マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「A.I.」

2006-06-19 13:03:18 | 2000~2010年代 映画

A.I. Artificial Intelligence (A.I)  2001年 アメリカ作品

監督 スティーブン・スピルバーグ
出演 ハーリー・ジョエル・オスメント ジュード・ロウ フランシス・オコナー サム・ロバーズ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
近未来。氷河が溶けかつての都市が海面下に沈んでいる現在。あるロボット会社で子供ロボットを製作する。実験的にヘンリーとモニカの夫婦はその子供ロボット1体を養子に迎える。彼ら夫婦には子供がいたが、難病の為に回復は不可能といわれていたからだった。人工知能を備えたデイビットは、やっとモニカと母子関係を結ぶことが出来幸せな生活を送るはずだった。しかし、彼女の実の子供が奇跡的に助かりもどってきた。デイビットはその家のお荷物のようになってしまう。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
スタンリー・キューブリック監督が温めてきた企画を彼の死後、意志を継ぐようにスピルバーグが引き継いで製作した作品。SFはすごいよ。上手い!あのお世話ロボットの顔が半分ないのにはびっくりしたが。(苦笑)

母親に対して子供は無償の愛をおくり続ける。それに対して母親は・・・。
なんかそこらへんがやけに切なかったし、悲しかった。いつもこういう話をみると身につまされる思いになる。しかし、捨てるしかなかったモニカの気持ちもなんとなく分かる。殺したくはない。しかし、このまま一緒には出来ない。
我がママだ!といってしまえばそれで済んでしまうのだが。そこらへん複雑だよなあ。
人間になりたかったデイビット。(対外この手の話はそうなんだけどね)人は限りがあるから、いいんだ。といつも訴えられる。
今回はそこに“愛”がからんでくるのだけど。その愛がいろいろな訳ですよ。そして、複雑な訳ですわ。いろんな思いが絡み合って、ラストはなんだかボロボロ泣いて見ていたよ。「良かったね~デイビット~!」と言う感じに。(笑)

さて主役のオスマン君。
まあ、困ったお顔がよく似合うというか、心を打たれてしまう。
以前に「シックスセンス」を鑑賞したが、この時も困ったお顔をしていた。(あれは、あれで、ある意味怖かったけど)彼って苦悩というかの表情しか見たことがない!インタビューとかに答える時の普通に笑っている方が可愛くて好きなんだけどね。
娼婦ロボットのジュードは、やけに納得しちゃった。君なら完璧!って感じで。でも自分だったら遠慮するが。

ロボットを処刑だったかな?するシーンはやけに80年代の映画の雰囲気を感じた。似通った場面を見たような?なんだったかな?

コメント
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