昨日に続いて、CONTAX(コンタックス) T2で撮影した、奈良の風景をもうひとつ。
白毫寺(びゃくごうじ)の石仏です。
参道を埋め尽くす萩の花や、奈良の三名椿「五色椿」で有名な古刹、白毫寺。
山門までしばらく続く長い石段を登り、境内をゆっくりと散策していると、本堂の向かって右横にある多宝塔の奥から、石仏の道が続いているのを目にしました。
細い小道の脇には、小さな石仏がそこかしこにあり、あるところはバラバラに、あるところは規則正しく配置されています。
道の終わりには五輪塔があり、その近くにあったのがこの石仏。
周囲を覆う苔に加え、まるで緑青(ろくしょう)のようにも見える薄緑色の被膜で、天然の化粧を施されたとても印象的なお地蔵さま。
カール・ツァイスのT*(ティースター)は、その色を、実に美しく再現してくれました。