この映画の1作目。シリーズ前2作は、DVD観賞だった。その為に、今度こそと思い映画館へ車を飛ばして見に行った作品。

期待を裏切らず、最高に大好きな映画になった。
今年見た映画の中でNo.1Kinoである。

暗殺未遂事件から、本来の自分になったボーン。
しかし、ボーンという名の暗殺者になる以前の自分はどんな人物だったのか、そして、自分は何故にボーンとなったのかという彼の心の旅が描かれている。

ボーンはもち、マット!
自分の子供の夜泣きの為に、寝不足だったというマットは、まさしくボーンの苦悩の日々を表情から演技している。(爆)
というのは、嘘だが、
やはりいつもながらこういう心に何か抱えている人物を演じたら上手い彼なのだ。
さらに、あの身のこなし。
アクションは前にもまして切れが良くなったようにも思えた。
監督が、あえてアクションを追うようにするため、(通常、カメラはアクションを待ち構えるのだそうだ)ハンディで撮影しているので、あの臨場感あふれる映像は凄い!
随時画面が揺れている感じだが、何故かその感じがボーンの心の動きのように、いつでもどんな時でもピリピリ緊張している感じに思え、ますます映画にのめり込んでいった。
(しかし、下手をすると気持ち悪かも?自分は慣れているからいいけども)
ピンチになれば、なるほど、冷静に対処するボーン。
見ているこちらは、ハラハラ、ドキドキしながらも、すげ~、そう来るか、そう来たか!とたいへん楽しかった。
ラストのあの歌が流れた時は、なんだか爽快感が漂った。

だが、何点か突っ込みを入れていいだろうか?(笑)
まず、ダニエル君。
小説上マリの兄だそうだが、どう見ても彼は弟にしか見えない。
(↑訂正:小説上、弟、だそうです。原作通りじゃダメだったんかな?)
ポテンテの方が実際に年上だし、彼自身、年より若く見えるからだが。
ちょいと無理があったような?というか、他にもドイツ人俳優居たんじゃないの?と思ってしまった。

そして、ラストのラスト!
彼女の笑顔は怖い!(爆)
何かを含んだ微笑なのだが、なんとも言えない雰囲気があふれていた。
だったら、ボーンの笑顔がラストに来て欲しかったなあと思ったのは自分だけかも。

オチは賛否両論あると思うが、すっごくその点が自分には納得でき、逆にこれからのボーンが凄く気になった。

これでシリーズは終わりと言いながら、続きを作るとも言われているこの作品。
良い脚本になったのであれば、そうしてもらいたいが。
利益優先だったら、もうシリーズ作品は入らないと思う。

DVD発売が2008年3月7日に決定した。早速、予約しなくては!(爆)


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2007年のまとめ | トップ | 【勝手なお願い13】 年末... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
確かにあの笑顔は… (みー姉)
2007-12-28 23:37:25
怖いです。大画面だと余計に…。
そして揺れる画面…。
ワタクシのように三半規管の弱いものには辛いシーンでした。ただストーリーに集中しちゃうと大丈夫なんですが…。
しかしこの作品2度目は母と観に行きましたが、終わって一言「な~んや続きあるんやん。」
お母さん、あなたもそう思いますか。
そしてラストシーンのマットを見て「そっかー。途中で訓練してたもんなあ」と。訓練?そんなシーンあったっけなと考えると…お母さん、たぶんあれは『拷問』ですから…
お茶目な母です。

>小説上マリの兄だそうだが、どう見ても彼は弟にしか見えない。

小説上は、マリーの弟です。CIA長官に向かって言いにくいことをさっくり言っちゃうようなキャラでした。
返信する
アレ?弟でしたか! (takbout)
2007-12-29 00:52:32
みー姉さん
>小説上は、マリーの弟です
アレ?みー姉さんから教わったのに、間違って覚えていたんですね、自分。(苦笑)
すみません・・・。
さっそく訂正いたします!

面白いお母さんですね。(お茶目)
やっぱり続きがあるって思いますよねあのラスト。

>怖いです。
良かった、同じ印象の方が居て。(爆)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2000~2010年代 映画 」カテゴリの最新記事