GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

BMW 3-Series 2012

2012年01月31日 22時15分16秒 | 

7年ぶりのフルモデルチェンジ。

現行の3シリーズ、もうそんなに経つんだ…、とやや意外に感じます。

伝統のキドニーグリルに鋭い眼光。

紛れもなく見慣れたBMWの顔なのですが、しかしどこか新しい。

今度の328iの顔をよく見れば、ブランドアイデンティティでもあるキドニーグリルの片側が、バイキセノン ヘッドライトと有機的に繋がっています。

ブランド・アイコンと融合した新しい“眼”が、今後のBMWデザインのトレンドになるのかもしれません。

今年の秋にはハイブリッドモデルの投入も予定されている新たな3シリーズ。

低燃費全盛の今の時代に生まれた、これからのBMWです。

SONY Syber-shot DSC-TX300V

2012年01月30日 21時45分55秒 | デジタルガジェット

2月9日、パシフィコ横浜で開催される、カメラと映像機器のイベント「CP+」を前に、カメラメーカー各社から新機種の発表が次々と始まります。

SONYからは、Syber-shot DSC-TX300Vが登場。

Tシリーズの伝統であった、スライドカバーが消え失せた一枚ガラスの外観デザインは、インパクト十分。

裏面にハーフミラー蒸着を施した強化ガラスで前面を覆う端正なブラックフェイスは、シンプルながらも存在感があります。

注目は2つのワイヤレス。

無線LAN搭載により、スマホ/PCなどへ、撮った写真をその場で転送。

そして、ソニーが提唱するTransferJetも搭載。付属のマルチステーションの上に置くだけで充電を開始。

この2つのワイヤレスさえあれば、充電のたび、写真転送のたびに、わざわざ本体のバッテリーカバーを開く必要は、もうなくなるのかもしれません。

ネクスト・スマホでは標準機能となりそうな、こうした非接触充電は、一度使えばもう戻れない便利機能であること間違いありません。

スペイン コンスエグラの風車 Vol.2

2012年01月29日 17時47分41秒 | トラベルフォト

アラビア語で「乾いた土地」を意味するラ・マンチャ。

ここ、コンスエグラの風車が並ぶ丘陵の大地を見れば、確かにと頷くことができます。

岩と赤土がむき出しの乾いた大地の上に建つ風車の横にしばらくいると、小さな雨粒と共に吹きすさぶスペインの風が全身を駆け抜けていきます。

今では観光用となったコンスエグラの風車群は、大きく強い風の中でもその羽を回すことはありませんが、太い色鉛筆のてっぺんにトンボの羽を取り付けているかのような、昔ながらの質素な造りの佇まいは、この乾いた大地に相応しい素敵なアクセント。

この頂から見るラ・マンチャの風景は実に壮大で、見渡して目に入るのは、大地とオリーブと空と雲。

陽気なスペインの、もうひとつの表情です。

スペイン コンスエグラの風車

2012年01月28日 16時06分00秒 | トラベルフォト

マドリッドの南、ラ・マンチャ地方といえばセルバンテスの「ドン・キホーテ」の舞台。

一度も読んだことがないのに、その内容を誰もが知っている本の代表格でしょうか。

主人公ドン・キホーテが、その姿を邪悪な巨人と思い込み、突撃をしたというのがラ・マンチャの風車。

正確には、舞台となった風車はここコンスエグラから約50㎞離れたカンポ・デ・クリプターナの風車ということですが、そこよりも風車の数が多く、古城と共に建っているというもうひとつの風車群がこちら。

全部で9基の風車が、起伏のある山の稜線に沿って立ち並ぶ姿はとても印象深い風景。

バスの窓越しに遠くから眺めた時から胸が高まっていました。

この日は生憎厚い雲が垂れ込めた雨まじりの天気。

そんな色の無い背景でも、風車の佇む憂いのある風景は、しっかりと僕の記憶に刻まれました。

丸ビル スナップ Vol.2

2012年01月27日 23時43分26秒 | トラベルフォト

丸ビルを出て、ぶらりと外を歩いていると、早朝の斜光がビルのガラス越しに長い影を落としていました。

無色透明のように見えていたロビーのガラスでしたが、光を通して見えたグリーンの色彩で、ソーダガラスであったことが分かりました。

ガラス板が重なれば重なるほどグリーンの光が濃密になり、モダンなステンドグラスを思わせる印象的な陰影を道路に投影しています。

予期せず出会った思いがけなく美しいシーンにたまたま気付いた僕だけ、なんだか得をしたうれしい気分。

偶然が生んだ光の創作は、僕の心をしっかりと捉えたのでした。

おん祭 女官の列

2012年01月25日 22時10分05秒 | トラベルフォト

昨年12月に行われた、奈良の伝統行事 おん祭からのワンショット。

お渡り式(おわたりしき)での時代行列の中に、とっても風情のある衣装で登場する、女官の列があります。

鮮やかな紅色に染められた着物を纏(まと)い、流れるような形の編み笠を目深に被った女官達が、真っ直ぐに一列に並んで静かに歩みを進める姿は、本当にしとやか。

編み笠からぐるりと垂れ下がる白く透ける布は、日除けのためなのか、害虫除けなのかは分かりませんが、微かに透けて見える着物のシルエットの印象がとても美しいのです。

柄、色の合わせ、様々な小物の意匠、それらを組み合わせてみせるデザインのトータルバランス。

日本の伝統衣装の奥深さを、改めて感じさせられました。

大橋トリオ 「R」

2012年01月24日 22時36分18秒 | 音楽

続いての紹介は、もちろん「R」

ちなみに今回の二枚のアルバム名「L」と「R」は左と右の意味ではなく、愛(LOVE)と誠(REAL)の頭文字。

日本語のタイトルをそのままつけたら、どこか気恥ずかしい感じになってしまいますが、アルファベット一文字になると、どこか暗号めいていて意味深。

彼の奏でるやさしいピアノの調べから始まる本アルバム“R”では、シンガーソングライター 秦 基博(はたもとひろ)フィーチャーの「モンスター」が、話題の一曲として収められています。

「L」におけるゲストだったボニー・ピンクといい、コラボするアーティストの組み合わせも大橋トリオらしいセレクション。

朝の空気のような、夕日の陰影のような、あの独特の世界観に新鮮なスパイスを加えています。

視線をまっすぐに、しっかりと足を前へと踏み出せる気持ちにさせる素敵なアルバムです。

大橋トリオ 「L」

2012年01月23日 22時02分52秒 | 音楽

大橋トリオが昨年末リリースした新作は、二枚の同時発売。

そのうちの一つがこの「L」。

世界最大のUFOキャッチャーで、巨大なクマのぬいぐるみ「ラクマ」をみごとゲットする、なんともハッピーなトヨタ ラクティスのCMのBGMに起用された“Bing Bang”を含む、全10曲で構成された大橋ワールド。

日常のありふれた小さな幸せを、清々(すがすが)しくキラキラと音楽で表現することができる大橋好規(おおはし よしのり)は、希望の少なくなった現代におけるひとつの希望。

その音楽が、ただそこにあるだけで心がニュートラルに変わっていく。

そんな大橋トリオの肩書について考えてみると、ミュージシャンという職業というよりは、音楽家という表現がぴったりの稀有な存在なのです。

丸ビル スナップ

2012年01月22日 10時10分43秒 | トラベルフォト

東京駅 丸の内中央口から地下道を通って丸ビルへ向かう時、いつも目にする丸ビルのライトアップサイン。

博報堂プロデュースで作成された三連Mのロゴマークは、「ビジネス」「ライフスタイル」「カルチャー」の3要素を象徴したもの。

印象的でモダンな、東京らしいロゴを写真に収めようと、NEX-5を手に露出を変えて何枚か撮影している中、シンプルで上質な服をさりげなく着こなした人たちが、次々に目の前を行き交っていきます。

そんなスナップ撮影の中の一枚がこれ。

都会の冬の街にはピッタリな、真っ白なダッフルコートの小脇に抱えた、鮮やかなピンク&シルバーのバッグがとてもファッショナブル。

颯爽と歩く心の内と視線の先を、サインボードの矢印が暗示しているよう。

洗練された人工の空間にも、季節はあるのです。

OLYMPUS New OM-2

2012年01月21日 23時14分39秒 | GOO MONO クラシック

僕が学生の頃、バイト代をつぎ込んで購入した初めての一眼レフ、OLYMPUS New OM-2。

1980年の当時を振り返ると、玄人向けで硬派なNikon F2、先進的で憧れのCanon AE-1がありました。

どれもが素晴らしい名機の気品を漂わせていましたが、その中にあってなぜか、このスレンダーでコンパクトなOM-2がとてもキラキラして見えたのです。

もう間もなく、この美しいとんがり帽子が復活するのかもしれません。

OM-D5と噂されるフォーサーズ・ミラーレスの新型機の発表が、刻一刻と近づきつつあると、43rumorsでスクープされてから、かつての多くのOMユーザーが色めきたっています。

上記サイトからのリーク画像(写真下)によれば、レリーズボタン周辺のワンカットから見ても、OMのフォルムを忠実に再現していることが分かります。

もちろんデジタル世代のOM機として、しっかりモダナイズしてデザインされているはずなので、思い入れのある僕にとっては、その全容が明らかにされる正式発表まで、いてもたってもいられない時間が続きそうです。

Samsung SB750V

2012年01月19日 23時23分40秒 | デジタルガジェット

ゆるやかにラウンドした板。

その一枚がめくれるように立ち上がった形で構成された、ユニークな液晶ディスプレイ。

こちらもサムソンの24インチモニターです。

スマートフォンとケーブルを繋げば、充電しながら端末内の音楽や映像を視聴可能。

大きな画面にスマホ連携。それでいて予想実売価格は24,800円というのは安い!

有機的なフォルムは、好き嫌いの分かれるところですが、さすがはサムソン。コストパフォーマンスの高さは想像を超えています。

この特徴的なデザインに合うぴったりとインテリアというと、なかなか想像つきませんが、アシンメトリーな片持ち構造の独創的なフォルムのデザインを、思い切って市販化させた企業のスタンスには、敬服してしまいます。

Samsung SB970

2012年01月18日 23時09分19秒 | デジタルガジェット

日本市場に向けては未定ですが、CES 2012で発表されたサムソンの高品位液晶ディスプレイ、SB970。

27インチの大型サイズに2560×1440ドットの高精細PLSパネルを採用したハイエンドモデルです。

会社で使用するPC用の液晶ディスプレイといえば、かつてはシャープ、NEC、三菱といった日本メーカーが標準でしたが、いつの間にかDELL、HP、サムソンといった海外勢の製品へと切り替わり、今ではすっかりそれが当たり前。

1199ドルという価格設定は、驚異的な低価格が普通の状態となった液晶ディスプレイ群の中にあって、かなりプレミアムな値付け。

しかし、前面一面ガラスに、背面のアルミ+ステン仕上げの高品位な作りからすると、納得プライス。

かつてはどこか頼りなく見えていたものですが、気がつくと、前面/背面にプリントされた“SAMSUNG”のロゴがしっかりと、そして堂々として見えるようになった自分がいるのです。

吉祥草寺(きっしょうそうじ) 茅原(ちはら)の大とんど Vol.3

2012年01月17日 22時52分36秒 | トラベルフォト

この燃え方ってヤバいですよね…。

業火に包まれた大松明は、猛り狂う炎で崩れ落ちる寸前。

逆円錐形の松明の形を保たせていた周囲の竹は、急激に高温に熱せられて、節の中に閉じ込められていた空気が急激に膨張。

バンッ!バンッ!と大きな破裂音を繰り返し、骨組みが綻(ほころ)び始めると、内側から火にまみれた藁が崩れ落ち、大きな炎が上がります。

警察と消防のマイクが、「松明の崩れる方向によっては予期せぬことが起こり危険です!もう少し離れてください!」と観客に呼びかけています。

その呼びかけの前から、燃え上がる炎の熱気で、観客の環がすでに後退していましたが、それにしても…。

周囲の酸素を糧にして燃え上がる炎というのは、見ての通り、巨大なエネルギーそのもの。

誰にも止めることの出来ない自然の強力な力を前に、人はただ立ち尽くし、そのエネルギーを受け止めながら、じっと眺めることしかできないのです。

吉祥草寺(きっしょうそうじ) 茅原(ちはら)の大とんど Vol.2

2012年01月16日 21時49分01秒 | トラベルフォト

本堂の灯明から火を移した小松明を手に、先祖より受け継がれた地元の火付け役の方が現れました。

本堂前に鎮座する雌雄一対の大松明、まずは写真向かって左側 雄の大松明から。

今年の恵方、北北西の方角より火を入れると、乾いた藁がメラメラと燃え上がり始め、徐々に炎が大きくなっていきます。

その間に雌の方へ。

同じく恵方から火を入れ、しばらくすると二つの大松明はこのような大きな炎を吐き出し始めます。

巨大な炎が放つ熱気は境内に広がり、やがて手を前にかざさないと熱くていられないほどに。

想像を超えるスケールの大きな火祭りにすっかり興奮してしまったのですが、本当のクライマックスを迎えるのは、実はこの後なのです。

さて、その炎のクライマックスとは…。

吉祥草寺(きっしょうそうじ) 茅原(ちはら)の大とんど

2012年01月15日 09時52分26秒 | トラベルフォト

昨日1月14日は、奈良 吉祥草寺(きっしょうそうじ)で毎年行われる伝統行事「茅原(ちはら)の大とんど」がとり行われる日。

いつかは行ってみたいと思っていましたが、今年は運よく土曜日。

午後8時からの法要とのことでしたが、少し早めに到着しました。

境内へと向かうと同時に、度肝を抜かれました。

本堂前にどでんと鎮座する雌雄一対の大松明(たいまつ)。

藁(わら)と竹で組み、野太い縄で締め上げられた、大きく見上げるほどの高さになったこの大松明は、もちろん人の手だけではなかなか仕上がりません。

クレーンを使って組み上げられたその巨体は、炎がつく前から迫力満点。

人々の無病息災を祈願し、1300年前から続くという伝統の行事。

歴史の宝庫、奈良の懐はまだまだ深い。

明日は、この大松明に火が入った驚異の大とんど、迫力の写真と共にご紹介します。