A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記660 『COSMOGARDEN, COSMOJUNGLE』

2012-10-31 21:26:13 | 書物
タイトル:Cosmogarden, Cosmojungle
著者:黒田アキ
企画:森裕一(mori yu gallery)
協力:mori yu gallery
   galerie maeght
   arton art gallery
翻訳:JEX Limited
装訂:大西和重
印刷・製本:印刷夢工房有限会社
発行:京都 : 青幻舎
発行年:2007.5
形態:120p ; 30cm
内容:
図版
「Cosmogardenへようこそ――「空白の愛」あるいは「飛翔するCity」」小林康夫

頂いた日:10月31日
場所:mori yu gallery kyoto
 ディレクターの方より頂いた1冊。どうもありがとうございます。


未読日記659 『絵画で綴る哲学と倫理学』

2012-10-28 20:31:33 | 書物
タイトル:絵画で綴る哲学と倫理学―西洋思想のイコノロジー
著者:門屋秀一
カバーデザイン:田川デザイン事務所
カバー印刷:イチダ写真製版
発行:京都 : 晃洋書房
発行日:2009.7
形態:xvi, 186p, 図版 [6] p ; 20cm
注記:参考文献: 章末
内容:
本書は、絵画や美学の見識と同時に哲学の教養・知識がなければとてもできない仕事であり、これまでほとんど未到の分野・方法である。そして難解といわれる哲学の諸理論・諸思想を非常に簡潔明瞭な筆致でもって、まことに手際よく説明し記述している。読み物としても大変すぐれたものである。
本書が読者の理解を得て、教養としての哲学を学びたいと思う若者が多く出現することを願うところである。
有福孝岳(京都大学名誉教授)

それではソクラテスは何も欲しがらなかったのか?
彼が欲しがっていたものは唯一つ、
それが「知(ソフィア)」だった。
その営みこそが哲学(フィロソフィア)。

目次
本書刊行に寄せて
はじめに
第1章 ソクラテスの無知の知―道徳哲学のはじまり―
 1 求める唯―のもの、知恵―快楽、名誉、富、権力に無関心だったソクラテス―
 2 無知の知―デルフォイの巫女の言葉から知者探しへ―
 3 ソクラテスによる道徳哲学あるいは倫理学の始まり
第2章 ソクラテスの道徳的正義
 1 ソクラテスと悪妻クサンテイッペ
 2 毒杯を仰いだソクラテス
 3 正義の図像的表現
 4 古代から現代にいたる「正義」とは?
 5 革新者ソクラテスの道徳的正義とは?
第3章 プラトン的愛としての哲学
 1 本当の愛とは知恵への愛である―プラトニック・ラブ―
 2 神聖愛と世俗愛
第4章 プラトンにおける善のイデア
 1 感覚の背後には何があるのか?―プラトンによるイデア論の完成
 2 イデアを知りうる魂―プラトンの想起説―
 3 日本の霊魂説
 4 洞窟の比喩と魂の教育
 5 美しい物から美のイデア、そして善のイデアへ
第5章 プラトンにおける道徳と芸術
 1 プラトンの絵画模倣論
 2 プラトンの詩人追放論
第6章 倫理学の確立―アリストテレス(1)―
 1 理想主義と現実主義―プラトンとアリストテレス―
 2 美術に見る現実主義と理想主義
 3 倫理学の位置づけと原理
 4 倫理学から政治学へ
第7章 善と幸福―アリストテレス(2)―
 1 プラトンにおける正義の報酬としての幸福
 2 キリスト教における最後の審判と七つの大罪
 3 アリストテレスの幸福とは?
 4 三種類の善
第8章 中庸の徳―アリストテレス(3)―
 1 状態としての徳とは何か?
 2 中庸の徳としての勇気
 3 中庸の徳としての勇気と節制
 4 アリストテレスの正義
第9章 近代的自我の発見―デカルト―
 1 コギト・エルゴ・スム(われ思う、ゆえにわれあり)
 2 近代的自我の発見
 3 感覚的なものは疑わしい
 4 単純で普遍的なものですら欺かれた結果である
 5 蜜蝋はどこにある?
 6 三種類の観念 idea
 7 物体の観念はどこから?
 8 神の観念からの神の存在証明
 9 存在論的な神の証明
 10 神の認識から何が生まれるのか?
第10章 幸福と善意志―カント(1)―
 1 幸福に満ちた黄金時代
 2 最初の女性パンドラとエヴァ
 3 カントの幸福批判―幸福の原理による行為―
 4 絶対的善と相対的善―善意志と幸福―
 5 カントの厳格主義と絶対的な善
 6 プラトンによる道徳と法律の起源の説明
 7 カントにおける適法性から道徳性への意向
第11章 道徳法則と定言命法―カント(2)―
 1 モーセの十戒
 2 定言命法と仮言命法
 3 シラーの寸鉄詩
第12章 道徳性から人倫性へ―ヘーゲル―
 1 法律か倫理か?―適法性か道徳性か?―
 2 カントの形式主義への批判
 3 カント的道徳的意志から人倫的意志へ―客観的精神の弁証法的発展―


頂いた日:2012年10月25日
場所:京都市内某所
 大学院の後輩より頂いた1冊。どうもありがとうございます。
とはいえ、私は哲学は門外漢なのだが・・。

未読日記658 『篠原猛史 : 消えた森 : Deforestation』

2012-10-27 06:55:54 | 書物
タイトル:消えた森 : Deforestation 1972-1993
企画:澤玄昭
編集:ギャラリー風:澤玄昭、泉井千恵
デザイン&レイアウト:篠原猛史、篠原芳子、澤玄昭
翻訳:山本泰幸
撮影:和木常行(スタジオ・ワーキン)
印刷:関西ドゥルック
発行:大阪 : ギャラリー風
発行日:1993.3
形態:142p ; 30cm
内容:
「版としての痛み」中谷至宏(京都市美術館学芸員)
「巨象の息遣い」小池保(NHKアナウンサー)
「篠原猛史の仕事」乾由明(美術評論家)
図版
篠原猛史画歴
作品目録
「あとがき」澤玄昭(ギャラリー風)

購入日:2012年10月21日
購入店:書肆 砂の書
購入理由:
 好きな古本屋の1つである砂の書でずっと探していた篠原猛史の作品集を見つけ購入。以前に友人から借りて、感激しつつ見た記憶がある。
 本作品集収録の作品は、いまの篠原作品とはだいぶ作風が異なるように見えるが、この時期の作品もすばらしい。アースワーク、パフォーマンスの要素が見出せるが、作品は今見ても古くはない。《Leaf Drawing》などは何度見てもかっこいい。




未読日記657 『河口龍夫--関係・京都』

2012-10-26 06:36:40 | 書物
タイトル:河口龍夫--関係・京都
別書名:Tatsuo Kawaguchi--relation-Kyoto
編集:京都市美術館
翻訳:マリサ・リンネ、原マヤ
デザイン:西岡勉
写真撮影:齋藤さだむ
印刷・製本:日本写真印刷株式会社
発行:[京都] : 特別展「河口龍夫--関係・京都」実行委員会
発行日:1999.8
形態:116p ; 30cm
注記:展覧会カタログ
   会場・会期: 京都市美術館, 1999.7.27-8.29
   年譜/展覧会記録: p.103-108
内容:
謝辞
開催にあたって
「Xに向けられたアンテナ」中原佑介
図版
「関係―河口龍夫・論」平野重光
図版
作品リスト
年譜/展覧会記録
著作リスト

購入日:2012年10月21日
購入店:岡崎公園アートフェスティバル・京都市勧業館(みやこめっせ)
購入理由:
 岡崎公園アートフェスティバルに出かけた際、会場内に古本ブースを見つけた。展覧会カタログが1冊500円だというので、熱心に探して見つけたのが前回と今回の2冊である。
 前回の「筆あとの誘惑」展も西岡勉デザインだが、こちらも西岡デザイン。こちらの方がデザインとしては格段にかっこいい。まず、紙の色がシルバーなのに驚く。写真はすべて白黒。しかも、会場写真のみである。写真撮影は、齋藤さだむ。



【ご案内】奈良・町家の芸術祭HANARART 2012

2012-10-25 08:25:11 | お知らせ
「奈良・町家の芸術祭 HANARART 2012」にキュレーターとして参加いたします。

私は五條新町(五條市)の町家2棟を会場に、菅原布寿史(絵画、立体)、花岡伸宏(彫刻)の2作家を個展形式で紹介いたします。
深まりゆく秋の奈良にぜひお出かけください。

「奈良・町家の芸術祭 HANARART 2012」
http://hanarart.main.jp/
開催会期
 前期:2012年10月27日(土)~11月4日(日)
 後期:2012年11月1日(木)~11月11日(日)
注)五條新町会場は、前期のみとなります。
開催時間:10:00-16:30
会場:中家住宅(展示作家:菅原布寿史)
   まちなみ伝承館(展示作家:花岡伸宏)

本展示の詳細は以下のサイトをご参照ください
http://hanarart.main.jp/2012/artist_g_hirata.html

関連イベント
アーティストトーク「町家回想―五條新町にて」
11月4日(日) 13:00~
会場:まちや館
トークメンバー:大西宏志(出展作家)、菅原布寿史(出展作家)、花岡伸宏(出展作家)、羽太広海(キュレーター/出展作家)、平田剛志(キュレーター)
ゲスト:米田征司(NPO 法人大和社中)
定員:20 名
予約不要、入場無料

交通アクセス
JR五条駅徒歩10分
http://hanarart.main.jp/2012/access.html
http://hanarart.main.jp/2012/area_g.html



未読日記656 『筆あとの誘惑 : モネ、栖鳳から現代まで』

2012-10-24 06:18:52 | 書物
タイトル:筆あとの誘惑 : モネ、栖鳳から現代まで : 特別展
別書名:Seductive brush marks : from the late 19th century to the present day
編集:京都市美術館
ブック・デザイン:西岡勉
印刷:株式会社図書印刷同朋舎
発行:[京都] : 京都市
発行日:1992.11
形態:134p ; 30cm
注記:展覧会カタログ
   会場: 京都市美術館 , 1992.11.1-11.29
   作家略歴:p106-125
内容:
あいさつ
「序論」中谷至宏
構成
図版
カタログ
作家略歴
作品リスト
謝辞

購入日:2012年10月21日
購入店:岡崎公園アートフェスティバル・京都市勧業館(みやこめっせ)
購入理由:
 画家の筆致に着目した展覧会。西洋と日本、洋画と日本画問わずにさまざまな作品が選ばれており興味深い。図版は、冒頭の24ページのみカラー図版で、残りの図版のほとんどは白黒なのが残念。ただ、この図録のすごいのは、カラーページにトリミングされた筆致の拡大図を掲載していることである。うっかりこんな作品があったのかと思ってしまうほど、筆致がかっこいい。

Collection 16 《puntas》

2012-10-23 08:48:08 | 美術
品名:CRATER : The Sarface of The Moon
制作:puntas
制作年:2012
購入日:2012年10月21日
購入店:岡崎公園アートフェスティバル・京都市勧業館(みやこめっせ)
購入理由:
 こちらも岡崎公園アートフェスティバルの戦利品のひとつ。
 puntasとは、大学で版画を学び、版画を活かした紙もの雑貨を制作・販売するグループ。本田このみさんもメンバーの1人。
 コースター、小箱などが並び、どれもかわいい。なかでも私の目を引いたのが、このクレーターコースターである。テーブルに置くと、クレーターが出現・・。シンプルなアイデアながら、宇宙好きには堪らないセンスに脱帽。


コースターの裏面


こちらは「HOUSE」ハコシリーズ。屋根が蓋になっているのが、おもしろい。

Collection 15 《Bijoux Natsuniqu》

2012-10-22 08:38:25 | 美術
品名:Bijoux Natsuniqu ブローチ
制作:つくってみたかったもの
制作年:2012
購入日:2012年10月21日
購入店:岡崎公園アートフェスティバル・京都市勧業館(みやこめっせ)
購入理由:
 こちらも岡崎公園アートフェスティバルの戦利品のひとつ。
 「つくってみたかったもの」は、平面作品を制作する4人の作家・片淵綾香、田中奈津子、松井沙都子、山本恵が、じつは「つくってみたかった」小物やアクセサリーを展示販売するグループ。
 9月の展示会のときもお伺いしたが、今回は田中奈津子さん制作によるブローチを購入。バッチとしても使える。絵柄はブタ。上下どちらの向きになっても大丈夫というのがおもしろい。
 回を重ねるごとにクオリティが上がり、性別問わずに楽しめるラインナップが増えているのがいい。次回も楽しみ。

Collection 14 《hiyomi circle calender 2013》

2012-10-21 23:24:08 | 美術
品名:hiyomi circle calender 2013
制作:hiyomi circle
制作年:2012
定価:1,800円
内容:
1月5月9月 桐月沙樹
2月6月10月 堂東由佳
3月7月11月 宮田雪乃
4月8月12月 芳木麻里絵

購入日:2012年10月21日
購入場所:岡崎公園アートフェスティバル・京都市勧業館(みやこめっせ)
購入理由:
 1月ごとにすてきな作品なもので衝動買い。さすが気鋭の若手作家揃いだけに、クオリティ高い。
 hiyomi circleとは、版画作品を制作するアーティスト・桐月沙樹、堂東由佳、宮田雪乃、芳木麻里絵の4人グループ。4人でカレンダーを制作したのが本品である。