A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。
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未読日記1091 『一草庵日記・随筆』

2015-09-30 23:40:09 | 書物
タイトル:山頭火 一草庵日記・随筆 (山頭火文庫)
著作者:種田山頭火
編:村上護
カバーデザイン:山口桃志
シリーズ名:山頭火文庫 ; 4
発行:東京 : 春陽堂書店
発行日:2011.8
形態:534p ; 15cm
注記:索引: p.531-534
内容:
水の流れるように 雲の行くように

所詮私の道は私の愚をつらぬくより外にはありえない。

おちついて死ねさうな草萌ゆる
(昭和十五年春 松山一草庵にて)

四国遍路日記
松山日記
一草庵日記
随筆
 個人誌「三八九」全六集
 「其中日記」所収の手記・随想
 諸誌掲載の随筆
 寸言集(「層雲」掲載))
解説 村上護
人名索引
地名索引

購入日:2015年9月29日
購入店:丸善 京都本店
購入理由:
 山頭火の句集を読もうと思い書店に行き、ついでに文庫で出ている俳句以外の本も立ち読みしたところ、講談社文芸文庫の『山頭火随筆集』に収録された寸言がおもしろかった。だが、ボリュームが少ない気がして、同じ寸言が収録された山頭火文庫の1冊を買うことにした。


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未読日記1090 『山頭火句集』

2015-09-29 23:21:17 | 書物
タイトル:山頭火句集 (山頭火文庫)
著作者:種田山頭火
編:村上護
カバーデザイン:山口桃志
シリーズ名:山頭火文庫 ; 1
発行:東京 : 春陽堂書店
発行日:2011.6
形態:489p ; 15cm
注記:年譜: p.453-464
    索引: p.465-489
内容:
文は人なり 句は魂なり 魂を磨かないで どうして句が光ろう

大正十五年四月、解くすべもない惑ひを背負うて、行乞流転の旅に出た。

分け入つても分け入つても青い山

自選句集『草木塔』
山頭火俳句抄
 俗世の時代(明治四十四年~大正十一年)
 草木塔時代(大正十四年~昭和十四年九月)
 松山・一草庵時代(昭和十四年十月~昭和十五年)
解説 村上護
年譜
索引

購入日:2015年9月29日
購入店:丸善 京都本店
購入理由:
 新聞の書評かコラムで読んだのかはっきりと思い出せないのだが、この時期、山頭火が気になっていたのである。本書を買いに行った日は、職場でポジ写真を整理していた際に、日本画家・池田遥邨の山頭火シリーズがあったことがきっかけだが、もっと前、美術関係者との飲みの場であるアーティストの口から山頭火の名があがったことも頭の片隅にあったかもしれない。または、鬱屈する毎日に山頭火の言葉を欲したのかもしれない。名前は有名だが、これまで読んだことはなかった。秋の夜長、俳句をちびちびと読もう。
 山頭火の句集を買う際にどの出版社の本を買うか調べたところ、本書がいちばん充実していそうだった。自選句集「草木塔」全句、草木塔拾遺300句、出家以前200句、出荷以後178句計1400余句を収録しているので、読み応え十分である。
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memorandum 177 祈り

2015-09-26 23:21:13 | ことば
聞き届けてもらえたらと願いながら、真っ当な欲望を言い表すこと。人は立派な計画が成就するように祈る。卑怯な振る舞いから、妄執から解放されるように祈る。祈りはかならず、望みを確固たるものにすることができる。望みをはっきり言い表し、その根拠を明らかにすることによって――。したがって、すべての祈りは信仰と同じように――なぜなら、祈りは信仰のわざであって、信仰をつねに強固なものにするから――、よいはたらきを為す。なぜなら、祈りによって、ぼくは自分の欲するものを知り、欲するものを裁いているから。人が裁かれるのは、彼の祈りと彼の神々によってなのだ。
アラン『アラン定義集 (岩波文庫)』神谷幹夫訳、岩波書店、2003年、136頁。

「祈りはかならず、望みを確固たるものにすることができる」。神頼みは「祈り」というわざあってこそか。
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memorandum 176 徴候

2015-09-25 23:50:56 | ことば
 葛藤。それは、諦めと願いの葛藤であり、失意と希望の葛藤であり、疲労と祈りとの葛藤である。そういう両価感情(アンビヴァレンツ)のなかにとどまりつづけることである。〈待つ〉ことは、あの、ぎりぎりの「身体性への必死の呼び掛け」とくらべれば、むしろ呻きを押し殺しているものである。〈待つ〉とは、時間を駆るまいとみずからに言い聞かせることである。だからといって、流されるままでいいともおもえない。何かを待つということのなかには、こうした矛盾がある。〈待つ〉というのは、その意味で、「応え」の保証がないところで、起こるかもしれない関係をいつか受け容れられるよう、身を開いたままにしておくことである。じりじりするほどゆっくりとしか流れないその時間が、ついに無意味となること、つまりは〈待つ〉時間が奪われることを見越してなお〈待つ〉というのは、だからけっして受け身の行為ではない。けっして無為ではない。
鷲田清一『「待つ」ということ (角川選書)』角川学芸出版、2006年、33頁。


「待つ」こと、待っているときの感情は思っているより忙しいのだ。
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未読日記1089 『岐阜マンとゆく ぎふのモノ』

2015-09-24 23:35:32 | 書物
タイトル:岐阜マンとゆく ぎふのモノ
別書名:Gifu Good Things: Introduced by Gifuman
企画・編集・デザイン:リトルクリエイティブセンター
岐阜マンのイラスト:塚原裕基
制作協力:富樫幸一(岐阜大学地域科学部教授)
資料:2015ぎふ県要覧
発行:[岐阜] : さかだちブックス株式会社リトルクリエイティブセンター
発行日:2015.9
形態:48p ; 26cm
内容:
モノにめぐまれた岐阜県
01 東濃
 名品現場へ行ってみよう「安藤雅信さん」
 名所紹介・おいしいモノ紹介
02 中濃
 名品現場へ行ってみよう「家田紙工さん」
 名所紹介・おいしいモノ紹介
03 飛騨
 名品現場へ行ってみよう「真工藝さん」
 名所紹介・おいしいモノ紹介
04 岐阜・西濃
 名品現場へ行ってみよう「「大橋量器さん」
 名所紹介・おいしいモノ紹介
岐阜の名品紹介
岐阜のアクセスマップ
岐阜マンって?・岐阜マンを知るための10のこと
編集後記

購入日:2015年9月23日
購入店:恵文社一乗寺店
購入理由:
 店内の平棚を物色していたら発見した1冊。岐阜はよく行くし、ひとつ予習してみようと購入。
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未読日記1088 『kotoba 第21号』

2015-09-23 23:24:36 | 書物
タイトル:kotoba2015秋号
編集長:田中伊織
アートディレクション&タイトルロゴ:白石良一
デザイン:関秋奈、前田理菜、佐藤愛美
表紙写真:石井康義
撮影協力:今尾恵介
トートくん:フジモトマサル
発行:東京 : 集英社
発行日:2015.9 
形態:258p ; 26cm
内容:
[特集]
地図を旅する。 古地図からGoogleマップまで

今尾恵介「地図はどのように発展してきたか」
山本一力「古地図を楽しむ」

Part1 地図の現代
皆川典久「凹凸地図から都市を読み解く」
本田 創「地図から始める暗渠散歩」
服部文祥「ヤブと地形図と世紀末ワンダーフォーゲル部」
今尾恵介「グーグルマップは、なぜ画期的なのか」
堀 淳一「地形図とそれにさそわれる旅に魅せられて」
ゼンリン「「住宅地図」はこう作られる」
島村英紀「ハザードマップの罠」
門脇耕三「2020年の東京地図」
オバタカズユキ「「3D触地図」の最前線から考える」
今和泉隆行「空想地図から都市を見る」

Part2 地図から社会を見る
内藤正典「地図には見えない人々」
島田裕巳「日本全国宗教分布マップ」
吉田一郎「世界飛び地最新事情」
松本利秋「「逆さ地図」から世界を見る」
廣瀬陽子「世界地図は一つではない」
高達 潔「アパルトヘイトが生んだ地図の不条理」
村越 真「人はなぜ道に迷うのか?」

Part3 地図の歴史
田代 博「世界の地図の変遷」
高野秀行×清水克行「地図なき時代と地図なき国の旅の方法」
竹村公太郎「江戸開発の鍵は治水にあり」
星埜由尚「伊能忠敬が全国測量に出た理由」
香月洋一郎「宮本常一の地図への眼差し」
三好唯義「「ジパング」が「ジャパン」になるまで」
藤本一美「鳥瞰図が観光を作った」
今尾恵介「縮尺のない鉄道路線図の歴史」
より深く特集を読みたい人のための書籍ガイド

[発表]
第13回開高健ノンフィクション賞
『五色の虹──満州建国大学卒業生たちの戦後』
三浦英之インタビュー

[インタビュー]
アンドレイ・クルコフ「文学とは、恐怖に対する薬です」

[小特集]
藤原辰史「日本の農業と食はどうなる?」
鯨本あつこ「すこやかな離島は消滅しない」
小林弘幸「『小林式腸トレ』で内から外から腸を整える!」

[対談]
施 光恒×白井 聡「負け続ける日本を作る「英語化」政策の大罪」
山極寿一×鷲田清一「ゴリラに学ぶリーダーシップ」
池谷裕二×舘野 泉「脳にきく音楽」
佐野史郎×蜂飼 耳「失われゆく「何か」を求めて」

[連載]
柴山桂太「二十一世紀の「大転換」」
加藤典洋「敗者の想像力」
水野和夫「資本主義の超克」
星野博美「香港の黄色い傘」
岩本沙弓「米公文書で探る日米関係の真実」
谷古宇正彦「演劇人タイムカプセル 角野卓造」
太田和彦「東京エレジー」

[レビュー]
[著者インタビュー]柴田哲孝『下山事件 暗殺者たちの夏』
[書評]石原千秋/北上次郎/仲俣暁生
[映画]町山智浩

kotobaウェブサイト
http://shinsho.shueisha.co.jp/kotoba/

購入日:2015年9月23日
購入店:恵文社一乗寺店
購入理由: 
 久しぶりに恵文社一乗寺店に立ち寄った。本を買いすぎてしまうので、書棚はさらりと見ていたが、吉田初三郎と思わしき鳥瞰図が表紙になった雑誌を発見。近づいて見てみたら、地図特集である。これを買わないわけにはいかないと購入。
 集英社がこのような雑誌を出しているとは知らなかった。読み応えのある雑誌で、バックナンバーもおもしろい。
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memorandum 175 想像力

2015-09-22 23:37:44 | ことば
事物あるいは人が現前していないのに、ただ起り得たことを考えるだけで、事物や人に動かされてしまう力。たとえば、カラスの責め苦を思い浮かべる。すると、恐怖と憐れみに心をかき乱される。人は戦争、暴動、伝染病の流行などを想像する。すると、たちまち、自分もそこにいるものと信じている。想像力の持っているこういう力はすべて、われわれの身体のなかにあるもので、防御とか怒りといった、自分が始める運動に依存している。まだ起こっていない悪についての不安は、どんなものでも、想像力に拠っているのだ。すべての情念は人が、あるいは嫌っているものの力を、あるいは好んでいるものの弱さと苦しみを、想像するところから出てくる。人はまた、自分の苦しみをも想像する。そうすることによって、苦しみははるかに大きなものとなってしまう。なぜなら、現実の悪はしばしば、意気の喪失によって麻痺しているというのに、想像力は全力でもってわれわれを責めさいなむからだ。行動によって、疲労によって、想像力は死ぬ。
アラン『アラン定義集 (岩波文庫)』神谷幹夫訳、岩波書店、2003年、95-96頁。


ネガティブもポジティブも想像力次第。私はとかくネガティブシンキングだが、想像力のせいだったか。
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memorandum 174 焦れ

2015-09-20 21:02:28 | ことば
 〈待つ〉は偶然を当てにすることではない。何かが訪れるのをただ受け身で待つということでもない。予感とか予兆をたよりに、何かを先に取りにゆくというのではさらさらない。ただし、そこには偶然に期待するものはある。あるからこそ、なんの予兆も予感もないところで、それでもみずからを開いたままにしておこうとするのだ。その意味で、〈待つ〉は、いまここでの解決を断念したひとに残された乏しい行為であるが、そこにこの世への信頼の最後のひとかけらがなければ、きっと、待つことすらできない。いや、待つなかでひとは、おそらくはそれよりさらに追いつめられた場所に立つことになるだろう。何も希望しないことがひととしての最後の希望となる、そういう地点まで。だから、何も希望しないという最後のこの希望がなければ待つことはあたわぬ、とこそ言うべきだろう。
鷲田清一『「待つ」ということ (角川選書)』角川学芸出版、2006年、19頁。

最近、自分が「待つ」ことができなくなっていることに気づき、5年ぶりに再読。やはり名著。
偶然に期待しつつも、「なんの予兆も予感もないところで、それでもみずからを開いたままにしておこうとするのだ」の言葉に感銘を受ける。今日も閉じることなく、開いていよう。
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未読日記1087 『はならぁと公式ガイドブック2015』

2015-09-18 23:24:36 | 書物
タイトル:奈良・町家の芸術祭はならぁと : 公式ガイドブック 2015
並列書名:Art Festival Hanarart 2015 Official Guide Book
編集:飯村有加、赤司研介、大倉梨沙
執筆・編集協力:山本陽一、山中俊広、田川新一朗、若林稔、上田琢也、河合正、広瀬志麻、米田征司、本岡祥、浦野聡、小山豊
アートディレクション:古島佑起(ことばとデザイン)
デザイン:古島佑起、浅野隆昌
写真:長谷川朋也
発行:奈良 : 奈良・町家の芸術祭HANARART実行委員会
発行日:2015.9 
形態:75p ; 21cm
内容:
この秋、奈良へ出かけよう!町家と芸術をめぐるショート・トリップ!!

はならぁととは
 ごあいさつ
 今年の『はならぁと』のみどころ
 『はならぁと』が目指していること
 開催概要
 トピックス
 おすすめルート
はならぁとこあ
 宇陀松山
 八木札の辻
 今井町
 関係者が語る!私の『はならぁと』の楽しみ方
はならぁとぷらす
 生駒山宝山寺参道
 五條新町
 はならぁと部員たちが語るはならぁとの魅力座談会
はならぁとからうまれたもの
 はならぁとの一年
 データで見るはならぁと
 はならぁとで地域に生まれた変化37
 まちの未来を考える
 昔の暮らしの工夫が見えてくる町家たてもの図鑑
インフォメーション
 アクセス
 はならぁと宿泊プラン
 はならぁとスタンプラリー
 実行委員会一覧/缶バッジ型フリーパス引換券
 協賛・主催・共催・助成・後援・協力

頂いた日:2015年9月18日
 はならぁとアラウンド打ち合わせの際、事務局の方よりご恵贈頂きました。どうもありがとうございます。年々ガイドブックが充実して、今年のはならぁと巡りの参考になる一冊である。
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memorandum 173 心情

2015-09-17 23:53:01 | ことば
これは優しさと勇気の住処であり、これは第一には、力と生命を分配する器官である。そこから、心情はほんのちょっとした問題でも敏感に感じてしまうのである。したがって心情をもつ人は、ある他人の、また他の人びとの苦しみや喜びに参与することができるのである。これは愛のしるしにほかならない。心情をもつ人はまた、他の人に、他の人たちに、彼の力でできうるすべてのことを知らせようとする。それは守ること、助けること、深い意味で勇気を与えることである。なぜなら、それ以上の美しい贈り物はないから。この二重の意味は愛を説明している。なぜなら、愛はただ優しさのうちにあるのではなく(弱さのうちにあるのでもなく)、それはいつも、明晰な、揺らぐことのない信仰を含んでいるから。すなわち幸福な誓いによってしか十分に言い表すことのできない、自由な、変わることのない何かを――。この意味において、愛するためにはまず何よりも勇気が必要である。やさしい思いだけではとかく裏切ることになるだろう。
アラン『アラン定義集 (岩波文庫)』神谷幹夫訳、岩波書店、2003年、49-50頁。

私に「心情」の勇気はあるだろうか。
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