GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

Canon EOS 50D Vol.2

2008年08月31日 16時12分24秒 | デジタルガジェット
変わったものと変わらないもの。
変わったものはその心臓部、新開発の有効約1,510万画素CMOSセンサーと映像エンジン“DIGIC 4”。
そして、高解像度で撮影した画像を映し出す、約92万ドットの高精細なクリアビュー液晶モニター。
余裕のスペックと、ゆとりさえ感じさせる内部の進化は「中級機」という位置付けにはもったいないほどです。
一方変わらないもの。
それは、スピードとボディです。
映像素子が約1.5倍に拡大されたにも関わらず、読み出し速度を高速化し、連写機能を最高約6.3コマ/秒と、40Dとほぼ変わらないスピードまで引き上げています。
そして、外観デザインも40Dをほぼ踏襲。
均整のとれたバランスの良いボディデザインはほぼそのまま受け継いでいます。
本当に必要とされるところだけを着実に進化させる。
VW GOLF のコピーにこうありました。
「変わらないものは好きだけど、マンネリは嫌いだ。」
ブランド確立の方法論です。

BRAVIA KDL-40ZX1

2008年08月30日 11時34分51秒 | デジタルガジェット
ついに厚み1㎝を切りました。
もちろんケータイの話ではありません。
世界最薄の9.9mmを実現したのは、BRAVIA KDL-40ZX1。
最薄部のみとはいえ、大画面テレビでこの薄さは衝撃的です。
この厚みを可能にした秘密は、“エッジライトLEDシステム”。
画面の四方からLEDを照射し、エッジライトで導光板を面発光させることで、バックライトの驚異的な薄さを可能にしているとのこと。
他社の超薄型液晶テレビ同様、メディアレシーバーは本体別なのですが、無線伝送を採用しているため、あの目障りな配線が気になりません。
ということは、ビデオやゲーム機など、パソコン並みに入り乱れていたテレビ背面の配線が、本体から離れたレシーバー側に集約されるので、この薄板のフラットパネルから出ているのは電源ケーブル一本のみ。
なんともきれいなたたずまい。
これは壁掛けにしないと、もったいない。

Nikon D90

2008年08月29日 00時29分12秒 | デジタルガジェット
かたやニコンは、世界初の一眼ムービーを引っさげて、NewモデルD90を登場させました。
前衛機種のD80は、ニコンが力を入れるハイエンドとエントリーのちょうど中間にあたる為、これまではどうにも地味な存在でした。
そこに一眼レフの新機軸、動画撮影機能「Dムービー」を搭載してきたところに、意外な面白さがあります。
交換式の一眼レンズによる動画の世界とは、一体どのようなものなのか。
多彩なレンズ特製に合わせたムービーや、ボケ味を生かした動画など、これまでのカムコーダーでは表現できなかった絵作りが可能なのではと、その奥の深さを想像させられます。
一見キワどい線かと思いきや、これからの新たなトレンドを作り出す種となるかもしれない、意表を突く興味深い提案です。

Canon EOS 50D

2008年08月27日 23時01分27秒 | デジタルガジェット
早い!
デジタル一眼Newモデルのライフサイクルは、ちょっと早すぎます。
過去のリリースサイクルからすると、半年以上の前倒しという今回の新製品発表。
使い始めて一年あまり、ようやく手に馴染んできた現行40Dが、あっという間にOLD Typeに。
開発スピードの速さが加速するデジタルテクノロジーの世界では、新しいものほど良いという鉄則がある中、旧型ユーザーは、新製品発表のたびにいちいちがっかりしていては身が持ちません。
ただただ目を背けてやり過ごすしかないのですが、それでもやはりうらやましい。
新映像エンジン「DIGIC 4」や常用最高感度ISO3200などのスペックアップはもちろんのこと、なんといっても約92万に向上した背面液晶モニターの高精細化が本当にうらやましい。
現行ユーザーが「こうあってほしかった」と思うところを、ほとんど叶えてしまった50D。
たった一年で40Dを、こんなに進化させたCanonを恨みたい気分です。

ニュルンベルグ Vol.4

2008年08月26日 22時29分58秒 | トラベルフォト
ニュルンベルグの街角がとても魅力的に映るのは、きっとこのパステルカラーの色彩のせいかもしれません。
サーモンピンクやマスタードイエロー、ペールブラウンやライトグレーに染まった建物の色が織りなす、やさしくて暖かい街の空気が、異国を旅する旅行者の心をそっと包み込んでくれるかのようです。
そして建物の角にはマリア様。
その頭上には、温かい眼差しを持ったこの像を、雨や日差しから守るための小さなクーポラ(丸屋根)。
大切な石像に対する小さな配慮。
見ているだけでやさしい気持ちになってきます。

ニュルンベルグ Vol.3

2008年08月25日 22時34分31秒 | トラベルフォト
マルクト広場の周りには様々なお店が立ち並んでいます。
中でも西側の通りへ入ると、オープンカフェやインビス(テイクアウトのお店)に加え、ドイツの伝統的な玩具やお土産などを売る店があちこちに。
そして、ヨーロッパの古い街並みでよく見かけるように、お店の前には、皆思い思いの意匠を凝らした看板を掲げています。
こちらは“ZINNFIGUREN HOFMANN”というフィギュアのお店。
ナポレオンや兵隊さん、ハロウィーンからクリスマスまで、全高3㎝ほどの小さな人間や、おとぎ話に登場する動物たちの金属模型を展示しています。
手作り感溢れる素朴な形と色使いの人形たちを眺めているだけで、暖かくて楽しい気分になってきました。

ニュルンベルグ Vol.2

2008年08月24日 16時12分23秒 | トラベルフォト
ペグニッツ川を渡ってすぐ、大きな広場が見えてきます。
聖母教会の前に広がる石畳の大きな空間が、マルクト広場。
毎週日曜日の朝になると、広場は賑やかな市場で溢れかえります。
地元の人たちも散歩がてらに朝の買い物を楽しみ、観光客は町の空気や新鮮な野菜や果物を眺めて楽しみます。
ところで、耳馴染みのないドイツ語というのは、本当に分からないものです。
拙(つたな)い英語で、おばさんに道を尋ねたのですが、「イッヒ・○※¥■☆×……?」と返され、どうにも返答に困ってしまいました。
答えあぐねる僕に向かって、より分かりやすい言い回しで一生懸命説明しようとしているのが分るのですが、全て初めて聞くドイツ語の単語と発音の連続。
結局何も分からず、ダンケシェンと言って別れましたが、親切な無心の気持だけは真っ直ぐに伝わりました。

ニュルンベルグ

2008年08月23日 18時27分29秒 | トラベルフォト
僕が心から愛して止まないドイツの街、ニュルンベルグ。
ケーニッヒ通りをてくてく歩き、ペグニッツ川を渡る橋を右手に振り向くと、この鮮やかな風景。
古き良きヨーロッパの秋の景色がそこにありました。
訪れたのは二年前の初秋。大きな銀杏が黄色く色づき始める頃でした。
川の流れはとても静かで、やや冷たくなり始めた風はほんのりとやさしく、このおだやかな空気と情景を前にした僕は、心の奥底に隠れていた、まだ見ぬ故郷に訪れたような気がしました。
「魔女の宅急便」や「未来少年コナン」など、宮崎アニメに登場するような、こうした懐かしいヨーロッパの街並みの美しさは、いつの世も、人の心を癒してくれるのです。

コシアキトンボ

2008年08月22日 23時35分46秒 | 昆虫
自宅に程近い水上公園をぶらぶらしていると、いつの間にか数多くのトンボたちが、水面上を静かに飛び回っていました。
写真はコシアキトンボ。
小さい頃からこの姿を見て、これがシオカラトンボだとずっと勘違いしていましたが、この腰の部分が白く抜けて見える独特の配色。その名の通りコシアキトンボなのです。
この見事にまで明快な白と黒のモノトーンは、キレがよく気持ちいい。
ヤンマなどと比べて随分と小ぶりな体にも関わらず、大胆な明度差のおかげでその存在感を十二分に発揮しています。
今ではこうしたトンボは写真に撮りますが、子供の頃は指でぐるぐる渦巻きをして、たくさんのトンボを捕ったものです。
夏休み、虫網と虫籠を手に自転車で飛び出していく子供達をあまり見かけなくなりました。

東大寺 多聞天(たもんてん)

2008年08月21日 22時46分12秒 | トラベルフォト
多聞天(たもんてん)、こちらは北方を守護する四天王の一尊。
一般に左手に宝塔を持つ像が多いそうですが、この東大寺の多聞天は右手に掲げています。
しかし、この身体の動きやバランスといい、甲冑や武器の細工といい、見事な造形美です。
どっしりとした安定感を見せる足元。全身を覆う凝った鎧のデザインに見とれているうちに、ふとジオン軍のモビルスーツを思い出していました。
数ある中でも、一番近いイメージがゲルググ。
堂々としたポージングと勇ましげなこのアングル。
意外と似てると思いませんか。
    ↓
機動戦士ガンダム公式Web | MECHA

東大寺 廣目天(こうもくてん)

2008年08月20日 23時48分47秒 | トラベルフォト
古来インドの神話より伝わる方位の守護神、西方を護る天、廣目天(こうもくてん)です。
東大寺大仏殿では、大仏様の左の回廊を回った正面に、威風堂々としたその姿を現わします。
千里を見渡すといわれる特別な目を持ち、手にした巻物に、世の中の悪事を書き留めるという知の武将。
その視線の先である前方下に立って見上げていると、静かで重苦しいような迫力が、オーラのように降り注いできます。
平安以降では、右手に三鈷戟(さんさげき)を持つようになるようですが、東大寺の廣目天は、武器を一切手にしていません。
それゆえに、像の持つ迫力には独特のものがあります。

東大寺 盧舎那仏像(るしゃなぶつぞう) Vol.2

2008年08月19日 22時52分20秒 | トラベルフォト
大仏様の手の形。
鎌倉大仏では、組んだ足の上に両手を組み、まるで坐禅のような形をとっていますが、こちら東大寺の大仏様は左右が非対称。
全ての参拝者を温かく包むように、前方に向けた右の手のひらの形には、やはり意味があります。
「施無畏印(せむいいん)」と呼ばれるこの形には、人々の心から不安や恐れを取り除くという意味があるそうです。
まるで気功師が気を与えるかのような型に見えるせいか、何かありがたいパワーを多くの人に注いでいるかのようです。
意味ある形は、語らずとも、その心を伝える力を備えているものです。

東大寺 盧舎那仏像(るしゃなぶつぞう)

2008年08月18日 22時07分52秒 | トラベルフォト
大仏殿の入り口をくぐると、その中央には世界最大の鋳造仏、盧舎那仏像(るしゃなぶつぞう)が静かに鎮座しています。
像の高さ14.98mは、鎌倉大仏の約1.3倍、重さは約2倍。
完成当時は体全体が金で覆われ、光り輝いていたそうです。
見上げる首が疲れてしまうほどの巨大な身の丈を目の当たりにすると、5年もの歳月をかけて塗られたという金の総量は、一体どれほどだったのかと、深く考えさせられてしまいます。
総金作りの巨大な大仏様。
きっと、今の荘厳な雰囲気とは全く異なる、壮麗な輝きに満ちた、眩ゆい異空間だったのではないでしょうか。

東大寺 万灯供養会(まんとうくようえ) Vol.3

2008年08月17日 18時21分11秒 | トラベルフォト
ご先祖様への慰霊を込めて、僧侶が読誦する『華厳経』が殿内で響き渡る中、灯の入った灯籠には様々な思いが書き綴られています。
家内安全から学業成就、無病息災から世界平和まで。
また、終戦記念日でもあるこの日、中央参道には戦没者への慰霊のメッセージも多く見られました。
こうした思いを乗せた灯籠がニ千五百基。
ではなぜ“万灯”供養会なのか?
写真手前の少女がしているように、僕も灯籠の中を覗いてみると、中には四つひと組の蝋燭が入っていました。
なるほど計算はぴったり合います。
一万の祈りの灯は、さまざまに人を照らしていました。

東大寺 万灯供養会(まんとうくようえ) Vol.2

2008年08月16日 11時28分51秒 | トラベルフォト
東大寺 万灯供養会(まんとうくようえ)では、大仏殿内に据えられた約二千五百基の灯籠が、幽玄で厳かな先祖供養の雰囲気を醸し出します。
そしてもうひとつ。
万灯供養会の夜を演出する名脇役が、月齢 13.7、満月まであと二日に迫ったまあるいお月様。
澄んだ夜空に月と雲。
加えて、地上には二千五百の灯籠。
天と地を彩る仄かな灯りは、過去と現在の魂を繋ぐ舞台に相応しい、美しい日本の情景を作り出していました。