橋本の文化財「牛久保家の長屋門」

相模原市緑区元橋本町には鉄道誘致に尽力した相澤家の屋敷と瑞光寺側に長屋門を持つ名主の牛久保家の屋敷が建っている。この「牛久保家の長屋門」は近世末の建築で、桁行9.5間(約17.1m)、梁行2.5間(約4.5m)の堂々たる構えをもって現存する相模原市内の長屋門としては最大規模のものである。両脇にある2本の太い柱の上に大きな天井を貼っている。軒のセガイは、柱に腕木をほぞ差とする古い形式。部材も全体に太く、冠木の丈は1.4尺(42㎝)、その上に乗る梁は約1尺(30㎝)である。まさしくこれぞ「門」であると頷ける。黒褐色の板塀は重厚感が際立っているが、何故かこの町に溶け込んでいるようだ。市登録有形文化財となっている「長屋門」より中をのぞかせてもらうとよく手入れされた庭、大きく幹を広げた松、豪邸が眼に飛び込んでくる。この道両サイドの家並みを見ているとかって橋本が宿場町として栄えていた面影が今も残っている。(2002)
　
　
　
　
　

座間「かにが沢公園」の紅白梅満開となる！！

座間市緑ヶ丘に四季の花で彩られ市民の憩いの場、座間八景の一つとなっている「かにが沢公園」はある。園内は初冬から早春にかけては「梅の花」、春には「ソメイヨシノ」と「神代曙」あわせて30本近くある桜が美しく咲く。そして秋には天上の花「曼珠沙華」が園の斜面を美しく彩る。この時季は水仙くらいで、百花に先駆けて咲く「梅の花」は希少である。子供広場に「紅梅」、「白梅」、赤と白の「しだれ梅」が、少し離れた散策路の斜面に5本の枝垂れが植栽されている。中には一本珍しい「思いのまま」という木があり「赤と白」の花をつける。あと一週間で2月も終わりを告げまもまなく弥生の月の3月となる。10日ぶりに訪れるとその間気温も上がり開花が加速し、園内は梅の花たちが美を競うように咲き乱れ今最も美しい梅景を創り出している。(2002)
　
　
　
　
　

「相模原北公園」の「梅」咲きそろう！！

相模原緑区下九沢に平成3年に開園した「相模原北公園」の北側に100種、約100本の紅白や枝垂れの梅木が植栽されている「梅園」がある。今年は「三寒四温」の言葉通り寒い日もあったり比較的穏やかな日が続いたり20度近い日もありと「主役の梅」にとっては悩ましい時期、気温であった。それでも春を察知し百花に先駆け咲くこの希少な梅は自然の法則通りとはいえ健気でたくましく、まさしく季節の道先案内人である。2月初めから3月初旬まで咲くようにバランスがとられている。今月初に続き2回目の訪問である。百種まちまちで早咲きの品種は終わったうで遅咲きの品種は今見ごろとなっている。特に白梅と中央の白ピンクの「枝垂れ梅」は美しく咲きほころんでいる。間もなく3月、梅、河津桜から桜の主役「ソメイヨシノ」にバトンタッチ。今年の桜の満開予報は3/25日?と早いようである。これから相模太夫の桜撮りがスタートする。(2002)
　
　
　
　
　

「橋本公園」の「河津桜」はもう見頃～春を競演中！！

相模原市緑区西橋本の緑区合同庁舎横に「河津桜」の名所となっている「橋本公園」はある。園内の周囲には60本の河津桜が植栽されている。10日前開花の知らせに今日訪れると濃い鮮やかなピンク色の花びらを大きく広げ既に満開近くなってきとなって文字通り春色に彩られていた。当園は西橋本地区の再開発地域の一角にある近隣公園で、すぐ隣には緑区合同庁舎、そして周囲は高層マンションが聳える。園の広さ1.14haの中に「芝生広場」、「多目的広場」など配置されている。桜と言えば公園、山林、川とか池の背景が見慣れているが、当園は周りに高層マンション群が聳え他とは違い少し異色である。「高層建造物」と「河津桜」のコラボレーションもまた一味違った美しさがある。美しく広がったた河津桜の花を啄んでいる鳥(ムクドリ)が時折、鳴く声はまさしく「早春歌」のようである。(2002)
　
　
　
　
　


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