村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

お花の自給率

2017年08月12日 | Weblog
今日は12日、・・・
子供の頃には、お盆を迎える2~3日前になると背戸の牛の飼い葉を刈る山に入って女郎花の花や鬼百合の花を採って帰っていた・・・
盆前の忙しいお父母のお手伝いとして欠かせない仕事だった・・・

女郎花を捜し歩いた背戸の草山もすっかり荒れて・・・女郎花どころか大藪になっている・・・
其の内に、女郎花を活けた花筒の水がうんこの様な匂いを発するようになると敬遠されて・・・
山から女郎花を採って帰る仕事が無くなった・・・
鬼百合は、わたしたちは「ガアラの花」と言っていたが・・・匂いに関係なく大藪に負けたのかすっかり姿を見なくなった・・・

そんな話を、歌会の仲間のIさんに話したら・・庭にある鬼百合から小分けして一株戴くことができた・・・
以来、5~6年になるが・・毎年お盆前になると花を咲かせる・・・・

お盆用の花も、今ではスーパーなどでお墓用、御仏壇用と店頭にコーナーが設けられて用意されている・・・
昔は、女郎花か小菊、と限られた花だったが今では名前もわからない様な綺麗な花も混じっていて高価である・・

山で採取した女郎花や鬼百合、ヒヨドリバナやフジバカマなどがお盆の花だった頃には、お花を買うと言った行為は、山村では考えられなかったが・・・
今頃は、商品としてのお花が定着している・・・

日本の食料自給率が取りざたされるが・・・お花などの自給率も山村に住むからには・・・
少しは考えたがいい・・・・
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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素人が達人を講評? (掛合の田舎っぺ)
2017-08-12 21:21:48
私も勤めていた頃は、今日の仕事の優先順位を考え、時には悩んだりしたこともあったので、お気持ちはよく理解できます。だが、悲しいかな私の乏しい語彙には、「闇に満つ」や「目論む」が浮かびません。さすがですね。結びの「田植えの段取り」で見事に決まっていますね。私と違い、楽しい段取りでしょうね。 (御無礼を失礼しました)
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ご一緒に (水車番)
2017-08-14 11:33:54
掛合の田舎っぺさん

私たちのお仲間にお入り願って・・・
ご一緒したいです‥是非 ご一緒に・・!!
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