村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

最後の秋

2011年09月30日 | Weblog
入間水車の会で作っている、古代米の熟れ具合を確かめに行った、
古代米(種子島黒米)は、生稲の状態でも脱粒がひどい・・あまり熟すと立ったままの状態でも脱粒してしまうからだ・・

程よい熟れ具合だった・・・
今度天気になったら、会員動員で稲刈り脱穀である・・・

すいしゃの会も、今年度限りで解散する事になっているので、古代米栽培も今年が最後である・・
先日も松江市のご夫人から、今年の古代米の注文があった、
栽培は今年限りの予定だとお知らせしたら・・・倍数の注文をいただいた、
掛合産直市で販売していたが、結構愛されていたようである・・・

栽培の動機は、地元の産物として、特色のあるものを作って見よう・・・
田舎レストランなどのメニューの中に取り入れたら・・・一味違ったものが提供できるのではないだろうか・・・?と言った単純なものだったが・・・

産直市に出して見ると、意外と、町外、県外の人によく売れたようである・・・
一反ちょっとの栽培で収穫できた、300キロばかりの黒米は、一年間で完売していた、
500グラム、500円の売値なので、単純に計算すると年間30万円の収入である・・・
会の運営費にはありがたかった・・・

乾燥機から始まって古代米専用の農機具はすべてそろえている・・・今迄買っていただいていたお客さんのためにと、継続して作っていただける人を探した、
吉田町にある、村の産物を売りにしている会社に、道具一式、種子、栽培ノウハウを含めて当たって見たが・・・やはり  こんなちまちまとした古代米栽培は魅力が無かったらしい・・・
断られた・・・

村の少ない若者は忙しい・・・村の年寄りは・・高齢化して来た・・
少子高齢化最前線の山村に、小さな夢を・・・・
と思って始めた古代米栽培だったが・・・・・現実は・・・・甘くない・・・

熟れた古代米は、入間地区での最後の秋も知らないで・・・刈り取りを待っている、

コメント
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