福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

「徹夜」

2009年12月17日 | 過去のBLOG記事

久々に貫徹してしまいました。
いつぶりだろうか?
しかも次の日は筋肉痛。

どうやら制作中に、座っては切り、全体をみるために立つを
繰り返していたために下半身が筋肉痛になったみたいです(笑)。

座る度にグラムが「膝に入りたい」とアピール。
前足でかいてきます。
そして、「早く布団にはいらないのか」という視線。
「どうして入らないのか」「ひどーい」という心の声が聞こえています。
ため息とかもつかれてしまいます。
プレッシャーです。
その間、娘の授乳もあり、何だかとてもげっそりしました(笑)。
でも、作品の〆切りに間に合ってよかったです。



そして、ちょっと前に取材がありました。
ウェブマガジン『Public-image.org』の中の新連載、
アーティストの「えぐちりか」さんのコーナーです。

第2回目のゲストとして取材して頂きました。
えぐちさんとはドコモダケ展以来です。

アーティスト同士のアートに関する話と思いきや、
出だしのプライベートトークがそのままずっと続いてしまいました(笑)。

いつもインタビュアーさんがいる取材だったりするのですが、
アーティスト本人で顔見知りともなると普通の会話ですね。
楽しくて時間があっという間でした。



えぐちさん



しかもお住まいが、ほぼ私の住まいの裏ということでご近所さんでした。
この後一緒に帰って、さらに散歩もしました。

どういう記事になるのだろうか。
楽しみです。


娘のために本を買いました。
まど・みちおさんの「てんぷらぴりぴり」です。



てんぷら


童謡の「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」「ふしぎなポケット」の作詞家の方です。
今年100歳を迎えられたそうで、まどさん関係のものがよく目につきます。

こちらの「てんぷらぴりぴり」は「子ども図書館」から1968年に第1刷が発刊されたものです。
今年で第62刷発刊なんですって。
すごい。

独特の感性と詞(ことば)で素敵な本です。
まだちょっと早いけど、読み聞かせるのが楽しみです。
(一応ひととおり読み聞かせてはみました。)

「てんぷらぴりぴり」はてんぷらを油であげるときの音の表現なのですが、
主人が早速「てんぷらひりひり やけどした」とアレンジしていました(笑)。
てんぷらで火傷したら「ひりひり」どころではないですけどね。


そして、オススメ本。
本上まなみさんのエッセイ本です。
上で紹介したまどさんにも匹敵するユーモアがあって
素敵で心温まることばの持ち主です。

読み終わった後、幸せな気持ちになります。
今までのエッセイ本もよかったのですが、
今回は2歳になるお子様との日々が綴られていて、
私にとってはとてもタイムリーな内容で
共感することや参考になることがいっぱいでした。

さらっと読めてしまうので、育児をしていて
大変なお母さん達にも是非読んで頂きたいです。


本上さん


「今年の12月はゆっくりできるかも。」なんて楽観していましたが、
あっという間にスケジュールが埋まり、師走らしい12月を迎えています。

貫徹なんてしてしまいましたが、
体が資本なので、気をつけたいと思います。

もう一山二山超えて、無事に楽しい年末年始がおくれたらと願います。






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