デジタル・オーディオ・プレーヤーをワンランク上のものに換えると、次はその
音質に見合うイヤホン/ヘッドホンに換えてみたくなってきます。そして次は
ポタアン(ポータブルアンプ)やケーブル、遂にはオーダーメードのカスタム
イヤホンへ…。金額に上限のない底なし沼へとまっしぐら!XBA-A2で高音質体験
をしてしまうと、こうしたパーツカスタムの世界へと夢が広がっていきそうですが、
ちょっと待った!その前に試してほしいことがあるのです!
まず初めに、XBA-A2に付属されているシリコンフォームイヤーピースを試して
みてください!パッケージに同梱の別箱に入っているサイズ別イヤーピースの中で、
内側に赤い発泡シリコンが充填されているのがそれ(写真下)。レギュラーの
ハイブリッドイヤーピースから変えてみると、その音質が激変!これが同じ
イヤホンの音?と驚くほどの大きな変化です。
装着時に最も大切なことがサイズです。これが自分の耳に合っていないと、低音部
が抜けてスカスカしたチープな音になってしまいます。また、サイズが大きすぎる
と耳の穴が痛くなり長時間使用はできません。自分の耳にしっかりと合う適正サイズ
を選び、ギュッと奥まで耳穴に押し込んでください。最初はその硬さに抵抗感が
ありますが、しばらくすると慣れてきます。その上でプレイボタンを押してください。
音の世界観の違いにきっと驚くはずです。
①レギュラーのハイブリッドイヤーピースの音は、思いの外ビートが効いた派手な
印象。Jポップもバラードもこなす”上品な”ドンシャリ系。BAによる繊細な音表現も
併せ持つ、欲張りな音です。
②一方、シリコンフォームイヤーピースの場合、低音域のビート感と音圧が消えて
しまいますが、代わりに中域から低域にかけて残っていた音の雑味がなくなり、
全体が晴れ渡るよう。第一印象では低音の迫力不足で、全体的に物足りない印象が
先に立つのですが、よく聴き込んでいくと、音の上質さのレベルは一段上。
エンジニアの狙いはこちらだったのか、と思わせる音なのです。
何よりもまず、イヤーピースを変えるだけでこんなにも音が変わることに驚き!
音は個人の好みがはっきりと現れるので、この2種類の音が使い分けられるという
ことは、嬉しい機能です。
XBA-A2だけでなく、他のイヤホンも聴いてみたいな…と思う前に、
是非一度お試しを!
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