A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。
takeshirata@gmail.com

美術回顧 2016

2016-12-31 23:45:23 | 美術
2016年も大変お世話になりました。最後に今年印象に残った展覧会を挙げて、本年を締めくくります。順位はなく、鑑賞順です。どうもありがとうございました。
(私がテキスト執筆およびイベント参加した展覧会は対象外としております)

美術館編
・竹岡雄二 台座から空間へ(2016年1月16日~3月21日) 国立国際美術館
・特集 光について(2015年12月23日~ 2016年3月13日) 和歌山県立近代美術館 1階展示室B
・没後40年 髙島野十郎展―光と闇、魂の軌跡(2016年4月9日~6月5日) 目黒区美術館
・恩地孝四郎展 抒情とモダン 版に重なるこころ(2016年4月29日〜6月12日) 和歌山県立近代美術館
・聖なるもの、俗なるもの メッケネムとドイツ初期銅版画(2016年7月9日~9月19日) 国立西洋美術館
・アートと考古学展 〜物の声を、土の声を聴け〜(2016年7月23日~9月11日) 京都文化博物館 3階展示室
・柳根澤「召喚される絵画の全量」(2016年9月24日〜12月4日) 多摩美術大学美術館
・THE PLAY since 1967 まだ見ぬ流れの彼方へ(2016年10月22日〜2017年1月15日) 国立国際美術館
・蜘蛛の糸 クモがつむぐ美の系譜——江戸から現代へ(2016年10月15日〜12月25日) 豊田市美術館
・世界遺産ポンペイの壁画展(2016年10月15日〜12月25日) 兵庫県立美術館

ギャラリー編
・幻想の質量 松井沙都子、森村誠、山本雄教(2016年1月25日~2月6日) 2kw gallery
・田中真吾 個展「meltrans」(2016年3月4日~3月27日) eN arts
・今村遼佑「降り落ちるものを」(2016年3月8日~3月20日) アートスペース虹
・國府理展 『オマージュ 相対温室』(2016年3月7日~5月9日) GALLERY A⁴(ギャラリー エー クワッド)
・末永史尚「息づきの絵画」(2016年4月2日~5月1日) Maki Fine Arts
・トランス/リアル - 非実体的美術の可能性 vol.1 越野潤(2016年4月9日~5月14日) gallery αm
・松本和子「愛好家の面影」(2016年6月11日〜7月2日) MATSUO MEGUMI +VOICE GALLERY pfs/w
・NEW INCUBATION 8 伊藤隆介×中田有美『ジオラマとパノラマ ――Diverting Realities(2016年6月10日〜7月18日) 京都芸術センター
・楢木野淑子展(2016年9月6日〜10月2日) ギャラリーなかむら
・大畑公成「花の記憶」(2016年9月28日〜10月23) Kousagisha gallery


Comment
この記事をはてなブックマークに追加

活動報告 2016

2016-12-30 20:03:36 | 美術
2016年の仕事をまとめてみました。
本年も大変多くの方にお世話になりました。
展覧会やイベントにご来場頂いた皆さま、テキストをお読み頂いた皆さま、お仕事をご依頼頂きました皆さま、気にかけて頂いた皆さまに心よりお礼申し上げます。

【キュレーション】
2016.5 「High-Light Scene:大洲大作、竹中美幸、中島麦」Gallery PARC、京都
2016.9 「明楽和記展」CAS、大阪

【テキスト】
2016.1 つくるビルゼミコラム vol.16 美術夜話 第4夜「ソフィ・カル―最後のとき/最初のとき」、つくるビルウェブサイト
2016.1 「新しいクリエーションをサポートする公募展「Gallery PARC Art Competition」第3回、開催にむけて」『GRAND MARBLE PRESS』16、GRAND MARBLE、京都
2016.01 レビュー「超少女まぶさび宇宙―竹中美幸・寺田就子」『REAR』36号、リア制作室
2016.02 つくるビルゼミコラム vol.17 美術夜話 第5夜「戦後70年特別展「人間らしく、戦争を生き抜く」&2015 戦後70年展を視る」、つくるビルウェブサイト
2016.03 「映像的、あまりに映像的」timelake06「茶の間/庭先」(福田真知キュレーション)、Gallery ARTISLONG、京都
2016.03 Gallery PARC Art Competition 2016審査結果発表・審査員所感、Gallery PARCウェブサイト
2016.03 つくるビルゼミコラム vol.18「今夜はブギーバック90′s-00′s スクラップブックのようなミュージックシーン」、つくるビルウェブサイト
2016.03 つくるビルゼミコラム vol.19(最終回)「失われた場を求めて」、つくるビルウェブサイト
2016.04 展覧会&イベントレビュー「enoco[study?]#3 展覧会 流暢な習慣」「大阪アートダイバー」『enocoニュースレター』09号、大阪府立江之子島文化芸術創造センター、大阪
2016.05 「High-Light Scene」、「High-Light Scene」配布資料、Gallery PARC、京都
2016.06 「ルージュの伝言」林葵衣展「水の発音」レビュー、アートスペース虹、京都(未発表)
2016.07 「High-Light Scene」『High-Light Scene記録集』平田剛志、京都
2016.08 「筆致の現像学」Gallery PARC Art Competition 2016 #03「MEET / MEAT:嶋 春香展」Gallery PARC、京都
2016.08.30 KAB Dialogue vol.51「京都文化芸術コア・ネットワーク総会「京都の現代カルチャーと芸術の未来」」レポート、Kyoto Art Box
2016.09 「絵画は映画のように」ヤマガミユキヒロ展「ロケーション・ハンティング」フライヤー
2016.09 「大阪アートダイバー」『YUKAWA HIROSYASU・NAKAYASU KEIICHI 2014-2016』流通文社、2016.9
2016.10 「パランプセストの風景」ヤマガミユキヒロ展「ロケーション・ハンティング」配布資料、あまらぶアートラボ「A-Lab」、兵庫
2016.10 「紫水晶の研究」寺脇扶美 個展「紫水晶からの往復書簡」アートスペース361°、名古屋


【トーク】
2016.1.20 つくるビルゼミ1月 美術夜話第5夜「戦後70年特別展「人間らしく、戦争を生き抜く」&2015 戦後70年展を視る」つくるビル403号室、京都
2016.2.15 つくるビルゼミ2月「今夜はブギーバック 90′s-00′s スクラップブックのようなミュージックシーン」つくるビル403号室、京都
2016.03.12 timelake06「茶の間/庭先」(福田真知キュレーション)キュレータートーク、Gallery ARTISLONG、京都
2016.03.28 つくるビルゼミ 最終講義「失われた場を求めて」つくるビル403号室、京都
2016.07.30 Reproductionアーティストトーク、成安造形大学【キャンパスが美術館】ギャラリーアートサイト、滋賀
2016.08.01 In Studies vol.1「人生処方画集」(ファシリテーター:平田剛志))、共同スタジオ ink 2F、京都
2016.09.05 In Studies vol.2「スクリーン・メモリーズ 〜記憶の映画」(ファシリテーター:山邊桜子)、共同スタジオ ink 2F、京都
2016.09.10 明楽和記展アーティストトーク、CAS、大阪
2016.09.11 アーティスト・サポート・プログラム enoco [study?] #4 クロストーク・募集説明会、大阪府立江之子島文化芸術創造センター enoco ルーム1、大阪
2016.10.07 In Studies vol.3 「建築の感覚 〜サイズ・居心地・距離〜」(ファシリテーター:林葵衣)、共同スタジオ ink 2F、京都
2016.10.14 寺脇扶美 個展「紫水晶からの往復書簡」アーティスト・トーク、アートスペース361°、名古屋
2016.10.29 ヤマガミユキヒロ展「ロケーション・ハンティング」アーティストトーク ヤマガミユキヒロ×平田剛志、あまらぶアートラボ「A-Lab」、兵庫
2016.11.07 In Studies vol.4「ア・ターブル! ごはんだよ!アートだよ!」(ファシリテーター:寺脇扶美)、共同スタジオ ink 2F、京都
2016.12.19 In Studies vol.5「バーチャルアトリエ訪問」(ファシリテーター:山本雄教)、共同スタジオ ink 2F、京都


【審査員】
2016.2 Gallery PARC Art Competition 2016
入選:嶋春香、寺脇扶美、湯川洋康・中安恵一

【セレクター】
2016.12 almanac15 "depositors meeting 14"、art & river bank、東京
セレクト作家:大八木夏生、澤田華、嶋春香、寺脇扶美、福田真知

Comment
この記事をはてなブックマークに追加

memorandum 410 咳をしても

2016-12-29 23:05:59 | ことば
咳をしても一人

村上護編『尾崎放哉全句集』筑摩書房(ちくま文庫)、2008年、131頁。
Comment
この記事をはてなブックマークに追加

memorandum 409 あけがたとろりとした

2016-12-28 23:48:06 | ことば
あけがたとろりとした時の夢であつたよ

村上護編『尾崎放哉全句集』筑摩書房(ちくま文庫)、2008年、117頁。
Comment
この記事をはてなブックマークに追加

未読日記1269 『<つまずき>の事典』

2016-12-27 21:19:30 | 書物
タイトル:<つまずき>の事典―人生の危機から生まれた名言・名句
タイトル別名:Dictionary of failures and vicissitudes
編著者:中村邦生
装幀:村井宗二
発行:東京 : 大修館書店
発行日:1993.4
形態:vii, 337p ; 20cm
注記:参考文献: p329-331
内容:
さまざまな“挫折”があればこそ、生まれた名言・名句の数々。“つまずき”の中に人生をみつめ、自分の失敗を笑うために…、スパイスのきいたコメントを添えて、あなたのかなしみに。

目次
本書の使い方ガイド
<つまずき>の事典
 イギリス・アメリカ編
 日本編
あとがき
文献
索引

購入日:2016年12月26日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
 次回のIn Studiesの参考文献として購入。次回のテーマが「言葉」と決まり、何を挙げようかぼんやり考える。そんな時、たまたま過去の新聞記事を整理していたら、本書の紹介記事を見つけたのである。残しておいた記事の裏面に掲載されており、記事を折り返してみるまで気づきもしなかった。何かヒントになるかもしれないと思った。ちょうど自分自身もある意味で「つまずき」の渦中におり、本書を知った偶然の再発見が何かにつながるかもしれない。図書館にあるかと調べたところ、残念ながら京都府・市の図書館に所蔵がなくつまずく。仕方なくネットで購入。手にしてパラパラ見ていると、ある意味で正論が多い。「つまずき」の渦中にいると、どんな名言・名句もピンとこないのだろうか。




Comment
この記事をはてなブックマークに追加

未読日記1268 『詩誌 エウメニデスIII 第52号』

2016-12-26 23:44:14 | 書物
タイトル:詩誌Eumenides III 第52号
編集:小島きみ子
表紙:塚本よしつぐ
発行:佐久 : 小島きみ子
発行日:2016.11
形態:68p ; 21cm
内容:
エッセイ
美しいということが、 塚本佳紹
『アシジの貧者』について 小島きみ子

論考
冨士原清一の詩「成立」とシュルレアリスムの明暗 京谷裕彰

連載詩
戻っておいでールネ・マグリット作「誓言」に寄せて 渡辺めぐみ
星への帰還 広瀬大志
居室(#3) 伊藤浩子


魚の歌 小笠原鳥類
たとえば静けさのないところ 松尾真由美
蝶の囀り 京谷裕彰
秋のミモザ 北原千代
兵站 高塚謙太郎
ある九月のアラン島で 藤井わらび
彼方へ 小島きみ子

エッセイ
詩と花が溶け合う場として 松尾真由美
書評・夏に読んだ詩集三冊 小島きみ子
あとがき

頂いた日:2016年12月26日
 詩人・京谷裕彰氏がキュレーションした展覧会「私、他者、世界、生 ―現実を超える現実―」(コンテンポラリーアートギャラリーZone)にお伺いした際、京谷氏よりご恵贈いただきました。どうもありがとうございます。
 今回京谷氏が論考で取り上げたシュルレアリスム詩運動の詩人・冨士原清一は恥ずかしながら知らなかった。生前は一冊の詩集も出さずに戦死したという。京谷氏は冨士原の詩を丁寧に分析・論考することで、冨士原の詩を現代に蘇生・召喚した。その言葉の鮮烈さに鳥肌立った。ぜひ今度まとめて読んでみようと思う。





Comment
この記事をはてなブックマークに追加

未読日記1267 『戦争は女の顔をしていない』

2016-12-25 21:25:07 | 書物
タイトル:戦争は女の顔をしていない
タイトル別名:War's unwomanly face
       У войны не женское лицо
シリーズ名:岩波現代文庫, 社会 ; 295
著者:スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
訳者:三浦みどり
発行:東京 : 岩波書店
発行日:2016.2
形態:vi, 498p ; 15cm
注記:2008年7月群像社より刊行されたものを、底本としたもの
   英文タイトルは標題紙裏による
内容:
ソ連では第二次世界大戦で百万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった—。五百人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞受賞作家のデビュー作で主著。

目次

人間は戦争よりずっと大きい(執筆日誌1978年から1985年より)
思い出したくない
お嬢ちゃんたち、まだねんねじゃないか
恐怖の臭いと鞄いっぱいのチョコレート菓子
しきたりと生活
母のところに戻ったのは私一人だけ…
わが家には二つの戦争が同居してるの
受話器は弾丸を発しない
私たちの褒美は小さなメダルだった
お人形とライフル
死について、そして死を前にしたときの驚きについて
馬や小鳥たちの思い出
あれは私じゃないわ
あの目を今でも憶えています
私たちは銃を撃ってたんじゃない
特別な石けん「K」と営倉について
焼き付いた軸受けメタルとロシア式の汚い言葉のこと
兵隊であることが求められたけれど、かわいい女の子でもいたかった
甲高い乙女の「ソプラノ」と水兵の迷信
工兵小隊長ってものは二ヶ月しか生きていられないんですよ、お嬢さん方!
いまいましい女(あま)と五月のバラの花
空を前にした時の不思議な静けさと失われた指輪のこと
人間の孤独と弾丸
家畜のエサにしかならないこまっかいクズジャガイモまでだしてくれた
お母ちゃんお父ちゃんのこと
ちっぽけな人生と大きな理念について
子供の入浴とお父さんのようなお母さんについて
赤ずきんちゃんのこと、戦地で猫が見つかる喜びのこと
ひそひそ声と叫び声
その人は心臓のあたりに手をあてて……
間違いだらけの作文とコメディー映画のこと
ふと、生きていたいと熱烈に思った
訳者あとがき
解説 著者と訳者のこと 澤地久枝

購入日:2016年12月25日
購入店:丸善 京都本店
購入理由:
 後藤靖香展レビューテキストのための参考文献として購入。昨日、後藤靖香展を見て、思いついたのが本書だった。女性が戦争について描く(書く)こと、市井の人々の知られざる「真実」を提示する点で近いと感じたのだ。テキストに使えるかどうかはわからないが、手始めに読んでみる。

Comment
この記事をはてなブックマークに追加

未読日記1266 『後藤靖香:かくかくしかじか』

2016-12-24 23:20:17 | 書物
タイトル;後藤靖香:かくかくしかじか
別タイトル:Yasuka Goto "Kaku-kaku-shika-jika"
編集:藤田千彩
撮影:浅野豪
ブックデザイン:西武アキラ
発行:大阪 : TEZUKAYAMA GALLERY
発行日:2015.9
形態:[22]p ; 21cm
注記:展覧会カタログ
   会場・会期: 2015年9月4日-10月3日:TEZUKAYAMA GALLERY
内容;
Introduction
図版
「モディリアーニの古釘」後藤靖香
略歴
参考文献

頂いた日:2016年12月24日
 京都精華大学ギャラリーフロールにて開催された「後藤靖香 必死のパッチ」にお伺いした際に、ギャラリーよりご恵贈いただきました。どうもありがとうございます。
 残念ながら本展は見れていないのだが、戦争画家を描く新たなシリーズがまとめて展示・掲載されており、作風に変化がうかがえる。これまで親類の戦争体験を題材とすることが多かった後藤だが、過去の画家=他者を対象としたことで、何を描くのかがより重要になった。今回は「モディリアーニの古釘」のエピソードなど、画家の知られざる逸話を取り上げ、戦争画家という特異性ではなく、普遍的な人間の必死さを提示している。


Comment
この記事をはてなブックマークに追加

未読日記1265 『影の歴史』

2016-12-23 22:39:15 | 書物
タイトル:影の歴史
タイトル別名:A short history of the shadow
著者:ヴィクトル・I.ストイキツァ
訳者:岡田温司, 西田兼
装幀者:間村俊一
発行:東京 : 平凡社
発行日:2008.8
形態:353p, 図版 [8] p ; 22cm
注記:原著 (London : Reaktion Books, 1997) の翻訳
内容:
絵画の歴史は事物の影をなぞることから始まったにもかかわらず、美術史学が影の歴史を主題的に扱うことはなかった。本書はその歴史の包括的検証に大胆に挑んだ瞠目の力業。「影」は文字どおり絵画の陰画であり、それはもうひとつの絵画史を形成する。影の人類学の誕生。

目次


第1章 影像段階
第2章 肉の影
第3章 絵画のなかの影
第4章 「不気味なもの」をめぐって
第5章 人間とその分身
第6章 写真時代における影とその複製可能性について
第7章 永劫回帰の影のなかで
原注
訳者あとがき
図版一覧
人名索引

購入日:2016年12月23日
購入店:ジュンク堂書店 難波店
購入理由:
 少し発表が延びた風景研究会発表のための参考文献として購入。小林清親について考えていたら、「光」ではなく、「影」を描いているのではないかと思い、本書を図書館で借りて読み始めた。その中、この日サイギャラリーで「西山裕希子展」を見たら、恋人の影をなぞる絵画の起源をモチーフとした作品が展示されており、あまりの偶然から思いきって購入。



Comment
この記事をはてなブックマークに追加

memorandum 408 節分の豆を

2016-12-22 23:10:53 | ことば
節分の豆をだまつてたべて居る

村上護編『尾崎放哉全句集』筑摩書房(ちくま文庫)、2008年、87頁。

Comment
この記事をはてなブックマークに追加