A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記671 『阿部一族・舞姫』

2012-11-29 22:41:32 | 書物
タイトル:阿部一族・舞姫
著者:森鷗外
カバー装画:引地渉
デザイン:新潮社装幀室
発行:東京 : 新潮社/新潮文庫, も-1-4
発行日:1968.4(2011.3、80刷)
形態:377p ; 15cm
注記:76刷改版
   森鴎外年譜: p371-377
内容:
許されぬ殉死に端を発する阿部一族の悲劇を通して、高揚した人間精神の軌跡をたどり、権威と秩序への反抗と自己救済を主題とする歴史小説の逸品『阿部一族』。ドイツ留学中に知り合った女性への恋情をふりきって官途を選んだ主人公を描いた自伝的色彩の強いロマン『舞姫』ほか『うたかたの記』『鶏』『かのように』『堺事件』『余興』『じいさんばあさん』『寒山拾得』を収録。
(カバー裏解説より)

舞姫
うたかたの記

かのように
阿部一族
堺事件
余興
じいさんばあさん
寒山拾得
附f寒山拾得縁起
注解/千葉俊二
森鷗外 人と作品/山崎正和
『阿部一族・舞姫』について/高橋義孝
年譜

購入日:2012年11月29日
購入店:BOOK-OFF 京都三条駅ビル店
購入理由:
 週末に控えた寒山拾得をテーマとした展覧会トークのための予習として購入。もっと前に読みたかったが、なかなか入手できないでいた。事前に図書館を調べてはいたが、本書は収蔵されておらず、全集や単行本しかなかった。だが、コピーする手間が煩わしく億劫で、なんとなく先延ばしにしてしまっていた。偶然に立ち寄った書店で見つけられてよかった(結果としてあまり役には立たなかったが、そんなものか・・)。



未読日記670 『平櫛田中展』

2012-11-25 23:27:38 | 書物
タイトル:平櫛田中展
別書名:Denchu Hirakushi : a retrospective
編集:ふくやま美術館小平市平櫛田中彫刻美術館三重県立美術館
発行:平櫛田中展実行委員会
制作:株式会社中野コロタイプ
発行日:2012.7
形態:215p : 挿図 ; 27cm
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: 2012年7月14日-9月2日:ふくやま美術館, 2012年9月9日-10月21日:小平市平櫛田中彫刻美術館, 2012年10月30日-12月9日:三重県立美術館
   主催: ふくやま芸術文化振興財団ふくやま美術館, 小平市教育委員会, 三重県立美術館 [ほか]
   年譜: p165-184
   参考文献: p185-207
   出品リスト: p208-213
内容:
ごあいさつ
「生誕140年、特別展への思い」平櫛弘子
「日本近代彫刻史上の平櫛田中」毛利伊知郎
図版
 第Ⅰ章 西洋彫塑の研究
 第Ⅱ章 木彫家としての自覚
 第Ⅲ章 「近代」と「前近代」の架橋
 第Ⅳ章 「近代」と「前近代」の往還
 第Ⅴ章 信仰と造形
 第Ⅵ章 書
「平櫛田中のリアリズム―昭和戦前期の肖像彫刻を中心に―」藤井明
「平櫛田中の作品と仏教―西山禾山の思想との関連を中心に―」濱田恒志
作品解説
平櫛田中年譜
参考文献
出品リスト

購入日:2012年11月25日
購入店:三重県立美術館
購入理由:
 日本彫刻を代表する彫刻家・平櫛田中の生誕140年を機に開催された回顧展。これまでも平櫛展は何度も開催されているが、いままで見に行かれなかった。今回は大作は少なかったが、制作技法や工芸的な小品などが見れてとても興味深かった。また、三重県美の常設展では、橋本平八の特集展示も行われ、平櫛と橋本の交流関係がわかったのもおもしろかった。
 ところで、表紙に「ひらくしでんちゅう」とひらがなで大きく書かれているのは、デザイン的にちょっと頂けない。いくら「ひらくし たなか」と読んでしまう人がいるにしても、三重県美の本展ポスターのようにかっこいい表紙がよかった。

Collection 17 《皮》

2012-11-21 23:07:13 | 美術
タイトル:皮
アーティスト:榎本奈々子
制作年:2012年
購入日:2012年11月21日
購入店:KUNST ARZT
 京都・KUNST ARZTにて開催された「美術なコンビニ」展で購入。コンビニのお菓子の棚を模したように見えて、実はすべて美術作品。グリコやチョコボール、ポテトチップスなどが並ぶ。タイトルの「皮」とは、お菓子の中身を抜いて、ビニール包装されたパッケージのみを販売するところから「皮」と付けられている。私たちは、パッケージという皮を買っているのか?また、よく見ると、「EN」というサインがパッケージに描かれている。価格は、実際のお菓子の値段のまま販売されるというのも驚き。


こちらはチョコボールの「皮」

未読日記669 『佐竹龍蔵展』

2012-11-20 23:06:27 | 書物
タイトル:佐竹龍蔵展 : 他者たちの部屋
撮影:中島健蔵
デザイン:冨永美央
シリーズ名:Concours des tableaux ; 第6回企画展
発行:[高知] : 高知市文化プラザかるぽーと
発行日:[2012]
形態:[10]p : 挿図 ; 21×30cm
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: 2011年12月6日-12月11日:高知市文化プラザかるぽーと7階・第5展示室
   タイトルは表紙による
   主催: 高知市文化振興事業団, 文化庁
   付: 略歴
内容:
「佐竹龍蔵展によせて」植松由佳(国立国際美術館主任研究員)
図版
プロフィール

頂いた日:2012年11月20日
場所:アートスペース虹
 ギャラリーの方より頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 本展の佐竹氏は、2009年の第4回展でも最優秀賞を受賞している気鋭の若手日本画家である。今回のアートスペース虹での個展では、モチーフが人物から風景となり、あらたな展開を見せていた。今後も注目したい。

未読日記668 『昭和3年仙臺市全圖』

2012-11-18 22:59:57 | 書物
タイトル:昭和3年仙臺市全圖 復刻版
所蔵:仙台・雑華文庫
制作:「風の時」編集部
仕様:A1判片面カラー復刻版
発行日:2006.5
定価:1,050円(税込)
内容:
昭和3年仙石線開通の年に発行された貴重な仙台古地図。

購入日:2012年11月18日
購入店:うつわhaku
購入理由:
 うつわhakuにて開催された「小さな街のせんだい散歩in 京都 at うつわhaku 」にて購入。仙台に因んだ品々がある中でやはり目についたは地図。近世の仙台絵地図もあったが、購入するならば近代がいいと思い、こちらを選んだ。
 地図を見ていると仙台に行きたくなる。