GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

黄花コスモスとアゲハチョウ

2014年07月29日 21時48分10秒 | 昆虫

藤原京跡の駐車場へと向かうと、道路の左手一面が黄色い色彩で埋め尽くされています。

駐車場に車を留め、驚きの声と共に黄花コスモスの花畑へ向かいました。

燦々と照りつける日差しに目を細めながら花畑の中へ。

視界いっぱいに広がった黄色に圧倒されながらも、やがて目が慣れてしばらくすると、所々にひらひらと舞う生き物がいます。

アゲハチョウです。

花から花へ、せわしなく舞いながら黄花コスモスの蜜を、一生懸命吸っています。

こんなに小さな体で、その何倍もの大きさを持った羽を動かしているのだから、せっかく吸った蜜のエネルギーも、あっという間に消耗してしまうだろうに。

と思う間もなく、アゲハは次の花へ…。

カワトンボ

2012年07月03日 22時30分44秒 | 昆虫

奈良のあじさい寺、矢田寺にあじさいを見に行った時の事。

境内にあるあじさい園へと向かい、様々な色彩のあじさいの花をかきわけて奥へと進んでいくと、遊歩道の脇に小さなせせらぎが見えてきました。

前の晩に降った雨のせいでしょうか、普段より少し水量が多く、やや足元もぬかるんでいた為、視線を落としながら進んでいると、ふと目の前の葉の上にカワトンボが止まっているのに気が付きました。

思えばこんなに間近でゆっくり眺めるのは初めてでしたが、シャッターを押している間もおとなしくじっとしてくれていました。

透明な羽を真っ直ぐに折り畳み、とてもスリムな体形で、随分スマートなトンボなんだなと、ファインダー越しに感心していまいた。

カタツムリの赤ちゃん Vol.2

2010年07月10日 17時54分50秒 | 昆虫

再び、奈良のあじさい寺 矢田寺から、カタツムリの赤ちゃんです。

この全長7㎜ほどの小さな存在に気が付くまで、カタツムリの一生に思いを馳せるということなど、考えたこともなかったのですが、私たちが自然の中でふと目にするカタツムリの大きさになるまでには、こんなにあどけない姿もあったのです。

透き通るような貝殻を背負って、いかにも生まれたてという雰囲気ですが、ピンと突き出た目だけは大人並みの存在感。

カタツムリ(片つぶり)の名の通り、前方の枝や葉に触れると、片方づつすうっと目が引っ込むところも大人と同じ。

懸命に生きる小さな姿に、見ている僕自身の気持ちを乗せて眺めていました。

カタツムリの赤ちゃん

2010年06月27日 17時52分26秒 | 昆虫

葉っぱが巨大な訳ではありません。

雨に濡れた紫陽花(アジサイ)の葉の大きさは7~8センチほど。
ということはつまり、赤ちゃんカタツムリの貝殻は約5ミリといったところでしょうか。

先週、紫陽花の写真に、偶然赤ちゃんカタツムリが写っていたことで、初めてその小さな存在に気が付き、今日は狙って探そう!とアジサイ園の中を、目を皿にして歩きまわりました。

あまりに小さな体すぎて、なかなか目に留まらなかったのですが、藪蚊の攻撃と格闘しながら30分。ようやく見つけ出しました。

意外な早さで進むカタツムリの可愛らしい姿はとても健気で、必死になって探した甲斐がありました。

長雨が続く鬱陶しいこの時期の、小さなご褒美でした。

黒揚羽(クロアゲハ)と彼岸花

2009年10月01日 23時34分54秒 | 昆虫
明日香の古刹、聖徳太子建立七大寺の1つである橘寺(たちばなでら)。
たくさんの芙蓉の花が出迎えてくれる華やかな境内に足を踏み入れると、咲いていたのは芙蓉だけではありませんでした。
本堂と観音堂の間にある植え込みに、白い彼岸花が半円形に列をなして咲いていました。
芙蓉と彼岸花の、それぞれ異なる白い花弁を見比べていると、その中に突然黒い羽がひらひらと飛びこんできました。
黒の羽の奥に深く輝くブルーグリーンを仕込ませながら、ポイントカラーに赤やオレンジを差し色としている黒揚羽(クロアゲハ)。
吸収管(きゅうしゅうかん:ストロー状に伸びた口)を伸ばして蜜を吸う胴体部分だけを見れば、大きな蚊にしか見えませんが、この美しいビロードのような質感を持った大きな羽は、その存在だけで、とても高貴な雰囲気を醸し出しています。

カタツムリ

2009年06月21日 18時02分42秒 | 昆虫
6月といえば梅雨。
梅雨といえば紫陽花(あじさい)。
紫陽花といえばカタツムリです。
矢田寺のあじさい園でカタツムリを探してみると、そのどれもが生まれて間もない子供たち。
白っぽい右巻きの殻はまだ薄く、中がほんの少し透けて見えるほどです。
目一杯上に伸ばした触角の先には、確かにありました! 「眼」が。
この眼、光の明暗を感じる程度で、実はあまりモノを見ることができないのだそうです。(↓)
伸ばした眼の動きを見ていると、花や葉にあたる度に触角をシュゥッと引っ込めながらゆっくりと進んでいます。
それほど目の前にあるものも見えてないということ。
なんともアバウトでスローな暮らし。
少しは見習うべきなのかもしれません。
    ↓
かたつむりの体のつくり

ナナホシテントウ

2009年05月22日 21時51分13秒 | 昆虫
よく晴れた週末、日本最古の道 山の辺の道を散歩していた時のこと、念仏寺の近くの道端に生い茂る雑草をふと見ると、それはそれは驚くほど沢山のテントウムシが、忙しなく葉の上を歩きまわっていました。
どのテントウムシも餌を捕るのに夢中で、葉の上から下までひっきりなしに行ったり来たり。
ひとつの枝にたかっていた餌をあらかた食べ終わると、その七つ星の固い鞘翅(さやばね)をやおら開いて、次の枝へとひとっ飛び。
ちょこちょこと慌ただしく動き回る様子を、ファインダー越しに必死で追いかけましたが、予想のつかない素早い動きを収めるのは至難の業。
すると、いきなりピタリ、と動きを止めたので、「これは飛ぶゾ!」と連写モードでシャッターを切ったのですが、撮れたのはパカっと鞘翅が開きかけたこの一瞬だけ。
アッと思う間もなく、オレンジ色の七つ星は、次の枝へと消えていきました。

蝶蜻蛉(チョウトンボ)

2008年09月14日 16時00分32秒 | 昆虫
蝶蜻蛉(チョウトンボ)。
蝶(チョウ)?蜻蛉(トンボ)?
もちろん蜻蛉です。
近くにある古墳の濠で見かけました。
モルフォチョウのようにあざやかなサファイア・ブルーの小さな翅(はね)が、濠に浮かんだ睡蓮の間をひらひらと飛んでいるのに気が付き、よく目を凝らして見てみると、小型のトンボでした。
こんなにきれいなトンボがいるんだ、と思って名前も知らずにシャッターを押して、家に帰って調べると、この名前。
その云われは、きれいな翅の色からではなく、ひらひらと飛ぶ様子が蝶に似ていることから来ているそうですが、光の干渉で人を惑わすような美しいブルー。
自然の作る色彩は実にきれいです。
    ↓
モルフォチョウ - Wikipedia

コシアキトンボ

2008年08月22日 23時35分46秒 | 昆虫
自宅に程近い水上公園をぶらぶらしていると、いつの間にか数多くのトンボたちが、水面上を静かに飛び回っていました。
写真はコシアキトンボ。
小さい頃からこの姿を見て、これがシオカラトンボだとずっと勘違いしていましたが、この腰の部分が白く抜けて見える独特の配色。その名の通りコシアキトンボなのです。
この見事にまで明快な白と黒のモノトーンは、キレがよく気持ちいい。
ヤンマなどと比べて随分と小ぶりな体にも関わらず、大胆な明度差のおかげでその存在感を十二分に発揮しています。
今ではこうしたトンボは写真に撮りますが、子供の頃は指でぐるぐる渦巻きをして、たくさんのトンボを捕ったものです。
夏休み、虫網と虫籠を手に自転車で飛び出していく子供達をあまり見かけなくなりました。

黒揚羽(クロアゲハ)

2008年07月27日 22時57分21秒 | 昆虫
今年は梅雨があったんだろうか、と思うほど暑い日が連日のように続いています。
うだるような熱気の中、少々いやいやながら公園にふらりと出掛けると、見事に咲いたムクゲの群生に出会いました。
肌を刺すような強烈な日差しによく映える、華やかな花たちを機嫌良く撮影していると、突然ファインダーの中に黒い影が飛び込んできました。
慌ててシャッターを何枚か立て続けに切ったあと改めて確認すると、蜜を求めてやってきたクロアゲハ。
忙しない動きを見せる揚羽蝶を写真に捕らえるのは、結構難しいのですが、今回は向こうからファインダーに収まってくれました。
しかし、慌てていたせいで、シャッタースピードやピント位置の微調整はまだまだ。
自由にならない昆虫の撮影は、だからこそ面白いのかもしれません。

かたつむり

2008年06月26日 23時02分29秒 | 昆虫
6月、梅雨といえば長雨。雨といえば、かたつむり。
この日も朝方小雨が降り、紫陽花の葉の上にはかたつむりが出てきていました。
その生態を調べてみると、なんと、かたつむりは雌雄同体。
つまりミミズ等と同じく、1個体のみで生殖活動を行い、自己生殖するのです。
今まで全く知らなかったのですが、こうしてみると軟体系の動物には多い傾向なのかも。
しかし、ミミズもナメクジもあまり好かれるイメージがありませんが、巻き貝を背負っているだけで、愛すべき存在になっているのはなぜなのでしょう。
愛嬌豊かなかたつむりに向かっては、塩を振りかけたりはしないものです。

蜘蛛と紫陽花(あじさい)

2008年06月14日 22時49分22秒 | 昆虫
広い公園内をゆっくりと探索していると、「アジサイ園」の看板が。
思いがけない発見に気持ちを弾ませながら、そちらへ向かうと、驚くほど沢山の紫陽花。
淡い青色に染まった紫陽花に囲まれながら、あちこちにカメラを向けていると、そのうちの一花に、小さな蜘蛛が下がっているのに気付きました。
可憐な紫陽花の美しさに惹かれて来た訳ではないのでしょうけれども、この二対の絵が目に焼き付き、夢中でシャッターを切りました。
普段は気付かないようなマクロな世界でも、生き物達はそれぞれ一生懸命に生きています。

蝶と薊(あざみ)

2008年06月13日 22時45分12秒 | 昆虫
先週の休日、近くの公園にピクニックに出掛けると、芝生のそこかしこに紋白蝶が飛んでいました。
二輪だけ鮮やかに咲いていた薊(あざみ)に目をやると、やはりそこにも一頭。
必死に蜜を吸っている真っ白な蝶と薄紫色に咲く薊(あざみの姿は、まさにフォトジェニック。
EOS 40D、秒速6.5枚の連写機能を生かして撮った中のベストショットです。
ところで、蝶と蛾。この違いについてよく言われているのが、その羽を休めた姿。
蝶の場合は、写真のように畳んで止まり、蛾は開いて止まる。(例外はあるようですが)
その他、昼飛ぶのは蝶で、夜飛ぶのが蛾であるとか、飛び方そのものが違うとか。
いずれの場合にしても、蝶のほうが優雅に見られるのは、世の常のようです。