A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

TOUCHING WORD 053

2008-06-27 00:09:43 | ことば
おなじ頭を使うなら、この先身にふりかかるかもしれない不幸を案ずるのに使うより、現にわが身にふりかかっている不幸に耐えるために使うほうがよい。
(p.56 『ラ・ロシュフコー箴言集』二宮フサ訳 岩波書店/岩波文庫1989.12)

TOUCHING WORD 052

2008-06-25 01:23:41 | ことば
川はなんでも知っている。人は川からなんでも学ぶことができる。
(p.68 「シッダールタ」『新潮世界文学37 ヘッセⅡ』ヘルマン・ヘッセ 高橋健二訳 新潮社1968.11)

彼は川から絶えず学んだ。何よりも川から傾聴することを学んだ。静かな心で、開かれた待つ魂で、執着を持たず、願いを持たず、判断を持たず、意見を持たず聞き入ることを学んだ。
(p.69 同上)

川はなんでも知っているという。
では、川のそばにある美術館・ギャラリーであれば、より何かを学べるかもしれない。
そこで試みにではあるが、川が見える、川がすぐそばにある美術館・ギャラリー10選を選んでみたい。

1.武蔵野美術大学美術資料図書館
 玉川上水が側に流れ、武蔵野の自然と住宅街が同居する場所にある大学図書館兼美術館。

2.東京国立近代美術館
 正確には川が見えるのではなく、皇居のお濠が見える美術館。常設展示室の4階休憩室、2階ロビー・テラスからお濠が見える。お濠の水の流れがこちらの心までスローにしてくれます。川の流れのようにゆっくりと美術鑑賞をどうぞ。工芸館からは千鳥が淵はすぐそこ。角度違いで出光美術館からもお濠鑑賞可能。

3.目黒区美術館
 館内から川は見えないが、すぐ側に目黒川が流れる美術館。同じ敷地内に図書館もあり、のんびりできる。目黒駅から美術館に行くときは、権之助坂を下り、目黒川を橋を渡って行くことになる。中目黒駅に出るには、目黒川沿いに約15分ほど歩けば着けます。ややドブ川の匂いが残念。桜の季節はとてもきれいですが、人の川もあります。

4.国立国際美術館
 大阪・堂島川、土佐堀川に挟まれた中之島にある美術館。こちらも展示室は地下にあるため川は見えないが、心なしか川からの風が吹いてくる気がする。

5.art & river bank
 多摩川の側にあるため、まさにriver bankなギャラリー。東横線が高架線路を通過する音、川べりで練習しているのかトランペットやギターの音色が時おり聞こえてくるが、そんな音さえも気持ちいい。

6.taguchi fine art
 最寄り駅は地下鉄東西線茅場町駅。亀島川沿いにあるギャラリーだが、残念ながら窓からは川は見えない。だが、重厚な建築含めて静かで良質な展示が見れるギャラリー。

7.GALLERY MAKI
 こちらも茅場町駅最寄だが、隅田川沿いにあるギャラリー。団地の一部屋のような空間に驚いてはいけません。われわれが見るべきは窓ごしから見える川と作品です。

8.すみだリバーサイドホール・ギャラリー
 隅田川がすぐそばに流れるリバーサイドなギャラリー。残念ながら展示室から川は見えないが、地下鉄浅草駅を利用する場合は、川を行き来することになる。展示の帰り、見た作品が川と較べてよかったかどうかを考えてみる。

9.Gallery LE DECO
 渋谷川そばにあるギャラリービル。貸画廊メインでけっして質がいいわけではなく川も展示室からは見えないので、あげるかどうか迷いましたが他に思いつかなかったもので・・。渋谷川は都心の川らしく汚いです。しかし、この界隈の汚さとあいまって(場外馬券場が近くにあるため?)、渋谷周辺では取り残されたような感じがあります。実は渋谷のこういう雑多な感じも嫌いではないのです。

10.BankART Studio NYK
 最後に川ではなく港が見えるギャラリーを。横浜界隈は川が多く、散歩すると川が作りだすリズム、空気、風景にこちらの気持ちが穏やかになっていきます。残念ながら、このギャラリーの展示はこちらの気持ちを穏やかにさせてくれることはあまりないのですが、2階から見える川と風景と風はやはり気持ちいいものです。

以上。暫定的ではありますが、川がある/見える美術館・ギャラリー10選でした。





Expectation

2008-06-23 23:43:15 | 美術
この週末で手に入れたチラシより

○日高理恵子展
 2008年6月2日(月)-7月12日(土)
 武蔵野美術大学2号館gFAL

ムサビにこんな学内ギャラリーがあるとは知らなかった。チラシのデザインが白黒刷りの美しいポスターサイズ4つ折りでこころ魅かれた。時間があれば足を延ばしてみたい。

○東京メトロ副都心線開業記念 パブリックアート展
 宮田亮平、木村光佑、天津恵、山口晃、中山ダイスケ、千住博、山本容子、吉武 研司、武田双雲、野見山暁治、大津英敏、絹谷幸二
 2008年6月14日(土)-7月10日(木)
 クレアーレ青山 アートフォーラム

6月14日に開業し、話題となっている東京メトロ副都心線内に設置されたパブリックアートの展覧会。思わぬ人選に驚くが、かなりバランスよく目配せした感じがするが、なぜか独立美術協会所属の作家が多いのは大津氏の力関係だからだろうか。

○梅佳代展「じいちゃんさま」
 2008年6月17日(火)-7月21日(月)
 リトルモア地下 

ギャラリーなのに入場料を取るため、いまだ足を運んでいないリトルモア地下。

○感性のメタモルフォーズ 私のなかの都市
 フィリップ・シャトラン、ヴィルジニー・ラヴェ
 2008年6月19日(木)-6月29日(日)
 横浜市民ギャラリーあざみ野

ヴィデオアート系のインスタレーションはここ数年興味があるため、見に行きたいが場所がちょっと遠い・・。

○絵画のコスモロジー
 橋本倫、黒須信雄、小山利枝子
 2008年6月22日(日)-7月20日(日)
 多摩美術大学美術館

この人選を見ただけで、なにかものすごいものが見れそうな気がしてしまう。なんてコアな展覧会なんだろう。多摩美の美術館がコスモスと化すか。

○アート・スコープ2007/2008 存在を見つめて
 加藤泉、照屋勇賢、エヴァ・テッペ、アスカン・ピンカーネル
 2008年6月28日(土)-8月31日(日)
 原美術館

○笹尾光彦特別展 伝承のいけばなを描く
 2008年6月28日(土)-7月6日(日)
 Bunkamura Gallery

仕事柄「いけばな」関連の展覧会は研究も兼ねて見に行こうと思っている。場所の立地もいいし、無料なのでなにかのついでに行ってみようか。

○町田久美 ことばを超えて語る線
 2008年6月28日(土)-8月24日(日)
 高崎市タワー美術館

○The Second Stage at GG #23
 居山浩二展 文字景-typescape
 2008年6月30日(月)-7月17日(木)
 ガーディアン・ガーデン

○「画材と素材の引き出し博物館」+ワークショップ20年のドキュメント展
 2008年7月1日(火)-8月31日(日)
 目黒区美術館

○江戸東京たてもの園 開園15周年記念
 特別展 日本の建物 第二部 建物と夏
 2008年7月1日(火)-8月31日(日)
 江戸東京たてもの園 

○アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス 生きる喜び・素朴絵画の世界 
 2008年7月5日(土)-8月31日(日)
 損保ジャパン東郷青児美術館 

○丸木スマ展 樹・花・生きものを謳う
 2008年7月5日(土)-8月31日(日)
 埼玉県立近代美術館 

丸木スマは≪原爆の図≫で知られる長男・丸木位里の母。丸木位里・俊夫妻にすすめられ、年をいってから絵を描き始めたらしい。いわゆる<アウトサイダー・アート>の文脈から紹介しようという企画らしいが、そこに丸木スマを知らない人々へのナビゲーターとしてなのか、スマに共鳴したという安藤栄作、須田悦弘、かわしまよう子の3人の現代作家も加わっている。この点があざといというか、うまいところだ。丸木スマだけだったら、おそらく行かなかったところだが、須田、かわしまの2人が参加しているなら見に行ってみようか迷うではないか。

○民衆の鼓動 韓国美術のリアリズム1945-2005
 2008年7月5日(土)-8月24日(日)
 府中市美術館 

韓国の絵画をまとめて見る機会はほとんどないので、このテーマは別として貴重な機会かもしれない。

○美術の遊びとこころⅢ
 NIPPONの夏 応挙・歌麿・北斎から「きもの」まで
 2008年7月12日(土)-9月15日(月・祝)
 三井記念美術館

○長重之展 時空のパッセージ
 2008年7月13日(日)-9月15日(月・祝)
 栃木県立美術館

このようなほとんど知られていない地元作家を夏休み中の企画展として取り上げるところに栃木県美の骨太さを感じてうれしくなる。1962年の読売アンデパンダンでデビューした長重之は私にとって初めて聞く名だが、宇都宮に行く機会があれば行ってみたい。

○所蔵作品展 こども工芸館 装飾 デコ
 2008年7月17日(木)-9月23日(火・祝)
 東京国立近代美術館工芸館

○[特別展示]麻田浩
 2008年7月19日(土)-10月13日(月・祝)
 東京オペラシティアートギャラリー[4Fギャラリー3、4]

昨年、京都国立近代美術館で大規模な回顧展が開かれてはいたが、見に行かれなかった麻田浩。その宗教的な雰囲気を漂わせた写実表現にはかなり無気味な気配を感じ、一度眼にしたいものだと思ったが、このたび東京でまとめて見る機会がやってきたので確認してみようと思う。

○ジュリアン・オピー展
 2008年7月19日(土)-10月5日(日)
 水戸芸術館現代美術ギャラリー+広場

UKロックバンドBlurのベスト盤ジャケットや、東京国立近代美術館の常設展示で見たことがある人もいるかもしれないジュリアン・オピーのアジア初の大型個展。このような海外アーティストの個展をもっと日本でやってほしいものだ。待ち遠しい待ち遠しい!

○Trace Elements 日豪の写真メディアにおける精神と記憶
 古橋悌二、古屋誠一、松井智惠、志賀理江子、田口和奈
 フィリップ・ブロフィ、ジェーン・バートン、アレックス・デイヴィス
 ジェネヴィーヴ・グリーヴス、ソフィー・カーン
 2008年7月19日(土)-10月13日(月・祝)
 東京オペラシティアートギャラリー 

久しぶりにオペラシティらしい現代美術の展覧会ではないだろうか。あのスコーンと抜けた天井の高いギャラリーにはやはりこのような映像・写真の展示はよく合う。日本人作家も故人、ベテランから若手までバランスよく選出されているし、オーストラリアの作家は知らない人が多いので見るのが楽しみだ。

○写★新世界 パリ、ニューヨーク、東京、そして上海
 2008年7月20日(日)-8月25日(月)
 せんだいメディアテーク 
 6階ギャラリー4200

写真による4都市物語?出品作家を見ると、そのサブタイトルにはそぐわない作品もあり、その人選がよくわからない。もしかするとツァイト・フォト・サロンのコレクション展か?

○しりあがり寿 スミ絵だったりアニメだったり
 2008年7月21日(月・祝)-9月1日(月)
 佐野美術館

静岡出身のマンガ家しりあがり寿による地元美術館での展覧会。ファンはきっと行くのだろう。

○パラレル・ワールド もうひとつの世界
 2008年7月26日(土)-9月28日(日)
 東京都現代美術館

いまひとつ企画趣旨がわからないが、おそらく日仏交流150周年記念に日仏の現代美術作家によるグループ展を、というものだろう。しかし、出品作家も悪くないので、出かけてみようと思うが同時開催のスタジオジブリ展がかなり迷惑である。内藤礼の作品など静寂を必要とするのではないか。子どもたちの声がロビーなどから聞こえてくるようでは、現実に引き戻されて<パラレル・ワールド>が成立しない・・。

画廊からの発言 新世代への視点2008
2008年7月28日(月)-8月9日(土)
水村綾子(ギャラリー山口)、斉藤里香(ギャラリーなつか)、飯田真人(ギャラリー現)、菅野泰史(ギャラリイK)、諏訪未知(ギャラリー21+葉)、利部志穂(なびす画廊)、山内幾郎(Gallery Q)、鈴木敦子(藍画廊)、時松はるな(ギャルリー東京ユマニテ)、ロー・セファン(コバヤシ画廊

2年ごとに銀座・京橋にある10の現代美術画廊が推薦する作家をそれぞれ取り上げ、10展でひとつの<新世代への視点2008>として構成される展覧会。毎回、汗をかきながら見て回っている気がするが、汗をかいた分よい作品に出会えるとうれしいと思う。

ひかり

2008-06-20 00:25:41 | 美術
美は対象の性質として知覚される。(中略)従って、美を客観的な一般的な特質や構造によって定義することは、ごく自然な試みである。古典的な代表的定義は、比例によるものと、光の隠喩によるものである。
(p.13 佐々木健一『美学辞典』 東京大学出版会1995.3)

<ひかり>としての美。
新宿で佐々木健一の『美学辞典』の言葉がエコーする。
この言葉が浮上したきっかけは、photographers' galleryで見た大島洋・新井克英写真展でだった。
この展示で目に飛び込んでくる<ひかり>は、静止して見える。静止した<ひかり>は熱より冷たさを持っているが、確実に<ひかり>という名の物質を開示することに成功している。隠喩としての<ひかり>に、ただ私は立ち尽くし、途方にくれた。




<美>は、あのとき、それを見たわれわれの眼に燦然とかがやいていた。
(p.68 プラトン『パイドロス』藤沢令夫訳 岩波書店/岩波文庫1967.1)



re-presentation
大島洋・新井克英写真展
Ⅰ.1967 ひかり
Ⅱ.1968 ルイ・ジャック・マンデ・ダゲールに捧ぐ
2008年6月14日[土]-29日[日]
photographers' gallery + IKAZUCHI
 

F.R.F Night

2008-06-18 01:20:06 | Weblog
遅ればせながら先日行なわれたイベントのセットリストをアップします。
ご来場頂いた方どうもありがとうございました。

<東京6区 vol.2 フジへの道>
DJ:ペコ、PIЯATA、六松、カトカト、いなりずし
6月15日(日)17:00~23:00
DOOR\1,500/1D
UNDERBAR
東京都渋谷区神南1-15-7 公園ビルB1
TEL:03-3780-0858

PIЯATA編
1.燃えよドラゴン/東京スカパラダイスオーケストラ
2.I Fought The Law/The Clash
3.Semi-Charmed Life/Third Eye Blind
4.Deer Dance/System of a Down
5.Pチャン/渋さ知らズ
6.Atari Teenage Riot Ⅱ/Atari Teenage Riot
7.Attack/Jon Spencer Blues Explosion
8.If They Move Kill Em/Primal Screem
9.Free Satpal Ram/Asian Dub Foundation
10.Body Movin'/Beastie Boys
11.7/4(Shoreline)/Broken Social Scene
12.Sexx Laws/Beck
13.Must Be the Moon/!!!
14.Stepping Stones/G. Love & Special Sauce

フェスはお祭りです。せっかくなので多くの方が知っているアーティスト、曲から選ぼうと思いましたら・・結果はご覧の通り。節操のない爆音セレクトにここ最近の精神状態が反映されていて、かなり病んでいる気が心なしかいたします。途中、ポカミスをやらかしてしまうなど、反省点多しでした。

補足ですが、②The Clashはフジロックにはもちろん出ておりません。出たのはジョー・ストラマー&メスカレロスです。


今回はあまりに時間がなく、最近買い換えた携帯電話INFOBAR2に内臓されているau Music Playerにて、ほとんど編集・選曲を行なうことになりました。いままで使っていた携帯電話には音楽プレーヤーの機能はなかったのですが、今回使ってみて、やや操作性に不満はありますが、音楽プレーヤーとしてはまったく問題なく使うことができました。一番の利点はUSBでパソコンと接続をし、自宅のパソコンに取り込んである音源を携帯に移せることです。これには驚きました。これはほんとに電話なんでしょうか。メディアの進歩についていけない若年寄りな私はただただ驚きました。

選曲・編集作業は、まるで展覧会の出品作品を選ぶような楽しさがあります。展覧会というのは、とかく時間と経費のかかるもので、また私のような若輩者が簡単にできるようなものではありませんし、簡単にやってしまうこともいかがなものかと思うのですが、こういったDJイベント・パーティーというのは、かなりフットワークが軽く感じます。そして、その場で鳴らされる音楽に対して、リアクションがあることにとても喜びを感じます。

そう思うのは音楽というメディア・システムにおいて、リスナー(聴き手)であることが重要な位置を占めていると思うからです。音楽を演奏するアーティストが音楽を聴いたことがない、聴かないというケースがあるでしょうか(まれにいますが・・)。楽器の音を聴いたこともない人が、その楽器を弾きたいと思うでしょうか。その音、音楽、楽器を選択するという過程にはほとんどの場合、感動であり驚きであり尊敬が含まれていると思います。だからこそ私たちは今日も音楽を求め、聴き、弾き、歌い、踊るのではないでしょうか。

はたして、美術にはそれがあるでしょうか。

もちろんメディアの規模が違いますし、一概に音楽と美術を比較するのは危険です。しかし、音楽のリスナーとアーティストの関係を考えたとき、それはとても幸福な関係だと思うのです。例えばミュージシャンになれなかった人が、音楽を聴かなくなるということがあるでしょうか。一人のリスナーとしては変わりなくあり続けると思います。というより、出発点はリスナーだったのです。

では、音楽においてなぜそのような興味・関心が維持されるのでしょうか。おそらくその原点には、繰り返しになりますが「聴く」という経験があるからではないかと思います。まず、わからないながらに「聴く」こと。音楽/音を受容する過程を経ることで、次なる創造の種が蒔かれているのかもしれません。今回も選曲をするために音楽を「聴く」たびに発見がありました。その「発見」からまた次なるイベントにつなげていきたいといまは考えています。


TOUCHING WORD 050

2008-06-13 23:47:32 | ことば
魔精など存在しはしません。だれだって魔術を使うことができます。だれだって目標を達成することができます。考えることができ、待つことができ、断食することができれば。
(p.43 「シッダールタ」『新潮世界文学37 ヘッセⅡ』高橋健二訳、新潮社1968.11)

13日の金曜日。今日、仕事をやめようと思った。
考えることができ、待つことができ、断食することができれば大丈夫だろう。

TOUCHING WORD 048

2008-06-11 23:54:45 | ことば
「出発」もはっきりした物語用語だ。ぼくたちがこうしているのに、出発、などという区切りが、どこにある? ぼくたちがこうして生きているのにと言えば、便利みたいだが、えんりょしよう。これも、生きてるって、なにか、とたずねられれば、こたえられない。つまり、生きてる、という言いかたが、すでに物語なのか?
(p.176 「寝台の穴」『ポロポロ』田中小実昌、河出書房新社/河出文庫2004.8)


フジへの道

2008-06-09 23:49:58 | お知らせ
久しぶりですが、DJイベントに参加します。

<東京6区 vol.2 FUJI ROCK Fes. Night>
DJ:ペコ、PIЯATA、六松、カトカト、いなりずし
6月15日(日)17:00~23:00
DOOR\1,500/1D
UNDERBAR
http://www.underbar.jp/
東京都渋谷区神南1-15-7 公園ビルB1
TEL:03-3780-0858



ASIAN DUB FOUNDATION / BJORK / BOOM BOOM SATELLITES / BOREDOMS / BRIAN ENO & J.PETER SCHWALM~Drawn From Life / BUFFALO DAUGHTER / THE CHEMICAL BROTHERS / CORNELIUS / THE CURE / 電気グルーヴ / eastern youth / ELVIS COSTELLO / FATBOY SLIM / FRANZ FERDINAND / Fumiya Tanaka / GeorgeClinton&Parliament / Funkadelic / HAPPY MONDAYS / Hi-STANDARD / IGGY POP / 忌野清志郎 / JOE STRUMMER & THE MESCALEROS / MASSIVE ATTACK / MOGWAI / NEW ORDER / OASIS / PATTI SMITH / PHISH / PIXIES / PRIMAL SCREAM / くるり / RED HOT CHILI PEPPERS / ROVO / 渋さ知らズオーケストラ / SIGUR ROS / SONIC YOUTH / SOUL FLOWER UNION / Spiritualized / SUPERCAR / 少年ナイフ / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT / 東京スカパラダイスオーケストラ / UA /UNDERWORLD / V∞RE!!!!!!DOMS / THE WHITE STRIPES / ゆらゆら帝国…and more


今回はタイトル通り開催が待ちきれないフジロック特集です。
フジロック出演アーティストの曲をかけたおします!
フジロックに行ったことのある人ない人、行きたい人行かれない人も予習・復習がてら楽しんでください。

会場は、Since Yesterday Todayに行かれたことのある方ならご存知の場所です。ずっと会場は探していたのですが、ひょんなことからUNDERBARに決定してしまいました・・。
マスター、スイマセン!


FUJI ROCK FESTIVAL '08
2008年7月25日(金)-27日(日)
新潟県湯沢町苗場スキー場