GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

「Street Cat」 Vol.3 : 今井町の猫

2009年06月30日 23時52分02秒 | Street Cat
室町時代から始まる奈良県橿原市の寺内町、今井町で出会った猫。
町内を巡ったあと、今井まちづくりセンターで一休みしようとしたときです。
石畳の色と同化していて視界に入らなかったのですが、足元でこちらを見上げるグレーの猫が一匹。
ヒスイ輝石(翡翠の原石)のような綺麗な瞳を開いて、真っ直ぐにこちらに視線を向けている姿に気づき、しばらくの間、お互いの視線が交錯していました。
しかし、なかなかいい瞳です。

「Street Cat」 Vol.2 : 稲荷神社の猫

2009年06月29日 21時40分52秒 | Street Cat
京都伏見、稲荷神社。
四ツ辻を左回りに稲荷山を登り、ぐるりと回って降りてくる途中、三ノ峰まで来ると、なぜか猫たちが数多く屯(たむろ)していました。
参道をうろうろしたり、餌をせびるように鳴いていたり。
そのうちの一匹が、ひょいと石灯籠の上に飛び乗り、小さな鳥居の間をひとしきり歩き回った後、突然ストンと腰を下ろしたのですが、その姿。
隣で祠(ほこら)を守っている狐にまるでそっくり。
彼(彼女)の目には、隣の狐は一体どのように映っているのでしょうか。
周りと同じ、ただの石細工なのでしょうか。
体の大きさとそのポーズ、兄弟のようなのですけどね。

「Street Cat」 Vol.1 : 浅草の猫

2009年06月28日 16時51分59秒 | Street Cat
街を歩けば、猫に出会います。
その街、その土地、その通りに根城を構えた、様々な猫たちが、まるで人間さながらに色々な表情を見せてくれます。
今日からしばらく、“Street Cat(街猫)”を新たなテーマに加え、続けていきたいと思います。
一日目は、浅草の猫。
浅草寺のすぐ西側、お店のシャッターを開けやらぬ朝方、浅草花屋敷通りをぶらぶら散策していると、出ました、彼が。
通りの脇から音もなく現れて、そこが彼の定位置なのでしょうか、スッと腰を下ろし、向かいの通りに視点を定めたまま、まばたきもせずに見つめていました。
すぐ横でシャッターを切る僕の存在など、まるで意識の外であるかのように思わせる、物静かな彼の横顔と、ちょっと二ヒルな雰囲気は、今でも忘れることができません。

紫陽花 一輪

2009年06月27日 21時40分54秒 | 
矢田寺の本堂で手を合わせたあと、あじさい園の方へ顔を向けると、お堂の前に鮮やかなピンクの紫陽花(あじさい)が一輪。
こんな咲き方もあるんだと、深く感心してしまいました。
折れた茎からたった一本だけ伸びた枝の先に豊かに開いた、大きな桃色の手毬。
例年からすると、やや雨が少なめの今年の梅雨。
乾いた地面から元気良く花を咲かせた、大きな一輪の紫陽花に不思議なオーラを感じ、その初々しい生命力から少しだけパワーをもらいました。

墨田の花火 vol.3

2009年06月26日 23時12分23秒 | 
矢田寺に咲いていた紫陽花、“墨田の花火”をグッと寄って捕えてみました。
黄色、白、ピンク、青、紫。
ひとつの株からこの七変化。
真花(しんか)と装飾花(そうしょくか)を合わせて、色とりどりの花火たち。
なぜに同じ株からこれほどバラエティに富んだ色が生まれるのか、下記サイトにて詳しく説明がされています。
ひとつは、その花の大元である根の周囲のアルミニウム含有量の微妙な差。
もうひとつは、成長過程で変化する、花個々の年齢差。
これらの複合要因により、色の変化が見られるのだそうです。
なるほど。
ワンクリックで知りたい知識に即辿りつけるインターネットは、本当に便利な百科事典です。
    ↓
アジサイ 色の七変化

笹百合

2009年06月25日 23時47分56秒 | 
笹百合の“笹”な部分。
それは、見ての通り、葉身(ようしん)が切れ長で真っ直ぐな葉の形です。
葉だけを見ればまるっきり笹。
パッと見、笹百合の周りに笹が群生しているように勘違いしてしまうほど。
この“笹”に関して、Wikipediaで引いてみると、面白いことが載っていました。
タケ、ササ、バンブーは、イネ科タケ亜科の中でも、異なる種類なのだそうです。
今まで、笹は竹の葉のこと、竹は英語でバンブー…、と思っていたのですが、実際は茎の伸び方や、鞘の成長過程などに違いがあるのだということ。
そんな笹とは全く異なる種類の笹百合ですが、この清楚で可憐な花を見れば、その違いは一目瞭然です。

笹百合と蜘蛛

2009年06月23日 22時48分48秒 | 
奈良 桜井にある大神神社(おおみわじんじゃ)。
その境外摂社である率川神社(いさがわじんじゃ)で、先週の17日、三枝祭(さいくさまつり)が行われました。
このお祭りで奉納されるのが、笹百合。
自然の笹百合を多数入手するのが困難なことから、大神神社では境内にある「ささゆり園」で栽培をしています。
三枝祭が始まる前にということで、訪れたのは先々週のことでしたが、笹百合の花つきはちょうど見頃でした。
そのうちの一輪をよく観察していると、綺麗に螺旋形を描いた花びらの裏側に、小さな子供の蜘蛛がじっと身を潜めています。
自分の居場所を見つけたのでしょうか、すっかり居心地よさそうな様子で、まるで自分専用のソファに座るかのようにして寛いでいました。

矢田寺 あじさい園

2009年06月22日 22時05分22秒 | 
矢田寺の境内右手、あじさい園に足を踏み入れると、まさに紫陽花の森。
一斉に花開いた装飾花の色も、薄紫、黄色、白、水色、ピンク…と、多種多様。
土の状態で、花の色が決まるのが紫陽花の特徴ですから、土壌のpH値がそれだけ不均一でバラエティに富んでいるということでしょうか。
しかし、土壌の性質が、鮮やかな花の色彩で描きだされるというのは、面白い現象です。
分かったからといって、何か役に立つという訳ではありませんが、華やかな景色に囲まれれば、やっぱり無条件にうれしいのです。
紫陽花の森はまだ入り口。
この先、登り下りとまだまだ奥に続いてゆきます。
梅雨、雨上がりの日の散策にぜひともお勧めの矢田寺。
多少服が濡れても全然許せてしまうぐらい、見ごたえ充分のあじさい寺です。

カタツムリ

2009年06月21日 18時02分42秒 | 昆虫
6月といえば梅雨。
梅雨といえば紫陽花(あじさい)。
紫陽花といえばカタツムリです。
矢田寺のあじさい園でカタツムリを探してみると、そのどれもが生まれて間もない子供たち。
白っぽい右巻きの殻はまだ薄く、中がほんの少し透けて見えるほどです。
目一杯上に伸ばした触角の先には、確かにありました! 「眼」が。
この眼、光の明暗を感じる程度で、実はあまりモノを見ることができないのだそうです。(↓)
伸ばした眼の動きを見ていると、花や葉にあたる度に触角をシュゥッと引っ込めながらゆっくりと進んでいます。
それほど目の前にあるものも見えてないということ。
なんともアバウトでスローな暮らし。
少しは見習うべきなのかもしれません。
    ↓
かたつむりの体のつくり

やまあじさい 紅(くれない)

2009年06月20日 16時41分52秒 | 
やまあじさい 紅(くれない)。
昨日紹介した“墨田の花火”と同じく、奈良のあじさい寺として有名な、矢田寺にて撮影した紫陽花(あじさい)です。
境内にはなんと60種類もの紫陽花が、あちらこちらで色とりどりの花を咲かせています。
渦アジサイ、ガクアジサイなど種類も色も様々。
ヤマアジサイもいくつか見受けられますが、この“紅”も、そのうちのひとつ。
時が経つとともに、その紅色はさらに深みを増していきます。
ひとしずくの雨に濡れた、咲いたばかりの紅(くれない)の初々しい紅色に、ハッと目を奪われてしまいました。

墨田の花火 vol.2

2009年06月19日 23時05分09秒 | 
その可憐な姿を見て、誰もが振り返ってしまう紫陽花(あじさい)、“墨田の花火(すみだのはなび)”。
まるで夏の夜空に一斉に花開いたキラ星のような、薄桃色の装飾花(そうしょくか)。
真花(しんか)を中心に丸い輪につながった星達を見ていると、花火と言うよりは、ハワイで首にかけてくれる華やかなレイ(花輪)に見えてきました。
小さなレイの中には黄色や白のものまで散りばめられていて、淡いパステルトーンでかわいらしく彩られています。
梅雨時の曇天の下でしたが、「マハロ!」という声が聞こえてきそうなほど、華やいだ気持ちになりました。

OLYMPUS PEN E-P1 vol.3

2009年06月18日 22時57分23秒 | デジタルガジェット
プレミアム・ミニをうたうPEN E-P1は、金属の外装にとことんこだわっています。
上下のエンドキャップはアルミダイキャストの絞り成型。
ボディの胴巻きはステンレス。
四角いグリップは合成皮革の皮シボ押し。
見ているだけでも、その冷たい金属の塊感が伝わってきそうです。
生のメタルの感触を直に感じることができる一眼は、そう多くはありません。
一眼レフのエントリーモデルでは通常プラスティックボディを採用しているうえ、中級機以上に使われているマグネシウム合金も、チクソモールディング(射出成型)後の後処理として塗装が必須であることから、金属そのものを手に感じるとしたら、メタル特有の温度でしかありません。
触れるたびに伝わるメタルの感触と、見て満足する所有の喜びを与えてくれるデザインを実現するために、妥協することなく商品として完成させたオリンパスの、PEN E-P1にかける思いの深さを、今はっきりと感じることができます。

OLYMPUS PEN E-P1 vol.2

2009年06月17日 22時14分05秒 | デジタルガジェット
OLYMPUS PEN E-P1のセカンド・カラーは予想外のホワイト。
PEN Fしかり、OM-1しかり、これまでオリンパス・カメラのセカンド・カラーといえば、ブラックが定番でした。
光沢面を有した被写体に反射しても映り込みが少ないことや、戦場などで光を反射させないといった理由から(時を超えるカメラ:松本 賢 著より)、プロが使う道具としてのカメラに、これまで選択されてきたのがブラック。
そう考えると、カジュアルシックなホワイトをチョイスしたということは、オリンパスの考えるE-P1のターゲットユーザーが、これまでとは異なることが分かります。
気品あるクラシカルテイストをライフスタイルの中に持つ人たちへ、小さな本格一眼カメラを届けようという狙いが伝わってきます。
機能重視の重量級な道具感とは一線を画す、新鮮な試み。
先日発表された、ライカの「M8ホワイト」を彷彿させます。
ただし、こちらは定価88万2,000円ですが。
    ↓
ライカ、貼り革までもが白い「M8ホワイト」

OLYMPUS PEN E-P1

2009年06月16日 22時01分35秒 | デジタルガジェット
マイクロ一眼、遂に登場。
今、机の上に置いた愛機、PEN FTを横に見ながら、E-P1のその驚きのコンパクトさに感心させられています。
「PENのフィロソフィーを持ったカメラ」と明言していただけに、レンズ交換式であるPEN Fの持つ、端正な雰囲気を継承しているのであろうと推測していましたが、見事そのレガシーは引き継がれていました。
中でも最もPENな部分。
それは、なんといってもレンズの真上、軍艦部の造形です。
PEN Fシリーズの天面に見られる、ラインが複雑に交差する軍艦部の絞り加工の造形を、エレガントに洗練させたこのフォルム。
PENシリーズの設計主幹エンジニア、米谷美久氏に敬意を表して、「米谷ライン」と呼んでいるそうです。(デジカメWatch 6/16より)
お気に入りのペンのように愛着の湧く、新しいデジタル世代のPEN。
発売は7月3日です。

My favorite PEN vol.4

2009年06月15日 20時40分48秒 | GOO MONO クラシック
オリンパス PEN FTの魅力は、なんといってもレンズ交換ができるところにあります。
ハーフサイズ用の交換用レンズ群といえば、PEN Fシリーズの前にも後ろにもひとつとして存在しません。
Fのためだけに作られた、全18種類のFマウントレンズの沼に、もしもはまってしまったら、大変なことになってしまいます。
40年も前に製造されたシリーズですから、その数も少なく、カビ、くもり、コーティングのはがれ等の少ない程度の良い玉は極希少。
僕も一時期、毎日のようにオークションを眺めていましたが、H.Zuiko S 1:1.2/42mmや、F Zuiko T 1:2.0/70mmなどの名レンズは、あっという間に値が上がってしまいます。
今ではすっかり諦めて、標準レンズ一本で撮影を楽しんでいます。
さて、明日オリンパスから発表されるNew PEN。
おそらく、マイクロフォーサーズ規格の新レンズも同時にリリースされると思いますが、このFシリーズと同様、小さな本格を感じさせる次の“F”のオーラを、存分に感じさせてほしいと願います。