成長するものだけが生き残るサンマーク出版このアイテムの詳細を見る |
書名 :成長するものだけが生き残る
著者名 :上原春男
出版社 :サンマーク出版
刊行年 :2005/02/10
日付 :2005/05/30
定価 :1,700
入手法 :図書館
評価:◎
今月17冊目 今年140冊目
【書抜き】
*付加価値とは、お客様の「心地よさの度合い」であり、「企業の利益は、いかにお客様の心地よさを満たすかによってもたらされる」ということです。
*「成長したい」という欲求に沿って絶えず自分を高めながら、心地よさを追求していくこと。それこそ、私たちが幸福つかむための最良にして最高の方法なのですを。
*人間の脳は、その人が成長しよう、成功しようと考えると、そのために必要な情報を多く取り入れ、それを成し遂げるための脳の神経回路が刺激されて、そこに『成功回路』のようなものが発達する。
*固定観念にとらわれない、複線・複眼思考が成長継続のためには重要であり、企業経営の場合、一途だけでなく二兎を追う、「並列進行の原理」をいつも実行することが大切です。
*仕事ができる人、できない人。成長していく人、いかない人。この両者を分ける尺度が、「忙しくても忙しそうに見せない」事なのです。
*リスクがある―しかし、そのリスクを克服する過程こそが、そのまま条件適応のプロセスであり、リスクの持つマイナス面をプラスに転じる行為こそがすなわち成長なのです。
*成長の原理
①創造・忍耐の原理
②成長限界の原理
③並列進行の原理
④条件適応の原理
⑤分離・再結合の原理
【コメント】
「海洋温度差発電」の権威、上原春男氏の著書。
工学博士らしく、成長の原理を理論的に分かりやすく説いている。
成長のキーワードは「心地よさ」であり、心地よさを追及することが成長の源泉となり、成長することがまた人に心地よさをもたらす。その繰り返しによって人間は幸福を手に入れる。
成長の原理・ノウハウが具体例に則して描かれている。