A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

ひかり

2006-08-27 00:39:03 | 美術
よく耳にする言葉。

「夏休みももうすぐ終わりですね」

この時期の慣用句だ。



6月29日(木)

○ パウル・クレー 創造の物語
 Paul Klee : Erzahlung und Schopfung
 2006年6月24日(土)~8月20日(日)
 川村記念美術館

○ 海に生きる・海を描く-応挙、北斎から杉本博司まで-
 2006年6月3日(土)~7月17日(月・祝)
 千葉市美術館

7月1日(土)

○ 花鳥-愛でる心、彩る技<若冲を中心に>
 Flowers and Birds
 -the spirit of appreciation and the art of painting-
 <Focusing on Jakuchu>
 第3期:2006年6月3日(土)~7月2日(日)
 宮内庁三の丸尚蔵館

○ 所蔵作品展:近代工芸の百年
 特集展示:ルーシー・リーとハンス・コパー
 2006年5月27日(土)~7月2日(日)
 東京国立近代美術館工芸館

○ 生誕100年記念 吉原治良展
 Jiro Yoshihara : A Centenary Retrospective
 2006年6月13日(火)~7月30日(日)
 東京国立近代美術館

 吉原治良は「技術」の人だ。初期から晩年まで画面づくりの変化には驚く。画面上でさまざまな技法、描法を行っている。おそらく技術的なことから発想するのかもしれない。この一貫性のなさ、吸収の仕方には敬服する。

○ 森 一大展
 ishidai mori
 2006年6月26日(月)~7月1日(土)
 なびす画廊

○ 竹本 真紀展覧会
 Maki Takemoto Exhibition
 2006年6月26日(月)~7月1日(土)
 exhibit Live & Moris

○ suns
 南條敏之写真展
 NANJO Toshiyuki Photo Exhibition
 2006年6月26日(月)~7月1日(土)
 exhibit Live & Moris

○ ロビン・ロード
 Robin Rhode
 2006年6月6日(火)~7月30日(日)
 SHISEIDO GALLERY

○ 本田健展
 HONDA TAKESHI
 2006年6月2日(金)~7月2日(日)
 ギャラリーGAN

7月6日(木)

○ 第5回「十・十の会」展
 2006年7月1日(土)~7月6日(木)
 Gallery 風 
 東京都中央区銀座7-11-10
 ニューギンザ第一ビルB1F

○ 遠山香苗展
 KANAE TOYAMA
 2006年7月3日(月)~7月8日(土)
 コバヤシ画廊

○ 染谷悠子-鳥の虹つくり-
 someya yuko exhibition
 2006年7月3日(月)~7月15日(土)
 Gallery 覚

○ 安齋重男写真展“ナム・ジュン・パイク賛”
 2006年6月26日(月)~7月8日(土)
 ギャラリー現

○ Re-PRESENTATION vol.1
 阿部仁文、山本浩生
 Re-PRESENTATION vol.1
 Hiroki YAMAMOTO, Hirofumi ABE
 2006年7月3日(月)~7月9日(日)
 フタバ画廊

○ 岩本重規展
 Iwamoto Shigeki
 2006年7月3日(月)~7月8日(土)
 なびす画廊

○ サトウユウ子展
 YUKO SATOU
 [INNER LIFE 06]
 2006年7月3日(月)~7月8日(土)
 ギャラリー椿GT2

○ 服部知佳展
 CHIKA HATTORI
 2006年7月3日(月)~7月15日(土)
 ギャラリー椿

○衣田順子展
 2006年6月19日(月)~7月8日(土) 
 村松画廊

○ 菅木志雄展-平面と立体 2006-
 SUGA Kishio
 2006年7月3日(月)~7月22日(土)
 かねこ・あーとギャラリー

○ 坂本繁二郎展-石橋美術館開館50周年記念
 Sakamoto Hanjiro :
 An Exhibition Marking the Fiftieth Anniversary of the ishibashi Museum of Art
 2006年6月16日(金)~7月8日(土)
 ブリヂストン美術館

 この展覧会を見るまでは、この作家のことをよくいる「洋画家」という時代遅れの画家だろうぐらいに考えていた。だが、それが思い違いかもしれない、とこの展覧会を見て考え直した。私にとって坂本に興味がある一点は、月だ。坂本は晩年に月の絵画を制作している。
それは、先々週見た「高島野十郎」展に関連がある。高島は坂本と同じ九州の久留米市出身。東京に上京後、一時坂本に接したこともあるという。そして、高島がひっそりと描き続けていた「月」の絵画。坂本もまた、晩年に月の絵画を描いている。年代は若干高島の方が早いがほぼ同時代だ。住所は高島が東京・青山から千葉に引っ越している。坂本はフランス留学後には故郷の久留米市に帰郷し、そこで描き続けていた。住んでいる場所も違ったふたりが、なぜ同時期に深遠な月の絵画を制作したのか。私には、ふたりは日本という地にあって、違う場所から同じ月を見ていたのではないかという気がするのだ。月が高島、坂本ふたりを照らしたその接点を調べられないかと考えている。


クーポン

2006-08-18 10:01:58 | 美術


6月24日(土)

○ 昭和はじめの「地図」の旅
 横浜発東・北日本行き
 2006年4月29日(土)~6月25日(日)
 横浜都市発展記念館
 Museum of Yokohama Urban History
 横浜市中区日本大通12
 www.tohatsu.city.yokohama.ja/

 久しぶりの「地図」を主題とした展覧会。観光や土地開発によって地形や景観が変わり、地図の
 表現も変わっていくことに、定点観測を見る思いだ。そこに、「歴史」が折り込まれているが地
 図を見る楽しみのひとつでもある。

○ イサム・ノグチ 世界とつながる彫刻展
 2006年4月15日(土)~6月25日(日)
 横浜美術館

 昨年秋に続いてのイサム・ノグチ展。内容はまったく別物。草月会所蔵のいけばなの花器と思わ 
 れる作品が数点出ていて、興味深かった。ノグチはいけばなに対してどのような考え方を持って 
 いたのか。

○ アーティスト・イン・ミュージアム 横浜 2006 -3人のアーティスト-
 新井卓展/ダゲレオタイプによるポートレイト
 鏡ごしのランデヴー
 Contemporary Daguerreotype by Takashi Arai
 Rendezvous on Mirror
 2006年6月10日(土)~8月6日(日)
 横浜美術館 アートギャラリー1

○ 3人のアーティスト
 アーティスト・イン・ミュージアム 横浜 2006
 ARTIST IN MUSEUM YOKOHAMA 2006
 新井卓 TAKASHI ARAI
 2006年5月22日(月)~8月6日(日)
 横浜美術館 アートギャラリー1
 藤井雷 RAI FUJII
 2006年5月22日(月)~6月30日(金)
 横浜美術館 アートギャラリー2
 川島秀明 HIDEAKI KAWASHIMA
 2006年5月22日(月)~8月30日(水)
 横浜美術館 アートギャラリー3

○ 第14回六三四会展
 2006年6月22日(木)~7月1日(土)
 清澄画廊
 東京都中央区銀座6-7-18

○越前谷嘉高展
 YOSHITAKA ECHIZENYA
 2006年6月12日(月)~6月24日(土)
 コバヤシ画廊

○ 岩野仁美展-深海の花火-
 Hitomi Iwano Solo Exhibition-Fireworks in The Deep Sea-
 2006年6月19日(月)~6月25日(日)
 フタバ画廊

○ 山岸俊之展
 YAMAGISHI Toshiyuki
 2006年6月19日(月)~6月24日(土)
 なびす画廊

○ 中澤豊水展
 TOYOMI NAKAZAWA EXHIBITION
 2006年6月19日(月)~6月24日(土)
 藍画廊

○ 古川吉重展
 FURUKAWA Yoshishige
 2006年6月12日(月)~7月1日(土)
 ギャラリー山口

○西野雅子展
 NISHINO Masako
 2006年6月19日(土)~6月24日(土)
 ギャラリー山口

○ 池田良二新作銅版画展
 Circle・円環
 Ryoji IKEDA
 2006年6月5日(月)~6月30日(金)
 南天子画廊

○ 丸山富之 新作展
 2006年5月29日(月)~6月24日(土)
 hino gallery

○ 古谷利裕
 DRAWINGS
 2006年6月14日(水)~7月16日(日)
 A- things

6月25日(日)

○ 没後30年 高島野十郎展
 2006年6月10日(土)~7月17日(月・祝)
 三鷹市美術ギャラリー

 画面に漂う張りつめた空気に息を飲むとはこのことか。観客の中には「キレイ」だとか「本物 
 そっくり」などと言う感想、嬌声が飛び交っていたが、その「キレイ」「そっくり」の奥にある 
 ものが恐くて私は見つめ続けた。

パワー

2006-08-10 00:53:52 | 美術
見えない力を感じる。
その力は、見えないくせに暴力的なのだ。
見えないから、傷もつかないし、血もでない。
「力」はわたしの言動を制御し、心身を締めつけてくる。

だが、その力の及ばないゾーンというものがあり、
その境域の中にいれば、その「力」は弱まり、心身は解放される。
だが、その「力」の及ばないゾーンは、日ごとに減少してきている。
今日もひとつゾーンが決壊し、また静寂と平和が失われた。

その「力」は、今日もわたしを蝕んでいる。




展覧会観覧記録3

6月12日(月)

○草月いけばな展 花と器
 2006年6月8日(木)~6月13日(火)
 後期:6月11日(日)~6月13日(火)
 新宿タカシマヤ10階


6月17日(土)

○ 吹田文明展:華麗なる木版画の世界
Fumiaki Fukita : Woodcut Print Exhibition
2006年4月22日(土)~6月25日(日)
世田谷美術館

○ 303絵画展 ROUND3 2006
303 EXHIBITION ROUND3 2006
瀧澤真理、星野博美、神保真規子、金田倫子、串岡響子、佐野恭子、瀧澤聰、塩原由美子、
篠原有紀
2006年6月13日(火)~6月18日(日)
世田谷美術館区民ギャラリー

○ 藤田修展 -River 2006-
  OSAMU FUJITA -River 2006-
  2006年6月6日(火)~6月24日(土)
  GALERIE ANDO