お菓子の日記

日々つくっているお菓子の日記です。

フランスパンとパリブレスト

2008-04-27 23:11:13 | 実験室
家でも、パリブレストのおさらいしてみました。
パリブレストの名前の由来ですが、フランスのパリと港町ブレストの間で
行われる自転車競技会を記念してつくられたお菓子。
この形は、自転車の車輪をかたどっています。
シュー生地よりもクリームを味わうお菓子だそうです。

見た目は、同じ様ですが、プチシューはカスタードクリームで、
デコレーションは生クリームで簡単に仕上げました。
食べながら、間にフルーツを入れるとより美味しいに違いないとおもいました。
シュー生地のお菓子ですから、やはり、その日のうちが食べ頃のお菓子ですね。

実は、こちらが今回の本命、フランスパン。
はずかしながら、初めての挑戦。

通常のパンよりも、発酵回数が多いので、時間がかかります。
それだけではなく、結構、生地がやわらかくて、
発酵後も手にくっつくし~(泣)。
最後まで、ねちょねちょ、べたべた、大丈夫かな~
もしかして、コネが足りなかったのかな。
いろいろ、考えながら、それでも手順通りつくりました。
右手前がプレーン、奥がガーリック、左はチョコを巻き込んでみました。
一応、食べれるものができました。

フランスパンとシュー生地の共通点。
それは、霧吹きです。
シュー生地は塗り卵にしましたが、
いつも、何故霧ふきするのか?と、思いつつも聞いたことがなかったのですが、
理由は単純。上面の熱の通りを遅くするため。
上面も熱がとおると一気に膨らんで、綺麗な割れ目が出来ないとのこと。
フランスパンにも、表面が霧雨に濡れたようにたっぷり霧ふきして
焼くと、綺麗な割れ目とパリッとした皮になるとのこと。
一つ、霧ふきしないものをつくってみれば良かったです。

パリブレスト

2008-04-26 23:09:17 | 修業
最近のHM協会の様子をアップしておりませんでしたが、
こちらの方は、現在、師範科の課程をしております。
結構、理論の勉強もあり、それも面白いです。

先日は、シュー生地のおさらい。パリブレストを作りました。


いつもは、沢山することがあって、写真を撮る余裕がありませんでしたが、
今回は、1品だけですし、みんな、ここまで来ると、やることが分かっているので
余裕がでてきました。
まずは、焼成前。18センチリング型と3センチ位のプチシュー12個絞ります。

リング型はぬり卵して、アーモンドを散らし、プチシューは霧吹き。

はい、こちら焼き上がり。


これは、バタークリームにいれるプラリネ。

砂糖をこがしてカラメルを作って、から焼きしたアーモンドとあわせたもの。
で、オーブンペーパーに挟んでこのようにのばしておきました。
これを、フードプロセッサーで細かくして、さらにふるいでふるったものを
クリームにいれました。
ここでつかうくりーむはバタークリームにプラリネと生クリーム。
かなり、リッチなクリームです。

こちらは、組立作業中。手が交差してますね~。
クリームは糊代わりにつかってます。


こちらは仕上げのデコレーション中。

バタークリームなのであまり多すぎるとくどくなるので、クリームは控えめに
してます。

こちらは、切ったところ。切り口の美しさもわかるように、
必ず、プチシューの真ん中を切るとのことです。

お味も、リッチでおいしかったです。

お花見ともち豚館

2008-04-25 21:25:17 | おいしいお店
今週、お花見にいってまいりました。

行き先は、かの有名な、「一目千本桜」のある大河原へ。
でも、やっぱり見頃は先週でしたね~(泣)
「散り際もきれいにちがいない!」
とか、言いながら行きましたが、花見のイベントはすっかりおわり。
テントの撤収をしておりました。さぴし~。
桜も先週末の雨・風で大分飛ばされてました。
でも、よ~く近づいてみるとこのとおり。
まだ、かわいく美しく頑張って咲いているのもありました。
花見に行ったメンバーで
今度は、川下りをしたいとか、
電車で来て、車窓から楽しみたいとか
のんびりとお話をしながら、川縁を散策しました。
お天気は最高によく、
人がほとんどいなくて、貸し切り状態でこれはこれで
のどかな一時でした。

桜を愛でたあとは、お食事。
ここまできたなら、
もち豚館
へ行きましょうね。

ここはヒルズという会社の経営する「もち豚館」です。
グリーンマートや藤崎で購入することができますが、
美味しいお肉です。脂身も(危険ですが)美味しい。

これが、建物入り口。
中は、温泉と休憩所、レストランがあります。
予約すれば、個室もとれるそうです。

もち豚館おすすめの「ミックスフライ定食」を注文。

見てください。このボリューム。しかも、おつけ物も2種類。
汁物も、もち豚を使った豚汁。これで、1,100円(だったと思います)
はかなりのお値打ちです。

フライは、ひれかつが2枚、エビフライ(かなり大きい!)、
串カツの5個。

皆で「すごいボリューム!」
などと言いながらも、皆ほとんど完食。
かえりは、おとなりの売店で
野菜とお肉を買ってかえりました。

紅茶のプリン

2008-04-19 21:47:26 | 修業
今年から教わっている少人数クラスのケーキ教室。
今月は、シュークリームと紅茶プリンです。

こちらのシュークリームの生地は、ハンドミキサーでつくっています。
私自身は、シュー生地に卵を混ぜ込む作業はさほど大変・・・・と、
思ったことはないのですが(腕力には自信あり!)
確かに、ハンドミキサーですると手早く出来ます。
ただし、先生によると、手で混ぜた方が
何故かぱりっと固めの生地になるとのことです。

今回の収穫は、カスタードクリームと生クリームの混ぜ方。
生クリームをかなり固めに泡立て、
1/3はしっかりカスタードとあわせ、
残りは、完全に混ざらないようにしたほうが、カスタードと
生クリームの美味しさがそれぞれ味わえるとのことです。
「確かに~♪」
ちょっとしたことですが、目から鱗のひとことでした。

紅茶のプリンは、アールグレーとダージリンをしっかり煮出した
大人のプリンです。風味漬けのカルバドスがなんともいえません。

先生の試作作品、ヨーグルトのシフォンケーキもいただきました。

「上の部分が焼き縮してまだまだなの~」
と、謙遜していらっしゃいましたが、
なんのなんの美味しいです。
これだけ、上手でもやっぱり上を目指すんだな~
と、刺激になりました。
最近、スポンジシートばかり焼いて
シフォンケーキから遠ざかっておりましたが、
再度みなおそうかな~と、思っています。

自宅教室

2008-04-18 20:18:53 | 自宅教室
4月初めての教室は、
「キャラメルソース」大好きな方からのリクエスト。
まずは、キャラメルロールケーキ。

キャラメルソースはクリームにも大さじ1くらい入れましたが、
全体に混ぜ込むと味がよくわからなくなってしまいますので、
スポンジシートにクリームをぬったら、所々にキャラメルソースをおいてます。
周りにもラフにのせてください。

こちらは、秋・冬のケーキですが、試作にお付き合い願いました。

抹茶のスポンジシートと小倉クリーム。
小倉クリームは自分で餡を煮ればもっと美味しくできるはずですが、
今回は缶詰の茹で小豆を使いました。手軽に作れます。
スポンジはもっちり、しっとり。

このほか、アガーゼリーもつくりました。


こちらは、今回いらした方からいただいた
名古屋「美濃忠」の「上がり羊羹」と「初かつお」。

水ようかん風が「上がり羊羹」。
普通の羊羹と水ようかんの間くらいの食感で、さっぱりして食べやすいです。
きれいなピンク色が、「初かつお」。
ういろうですよね。これは。
頭のなかで「白・黒・抹茶・上がり・コーヒー・ゆず・さくら・・・・青柳ういろう・・・」が
ぐるぐる回ってました。
子供のころ良く聞きましたよね、この歌(年齢がわかる?)

それにしても、このういろうは、もっちり
上品な甘さ。
餅好きの子供にほとんど取られてしまいました~(泣)。

かかし

2008-04-09 15:52:36 | おすすめの本
この春休みは、あまり本は読めませんでしたが、
いくつかご紹介。
こちら、ロバート・ウエストールの「かかし」。

「大人のファンタジー読本」にもあって、前に友人に勧められた本ですが、
図書館で見つけて借りてみました。
全寮制の学校に通う男の子の再婚した母親と継父との夏休みを描いたものです。
ちょっと、ミステリーぽいですが、中学生から高校生くらいの頃のもやもやした気持ちを思い出させる本です。
ウエストールはイギリスの作家。美術教師の傍ら息子の為に書いた処女作がカーネギー賞。
この本でも再度カーネギー賞を受賞したのもうなずけます。本への入り安さと、読み進んでいくうちに、怖いのに止められなくなります。

こちらは、前から何度もかりては挫折していた、ラルフ・イザーヴの
「失われた記憶の博物館」。

似たような作品に「パーラ」がありますが、パーラが言葉を盗まれるのに対しこちらは、人の記憶を盗まれるという設定です。ファンタジーではありますが、ちょっと哲学的。
なんとか、読み終わりましたが、私はやっぱり、イザーヴさんの作品は
「ネシャンサーガ」が一番。

こちらは、大好きな荻原規子さんの勾玉3部作。

一度は読んだのですが、前はあまりにも飛ばして読んだので、
今度はじっくり味わいながらよみたいな~と、借りたのですが春休みには
一ページも開けず。
これから、すこしずつ楽しみます。
上橋菜穂子さんとならぶ、日本のファンタジー作家です。
お好きな方はどうぞ。

復習

2008-04-04 22:51:55 | 実験室
春休み中、今年はなんだかばたばたしていて
本もあまり読んでいないし、お菓子も焦る割にはつくってないですね~。

復習をかねてつくったものをいくつかご紹介。
まずは、エクレア。

もう少しスマートなものを考えていたのに、結構ふとめさんに。
いろいろなエクレアがありますが、やっぱり私はカスタードクリームに
チョココーティングがシンプルながら好きです。

こちらは、オレンジのアントルメ。
オレンジと言えば、カルフォルニア産ですが、農薬が今ひとつ心配なので
先日、日本のセミノールというオレンジを煮たところ、
苦くて食べれませんでした。皮の下の白いところが原因かな??
前に、はっさくでゼリーを作ったときも大失敗。苦くて一口も食べれませんでした。

で、1回であっさり、国産はあきらめ、シーズンで沢山でまわっている
アメリカ産オレンジを購入。
果物のワックスについては、お湯で洗えば大丈夫とのことだったので、
お湯洗浄のあと、塩で表面をよ~く洗って使いました。

見た目も爽やかですが、シロップで煮たオレンジの爽やかな酸味と
ちょっと苦味があるところがいい感じです。

こちら、カットしたところ。

前に作ったとき、ババロア部分だけ固めて食べたら、????なお味に。
このケーキはスポンジとババロアとのバランスがあって美味しいと感じるようです。

こちらは、バラ型をつかったゼリーの試作。

いつもはグラスに冷やし固めていたので、ぎりぎりの固さに作っていましたが、
こちらは型抜きする分、ちょっと固めに。
今年もアガーゼリーで作ってみました。いい感じにできあがりました。

最近の小麦などなどの値上がりで、パンも随分単価がたかくなりましたよね。
復習もかねて、ロールパンでも作りますか!
と、3時ころから、つくり始めました。

久しぶりに作ったら、少しスマート目。
こちらはもう少し、ふっくらさせた方が良さそうですね。

SHOZAN

2008-04-01 22:16:18 | Weblog
家族で久しぶりにランチに行きました。
卒業祝いということで、お友達おすすめのSHOZANへ。




食事の前に、レストラン前の前室でオレンジ風味のハーブティーです。
ランチにも関わらず、嬉しいサービス。食事への期待感が高まりますね~♪



食事前に、辛いソーセージののった一口パイです。


写真の角度が悪いですが、パン用のお皿がハート型のガラスがとってもかわいく、
しかもさわやかな感じで春らしさを引き立てます。



さっそく、前菜。私は麦の上にカニ、フレッシュトマトソース。
全部を一緒にからめて頂くと美味しいですね~。所々にあるキュウリも歯ごたえのアクセントに。


子供達は、タスマニア産スモークサーモンと野菜のテリーヌ。
見た目も美しく、トマトは桃太郎とのことですが、濃い目の美味しいトマト(だそうです)。


子供達は仲良く金目鯛のポワレ。ホワイトアスパラとカリフラワーぞえ。グリーンのソースはほうれん草??
金目鯛の赤と野菜の白、絹さやととソースのグリーンが美しいです。ホタルイカもかわいいアクセント。


私がチョイスしたのは、帆立とスズキのポワレ。空豆のピュレソース。
お魚の皮がぱりっとかりっと焼いてあっておいしいです。


メインはみんな同じく、タスマニアビーフの網焼き。

もう、この時点でお腹は7分目くらいまできていましたが、
大きめのお肉ながら、柔らかさと、さっぱりした醤油ベースのソースでしっかり全部戴きました。

おまたせ、デザート。いちごのシャーベットとガトーショコラ、アングレーズソース、フルーツでした。

別腹・・・とはいえ、ガトーショコラのボリュームが結構あって、
「おなかいっぱ~い」と、いいながら、完食。

コーヒーをいただいて、おしまいと思ったところに、
小さいお菓子達のサービス。

やっぱり、ここは戴いておきましょうね。
ミントとラズベリー風味のマシュマロ。プリューノー:プラムの入ったバターケーキ、お腹が一杯にも関わらず、バターの風味たっぷりの味に感激。それから、キャラメル。
ガラスのお皿のかわいいこと!


評判通りの美味しさと、サービスの気持ちよさで感激でした。

しかし、この後、卒業祝いをした子供はインフルエンザで4日間家で寝込んだのでした~。